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ギリシャ④〜なんとなくサントリーニ島〜

メテオラからアテネに戻ると一息入れる間もなくアテネ空港へ直行し、サントリーニ島に向かった。


空港からサントリーニ島へ

メテオラから電車でアテネに帰ってくると時刻は夜の10時を回っていた。

すぐにホステルの荷物をピックアップし、休む間もなく電車でアテネ空港へ。

飛行機の出発時間は約5時間後だ。

それまで空港のベンチで待つことに。

ひとりでベンチに座っていると向かいの席に2組の陽気なおばちゃんが座った。

彼女たちはもうサントリーニ島に行った後らしく、サントリーニの情報をあれこれ話してくれた。

明るく陽気なおばさんは「あなたはこれから島に行くから写真を見ちゃダメ」と口々に言っていたのだが、そうもいかなかった。

おばさんは、話が盛り上がると写真を見せたくなってしまい、結局、旅の思い出と写真をフルコースで披露してくれた。

夜もさらに深まり、会話がひと段落したところで少し眠ることにした。

おばさんたちに見守られながら寝る安心感。

まあ、ベンチなので全然寝れなかった。

サントリーニ島とは?

イメージはこれ

サントリーニ島は、エーゲ海に浮かぶ島のひとつでアテネの南東に位置している。

飛行機だとアテネから1時間もかからず、気軽に行けるところが嬉しい。

主な観光地として有名なのは、島の中心部にある「フィラ」と北側にある「イア」。

お高いリゾート、美しい夕焼け、青い屋根が印象的なブルードームなどテレビや雑誌で取り上げられる場所が盛りだくさんだ。

かくゆう私もそういう風景とまったりとしたバカンス気分を求めてやってきた。

バスで縦横無尽にかける

午前8時前、サントリーニ島に到着するとバスで予約したホテルに向かう。

ホテルは、フィラの近くで前庭にはプールがあり、部屋も広々としていた。

チェックインまでは時間があったため、荷物を預けて街に繰り出すことに。

島の移動手段は、主にバスまたはタクシーだ。

中心地のフィラから主要な観光スポットへのバスが出ているので、それを利用すればどこでも自由に行くことができる。

ただし、カードやキャッシュレス決済はできないし、みんな使うからすごく混む。

お財布に小銭を切らさないように注意すべし。

観光の要所フィラ

大きな繁華街があり、レストランやお土産屋さん、高級ブランド店など多種多様なものが揃っている。

真っ白な外壁に包まれた建物が並ぶ街は、散策しているだけでも楽しい。

ここでは、当て所なく街を歩いて写真を撮っていた。

レストランがたくさん
斜面にホテルもたくさん
外にお風呂もついている
セント・ジョン・バプテスト主教座聖堂
よくわからないけどお気に入りの一枚
謎の模様がある階段

青と白の街イア

ブルードームと白い建物群、夕陽の鑑賞スポットとして有名。

パナギア教会

青と白のコントラストが素晴らしいが、後々写真を見返してみると街全体としては青と白ばかりではない印象だった。

思ったよりいろんな色してる

個人的には、落ち着いた街の雰囲気と迷路のような路地を進む楽しさ、ふとした瞬間に出会う思いがけない景色が魅力的だった気がする。

cmで見たのはこんな感じだった

フィラの夕焼け

ほんのりオレンジに染まる街

イアの夕陽が素晴らしいと言っているのにフィラの夕陽とは。

その日は風が強く、なんとなく霞がかっていたこともあり、フィラの展望台で肌寒さを感じながら夕陽を鑑賞。

ベンチでぼぉ〜としながら夕陽を眺めていると、こうしていろんな国を旅してゆったりと夕陽をみる時間など思うがままに時を過ごせている贅沢さを改めて感じた。

あとがき

この辺りまで来ると季節が5月下旬ということもあり、ものすごく暑い。

さらに日差しもキツくなる。

サントリーニ島の白い建物の外壁に触ってみるとひんやりして気持ちいい。

どうやらそういう機能があるようで、見た目だけじゃないと少し感心した。

白は光を跳ね返す

普段からメガネを着用しているので、サングラスを持っていないのは結構痛い。

今更感はあったが、フィラに立ち並ぶお店でサングラスを物色。

優しそうな店員さんと一緒にメガネのままつけれるものを探し、スイス製だといういいお値段のサングラスを買った。

これは今後のスペイン、モロッコで大いに役立つことになる。

サントリーニ島は、美しくて、過ごしやすくて、良い場所だった。

ひとつ言うなれば、おすすめの写真スポットなるものが各所に点在していて、その場所で写真を撮らされている感が否めなかった。

旅の醍醐味は、

ぷらぷら歩いて、

なんとなく何かに出会って、

なんとなく写真を撮って、

なんとなく去っていく、

「なんとなく」というところにあるのかな、と思う。




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