素直な私のはなし その7 〜 自然体でいられる人に出会いました
ちょうど3週間ほど前、髪を切りました。婚活を始めた時、髪を短くすることは NGとカウセラーさんからアドバイスをもらい、肩よりも長い状態をキープするようになっていました。
小学生以降、ほとんど髪を長くしたことがなかった私。婚活を始めるつもりはなかったけれど、ひょんなことから髪を伸ばし始めていました。
そして結婚相談所に入会、婚活に突入。
その後はカウンセラーさんのアドバイス通りに髪を伸ばし、お見合いやデートの時は髪を巻いたりして、女性らしさを作り込んでいました。
今通っている美容室は、相談所に勧められた美容室。担当の方は婚活していることも当然知っていて、恋愛の状況(活動状況)も気楽に話ができます。
5月に美容室に行った時に、アプリで知り合った二人のことを話していたし、相談所を休会するとも話していたので、6月中旬、私が髪を少し短めにしたいと話すととても喜んでくれました。
なぜなら、担当の彼は婚活が終わったら髪を短くしましょうと勧めてくれていたのです。長い髪よりも、きっと私らしく似合うからと。
「肩に掛かるくらい(その時の長さより10センチくらい)に切りたい」と彼に告げると、
「そんな中途半端な感じじゃなくて、もっと切ったらいいよ。絶対に似合う。僕は失敗しないから任せて!」と大張り切りです。
次の日は土曜日。Gくんと朝から車でちょっと遠くまでお出かけする約束をしていて、髪型が変わったら驚かせてしまいそうと心配になりました。
いや、もっと言ったら、がっかりさせてしまうのではないか、髪の長い私のことが好きなんじゃないかな、そんなことすら思ったのです。
それに、もしGくんとうまくいかなくて相談所に復帰する時は、短い髪だと男性ウケしないし......と頭をよぎったのでした。
でも、その時一瞬、鏡の中の私を見つめて思いました。
容姿、髪型を整えるのは誰のためなんだろう……。
私以外の誰のためでもない。まずは私が満足していなくちゃ。私が好きにしたらいいんだ。
この半年、男の人の目を意識してずっと整えてきました。もちろん、そのことで今までと違う自分の側面を見ることができたし、発見することも沢山ありました。
そして改めて自分を見つめると「長い髪じゃなくちゃダメなんだ」と思い込んでいる状態がとても不自然な感じがしたのです。
髪にハサミをいれている彼に言いました。
「ねえ、どうして髪の長い女の人の方が男性ウケするの?」
彼は一瞬手を止め、鏡越しに私を見て言いました。
「それには明確に理由があるけれど、そんなこと、もう考えなくてもいいし。一般論だから、今のSHUKOさんには当てはまらないよ」
私はそれ以上聞くのをやめました。男性にウケる理由なんて、これから先、意識する必要もないと思ったから。
私は、私が好きなように、自分の美意識の中で生きていけばいいんだと。
彼にお任せしていたら、出来上がりはかなりさっぱりした感じになっていました。(noteのアイコンの中の私くらいの長さかな)
以前も短くしていたので姿としては新鮮味はないけれど、明らかに私の意識は以前とは違うものでした。
今までよりもずっと自分の目指す姿、容姿ということだけでなく自分の意思がそこに現れているように思いました。
晴れ晴れとした気分で美容室から帰り、GくんにLINEで髪を短くしたことを知らせました。
「結構ばっさり髪を切ってしまいました。明日あったら驚くかも! 長めが好きだったらごめんね」と私。
Gくんの反応はいつも明るくて
「そうなんだ!それはそれで楽しみ!」と。
さて、次の日のGくんの反応は……。
「いいじゃん!似合ってる!」
以上。
もうちょっと反応が欲しい私はさらに、
「ほんと?似合っているかな?」と続けます。
「うん、何でも似合うよ。SHUKOちゃんは笑顔がいいから大丈夫」
以上。
なにが大丈夫なのかよくわかりませんが……。
彼の頭の中では、
髪型 の印象 < 笑顔
ということのようです。
Gくんは、私が笑顔を絶やさないでいたら、きっとどんな髪型にしても「いいよ!似合ってる!」と言い続けてくれる人。
そんなことを確信したのでした。
初めて会った次の日から、1日も絶やさず続く彼からの毎朝のLINE。知り合ってまもなく北風を吹き荒らし、いつの間にか穏やかな南風になっていました。そんな中で何度も会って、お互いの過去のことを受け入れつつ、自分達にとって何が居心地がよく、どういう関係がベストなのかを確かめ合ってきました。そして気がつけば、Gくんは私が素直に何でも伝えることができる人になっていました。
Gくんに感じるのは、過去の恋愛で感じたような胸が締め付けられるような感情ではなく、「この人と一緒にいると幸せ」という感覚です。私はこの感覚を大切にしていきたいと思います。
この日訪れた小田原の江之浦測候所で、Gくんが撮ってくれていた私。とても自由な気分を味わい、楽しんでいる姿だなと思います。
自然体で一緒にいられるGくんに出会えて本当によかった。今は出会えたことに感謝しています。
Gくんには、出会ってすぐにおつきあいして欲しいと言ってもらっていましたが、私が最後に、「もう少しムードのあるところで言って欲しい」とわがままなリクエストをしていました。
そんなリクエストの後の最初のデートがこの日。
江之浦測候所の見晴らしのいいところで言ってくれるかな?とちょっと期待していたのですが、そんなムードにもならず……。
そして、東京に帰って来てから行った居酒屋で、かなり酔っ払った状態で、「僕はSHUKOちゃんが思っている以上にSHUKOちゃんが好き」と言われ、なぜか
「英語で言うとさ」と続けられ、
I love you more than you think. だからね!
ですって。
「なんで英語? ワケわからん」と思いましたし、ムードも何もなかったけれど、笑って許してあげることにしました。
ということで、
私は、安心して信頼して、楽しく一緒にいることができるパートナーを見つけることができました。
でも、「まだ見ぬ私」を探す旅が終わったわけではないと思うのです。
Gくんと一緒にいることによって、私はまた新しい自分の側面を発見できると感じています。
これからは一人で「まだ見ぬ私」を探すのではなく、お互いに刺激し合い、一緒に世界を広げていき、お互いの新しい面を発見しあっていきたいと思います。
そして、私はもっと自分に素直に生きていくと決めました。
これから先もずっと「素直な私のはなし」が続きます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
↓ 婚活を始めた頃、まだ見ぬ私の話。
↓ Gくんが北風吹き荒らしていた時の話。
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