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内定承諾~エンジニアとしてのキャリア(エンジニア就活)「承諾の決め手は業務領域と人!転職が当たり前の世界での歩き方」(hwataさん・3)

はじめに

エンジニア就活のhwataさんインタビュー3回目です。やっと折り返し(笑)。前回の記事はこちら
今回のインタビューでは、内定を辞退するか承諾するかの決め手、内定後なにがあるのか、エンジニアならではのキャリア観などを聞いています。最後におすすめの本も伺いました。

hwataさんプロフィール

文系エンジニア就職。在学中からプログラミングを学び、エンジニアに進むことを決める。

内定辞退する企業と承諾する企業の差

―内定辞退をする企業と承諾する企業の差はなんでした?


 『自分が携われる業務領域を見ていました。これまでその会社が担当した案件とかホームページ載ってるのでそういったところを見ました。さっき就活の軸で開発経験が積めるかというのがあったので、それをもっと深ぼって、この会社に入ったら、自分はどの領域で、どういった開発経験がつくかというのを見ていました。
 
それと、これ最後はあまり論理的じゃなくて気持ち悪いんですけど、なんか感覚でした。
この仕事に向いてそうか、活躍しているイメージがつくかっていうところとか。そういうところに加えて、でも最後はほんとに人をみるって感じで。
 

―人を見るというのは説明会のときですか? 私の友人で、説明会の雰囲気で人をみているパターンもあったんですが。


 『私的には、説明会の社員の方の印象で決めることは無かったですね。説明会自体は人事部の方など慣れてらっしゃるので、実際の現場の人が出てくる機会って少なかったりするんですよね。私は選考が進んでいく中で面接官や現場社員の方を見たり、実際に終盤、オフィスでお会いした際の雰囲気の方を見ていました。
 
実際に内定先は内定後の面談みたいなのも2~3回くらいあって、非常に気にかけてくださいましたし、お忙しい所なのに現場社員面談みたいなのも迷惑そうな様子もなく親切でした。』

 

 内定後のカジュアル面談


―先ほど「面談があった」っておっしゃってたんですけど、内定後の面談ってどういうことを話されるんですか?


『私は仕事のイメージがあまりついていなかったので、どういった仕事をしているのかの具体的なスケジュール、担当業務であったり、そういう具体的な内容について聞いていました。
また、 職場の雰囲気や、どういった人が多いかというのは詳しく聞くようにしていました。自分と合うタイプの性格の人が多そうかというのは一つ基準にしていました。』

キャリア観、エンジニアとして企業に求めること

―今お話を伺ってて、終身雇用を前提じゃなくて、いかに「後々の自分にとってプラスになるか」みたいなところを重視するかたちになるんですね。


 『エンジニアっていう職種自体、転職を重ねてキャリアアップしていくという感じで回っているので、終身雇用みたいな、そこは自信全く意識してません。』
 

―じゃあ「この歳までにちゃんとこれが達成できる」って言うスピード感がちゃんとした企業をを探してって言う感じなんですね。

『入ってから3年間は使ってばかす自分が無理してつぶれないようにというのを意識していますね。多少若い時の無理はいいと思うのですが、心を壊してしまっては意味が無いので、ハードになったとしても、サポートがあるような場所を探しました。』
 

選考中に心動く瞬間


ー説明会や第一印象ではなく、面接や社員との交流していく中で、「この会社自分にとっていいな」とどういうときに思いますか?

「自分がこの組織なら合いそうだなーって想像できた」とか「この仕事が面白そうだったなぁ」とか「海外と何かビジネスができる」とかがあると思うんですけど、どういう時に「あっ、ここいいな」と思うんですか?


 
 『はい、その組織でのエピソードが「おもしろそう!」と感じたときですね。面接していくときに面接官の印象に残った過去の経験を聞くんです。
 
例えば、自分がコンサルの方にそういう質問をしたときがあったのですが。「自社が、海外法人から大規模なシステム改修を依頼されたときに、日本の複数のSierを束ねて、それらをうまくコントロールしながらシステムを無事改修できた。そして、何と日本だけ期日までに終わらせられた」という話を聞いたときがあったんですね。
こういうった具体的な経験は信用できます。ここから、任される業務範囲やこの会社に入ったら詰めそうな経験、さらにこれに面白みを感じるかを判断できます。
 
もちろん待遇ややりたい仕事ができるみたいな希望ってあると思うんですが、そういうものは、待遇や給与後からついてきますし、やりたい仕事はやっていく中で自分が見つけていくものだと思っているので、最初に入社した企業ではそこで得られる経験や能力に着目したいといった感じです。』

「科学的な適職」を読め!

―こんな濃密にお話しいただいてありがとうございます。就活を全体を通して、最後に何かありますか?


 『ほんとに「科学的な適職」本をみんなに読んで欲しいです。この本は「給料と仕事の満足度は「r=0.15」の相関係数しかない」ってことがあったりして、読んでて結構頭が殴られたような衝撃でした。』

ーそれはエージェントの人におすすめされて読んだんですか?


『紹介してくれたのは友だちです。
文化祭で実行委員長をやっていた時に、先輩の代ではすごい優秀な人が文化祭を取り仕切っていて、トップに仕事がものすごく集まってる状態で実行委員会が始まったんです。それをそのままやっても良かったんですけど、後輩に受け継ぐにあたって、ちゃんと組織全体で仕事をする組織になるように改造したんです。
そのたびにどうやれば良いか悩んでいたなかで友だちにおすすめされたのがこの本で、私その組織の内部作ってたんですけど攻撃型と防御型という概念があってその型に合った仕事を人ごとに分配するみたいなときに使用しました。
その後気になりすぎて本の要約サイト見た後に自分でも購入してみたといった感じですね。

編集後記

今回で一応前半が終了します。そのあとすぐ後半もイッキ撮りしたので、あと2,3本普通に更新するんですが💦。

エンジニアのキャリアってジョブ型が徹底されてますね。「これからの社会がジョブ型になっていく」と学んでいた身としては、インタビューしながら
「こんなに合理的な世界なのか…」と感動でした。

hwataさんのインタビューは、私の文字起こしツールがゴミっカスでして、穴だらけの文字起こし原稿をhwataさんに補完してもらいながら完成させたんですよ。申し訳ない。その帰ってきた原稿が丁寧過ぎて…。シゴデキ…。スクショは取り忘れました。すみません。

こう内定者の方とやりとりすると、「就活やりこんだ人ってここまで成熟するんだ」が見えるわけですよ。就活嫌な気持ちもすごく分かりますが、就活も上手くやれば大きく成長できる機会なんですよね。ツイッターに24卒nntのうめき声が毎日流れてくるんですよ…。この事実を彼らに伝えたいけど24卒全然ツイッターフォロバ来ないからな…。25卒以降の皆さんは就活の辛さは苦行ではなく成長の機会だと頭に入れていただきたいですね。(なんの話)

ちなみに、前回のhwataさんの記事が閲覧数ぶっちぎり1位です。やはりエンジニア就活は注目度高いですね。インタビュー受けてくれるエンジニア就活経験者、ご連絡お待ちしております!

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