週刊 ん?(しばし休刊中)

生活の中で感じる些細なこと、意識しなければ通り過ぎてしまう小さな違和感や感情をなるべく拾い上げ、掘り下げて考えてみることにした3人の活動です。 文章、漫画、写真など表現手法は問わず、私たちの発見や疑問を伝えられる形にして、交代で発表していきます。 【しばし休刊中】

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生活の中で感じる些細なこと、意識しなければ通り過ぎてしまう小さな違和感や感情をなるべく拾い上げ、掘り下げて考えてみることにした3人の活動です。 文章、漫画、写真など表現手法は問わず、私たちの発見や疑問を伝えられる形にして、交代で発表していきます。 【しばし休刊中】

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はじめまして 『週刊 ん?』です

みなさん、はじめまして。 この度、『週刊 ん?』という活動を3人ではじめます。 『週刊 ん?』は、生活の中で感じる些細なこと、意識しなければ通り過ぎてしまう小さな違和感や感情をなるべく拾い上げ、掘り下げて考えてみることにした3人の活動です。 文章、漫画、写真など表現手法は問わず、自分の発見や疑問を伝えられる形にして、発表していこうと思います。 毎週日曜23時ごろ更新予定です。 最後に、簡単に私たち3人の自己紹介をして、最初の投稿を終わりたいと思います。 みなさん、今後と

    • 【週刊ん?】 #思い込みが変わったこと 15選

      こんにちは、『週刊 ん?』です。 私たちの簡単な自己紹介はこちらをご覧ください。 今回、パナソニック×noteによる投稿コンテスト「#思い込みが変わったこと」の開催に際し、私たちの今までの投稿の中からテーマに近い15記事を選んでまとめることにしました。 (各個別の記事もコンテストに参加しています。) 記事によって取り上げる事象や感覚は様々ですが、いずれも数分で読めるような短い記事になっています。 ぜひこの機会に読んでいただけると幸いです。 【週刊ん?】 #思い込みが変わ

      • 味覚少年テベロ 【第三話】 『世界が飴化する日』

        僕の名前は美味志河(おいしかわ)テベロ。 両手がベロでできていること以外はいたって普通の、どこにでもいる中学2年生。 僕は生まれた時から、触った物の味を瞬時に感じ取ることができた。 赤ちゃんは周りにある物を何でも口に入れて舐めるって言うけど、僕は手で触っただけでありとあらゆる物を舐めることができる。だから、どんな赤ちゃんよりも、この世界の味に詳しい。 まあ、この能力が人生で役に立ったことは一度も無いんだけど。 さてと、今日は幼馴染のムミちゃんと水族館に行くことになって

        • プリミティブな喜び

          今回は私がなぜか無性に気に入っている、ある道具を紹介しようと思う。 無数の金属の細い棒が、びっしりと一列に並んでいる道具である。 この金属の部分は、左右どちらかから押すとこのように移動させることができる。 さて、これは一体なんのための道具なのだろうか。 正解は「有機的な形状に押し当てて、そこの型を取る道具」である。 試しに、私の家にあるドアの細窓部分の形状を取ってみた。 知っている人もいたかもしれないが、これは「パターンゲージ」「型取りゲージ」「コンターゲージ」などと

          真っ黒なわたし

          私は子供の頃、毎年夏にキャンプだけ一緒に行く家族ぐるみの友人がいた。 親同士がもともと友人で、その息子同士もキャンプを通して仲良くなっていた。 子供たちは、私が一番年上、その4つ下に私の弟と向こうの長男が同い年、さらに2つ下に向こうの次男と、年は若干離れているが4人で川を泳いだり、森を散策したり無我夢中で遊んでいた。 しかし、ある日向こうの家族が東北に引っ越すことになり、その年以降恒例の夏のキャンプはパタリと途絶えてしまった。 それから1.2年後だったかのお正月、その家

          味覚少年テベロ 【第二話】 『うすしお味の涙』

          僕たちのクラスに突如、帰国子女の転校生がやってきた。 彼の名前は "甘蔵 飴太郎"。前の学校ではキャンディーと呼ばれていたらしい。 僕と飴太郎君には面白い共通点がある。それはお互いの名前だ。 向こうは甘蔵 飴太郎で、対する僕は美味志河 テベロ。 「飴」と「ベロ」だなんて、奇跡の組み合わせじゃないか。 まあさすがに僕みたいに、飴太郎くんの体も飴でできているなんてことはないと思うけど。 さて、二話から読み始めた人のために、ちょっとここでおさらいをするよ! 「読者の皆んな

          味覚少年テベロ 【第一話】 『僕の手はベロでできている』

          今回は普段とは少し趣向を変えて、生活の中で発見した味覚にまつわる様々な気づきを、オリジナル小説として発表してみようと思います。拙い文章ですが、温かく見守っていただけますと幸いです。 それではスタートです。 味覚少年テベロ 【第一話】 『僕の手はベロでできている』 僕の名前は美味志河 テベロ。(※声のイメージは梶裕貴さんで!) どこにでもいる普通の中学2年生。成績は中の上くらい。顔も体格もいたって平凡な、本当にどこにでもいる何の変哲もない14歳だ。 あっでも僕には1

          その時、私は

          2日前、今年の3月11日で東日本大震災から11年となった。 毎年この時期になると、テレビで被災地の復興の現状や未だに続いている震災の影響についての特集が放送されている。 活気を取り戻していく被災地に勇気づけられるのと同時に、あの震災がいかに日本人にとって大きいものであったのかを感じる。 その影響はもちろん、テレビの中だけの話ではない。 直接大きな被害が出たわけではない私の周りでも、「そういえば、震災の日はどこで何をしてた?」という話題が、この時期は決まって交わされるの

          ひぐち君と画質

          先日、部屋で作業中だった私は、キリのいいタイミングで晩御飯を温めにリビングへと移動した。 リビングに近づくにつれバラエティ番組のガヤガヤ音が大きくなっていく。 テレビ離れが叫ばれる昨今だが、我が家の夜は基本的にテレビがつけっぱなしである。その時ちょうどテレビに映っていたのは、お笑いコンビ「髭男爵のひぐち君」であった。 ものすごく久しぶりに見た。エンタの神様、レッドカーペット世代の私が少年時代しょっちゅうテレビで見ていた髭男爵である。 懐かしさに引き寄せられしっかり画面を凝視

          水味のグミ

          先日、「水グミ」というお菓子を発見した。 一瞬水の味を再現したグミが売られているのかと思い、お菓子売り場で一人で喜んでしまった。 このグミは実際は巨峰味なのだが、「透き通る果実感」という説明文が示す通り、食べてみると確かに水のようにピュアな食感がするグミだった。 水の味ではなく巨峰味のグミだったのだが、勘違いとはいえ私はなぜ「水の味のグミ」が売られていたことに歓喜したのか。 今回は私の中に潜んでいた興味を、考察して言語化してみようと思う。 1つ目の興味ポイントは、水

          便利さの代償?

          先日、出先での用事を済ませ、家に帰るため夜道を歩いていた時のことである。横断歩道を渡っている最中、急に目に違和感を覚えた。 どうやらホコリかまつ毛か分からないが、何か小さな異物が目に入ったようであった。ひとまず急いで横断歩道を渡りきったあと、立ち止まって目の異物に対処することにした。 そして目を閉じたり開けたり、手で軽く擦ったりしていたところ、何やら一瞬面白い現象が見えたような気がした。 目の違和感が落ち着いてから、私はさっき起きた面白い現象を再確認しようと、もう一度目を

          カーオーディオとものの良し悪し

          「一回のアップデートで最適だと錯覚してはダメだよ」 先日、仕事で出会った溶接工事職人のMさん(40代)から趣味の話を聞いていた時にふと言われた一言である。 彼の趣味は「カーオーディオいじり」で、スピーカーやサブウーファーと呼ばれる商品を交換したり組み合わせたりして、車内の音質をこだわっているのだと言う。 職業も活かし、自身ではんだ付けなども行なっているらしい。 元々は自分が音に興味があったわけではく、ロックバンド好きの奥様が新車のカーナビの音質に対して「気に食わない」と機

          しまじろうの世界の動物園

          先日、しまじろうが動物園に行くという回の動画をYouTubeで見つけた。 動物を擬人化したキャラクターとその世界にいる本物の動物たち。ゾウやライオンを見て喜ぶしまじろうの姿を見て、同じ動物同士である彼らの関係性が非常に気になった。 それは、猿から進化したと言われる人間が、動物園で猿を見ているような関係性なのだろうか。もしそうなら、しまじろう世界の住人は皆、様々な動物の先祖からそれぞれ異なる進化を遂げた、知的生命体たちということになる。 しかしその場合、1つの疑問が生まれ

          織り込まれ済み

          先日、地上と駅の地下改札をつなぐエレベータを待っていると、もう一人自分と同じくらいの年齢の男性が後ろに来た。エレベータが到着して自分が先に乗り込むと、当然後からその男性も乗り込んでくる。彼はずっとスマートフォンの画面を夢中で見ており、エレベータの中に入るとスマートフォンから目を離さぬまま扉の方に向き直り、私に背を向けた状態で扉が閉まるのを待っていた。 何か少し違和感を感じつつも、自分は「改札階」という行き先ボタンを押したあと、「閉」ボタンを押した。そのとき、違和感の理由が分

          アウェイになる

          去年の末頃、急遽サッカー好きの友人に、サッカーのスタジアム観戦に誘われた。 私はサッカーに特に詳しい訳でもないため、スタジアムに足を運んでプロの試合を見に行ったことなどはもちろんなかった。 その試合は、友人の推しているチームの決勝戦で、特に思い入れの強い回なのだと言う。 そんな回に素人の私が行っていいのだろうか?と少し遠慮してしまっていたのだが、せっかく誘ってくれたのだからと行くことにした。 しかしその後、友人から今回取れた席に関する事前説明があった。 なんでもサッカー観

          僕にとっての音楽

          人は音楽を聴いて、興奮したり落ち着いたりする。 音楽はダイレクトに心に影響を与える。そんな音楽を作るという行為は、ある意味感情のデザインとも言える。 ミュージシャンは感情のデザイナー。 昔よく聴いてた曲を聴くと、当時の感情がフラッシュバックする。昔感じていた気持ちが、その曲に保存されていたのだ。 音楽は感情のハードディスクなのかもしれない。 絵も料理も音楽を聴きながら作れるが、当の音楽は音楽を聴きながら作ることができない。 音楽仲間が、僕の声を勝手にサンプリングし