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縦詩の世界

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一文字目だけ縦に読んでいくと題名が現れる詩。 詩と言うよりは言葉遊び。 1行17音で構成。促音、拗音は勘定に入れない。 題名そのものは文中に入れてない。 二文字目、三文字目を縦読…
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2022年8月の記事一覧

何なんw【縦詩2文字目】

何なんw【縦詩2文字目】

穴があったら飛び込みたい何度でも
何度も飛び込めばそのうち気づくさ
端から飛び込むつもりならいっそ掘れ
どん底に着いたらそこをもっと掘ろう
終わりの見えない愚行に思えても
さらに掘った先に見えるものもあるさ

あながあったらとび こみたい なんどでも
なんども とびこめ ばそのう ちきづくさ
はなから とびこむ つもりならいっそほれ
どんぞこ についた らそこをもっとほろう
おわりの みえない ぐ

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まつり【縦詩】

まつり【縦詩】

まあなんだ、人生いろいろあるわいな
ついてないなんて言わずに頑張んな
理由なんて考えず生きりゃええよ

まあなん だじんせ いろいろ あるわいな
ついてな いなんて いわずに がんばんな
りゆうな んてかん がえずいきりゃええよ

きらり【縦詩】

きらり【縦詩】

君の生きてきた日々が作った道だ
来世の心配してる場合じゃない
凛々しい顔で真っ直ぐ前だけを見て

きみのい きてきた ひびがつくったみちだ
らいせの しんぱい してるばあいじゃない
りりしい かおでまっすぐまえ だけをみて

燃えよ【縦詩】

燃えよ【縦詩】

もういいって言われたって諦めないよ
得るものなど何一つ無いとしても
予想を超える不屈の闘志見せて

もういいっていわれたってあき らめないよ
えるもの などなに ひとつな いとしても
よそうを こえるふ くつのと うしみせて

風よ【縦詩】

風よ【縦詩】

哀しみが通り過ぎていく夜更けも
全部受け止め飄飄と流離うよ
喜びに心惑わすこともなく

かなしみ がとおり すぎてい くよふけも
ぜんぶう けとめひょうひょうとさすらうよ
よろこび にこころ まどわす こともなく

宗教【縦詩2】

宗教【縦詩2】

明日が見えない者ども縋る夜
急加速で取り込み取り憑かれると
もう大丈夫と己に言い聞かせ
聞き分けのいい犬のように座ったら
狂信的眼付で探し求める
妄想超えた本物は何処かと

あしたが みえない ものども すがるよる
きゅうかそくでとり こみとり つかれると
もうだいじょうぶと おのれに いいきかせ
ききわけ のいいい ぬのようにすわったら
きょうしんてきめつ きでさが しもとめる
もうそう こえた

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ドラマ【縦詩】

ドラマ【縦詩】

どうにもつまらぬ人生なのだから
ラブ アクション サスペンス 何でもいい
ましな人生 夢見たっていいでしょう?

どうにも つまらぬ じんせい なのだから
らぶあく しょんさすぺんす なんでもいい
ましなじ んせいゆめみたっていいでしょう

蜘蛛【縦詩】

蜘蛛【縦詩】

クロスさせた八本足で這い寄るよ
もう網で雁字搦め わっ!こっち来んな!

くろすさ せたはっぽんあしで はいよるよ
もうあみ でがんじがらめわっこっちくんな

雲【縦詩】

雲【縦詩】

苦労知らずで空の上プカプカと
もう流されたくはないと思いつつ

くろうし らずでそ らのうえ ぷかぷかと
もうなが されたく はないと おもいつつ

メダカ【縦詩】

メダカ【縦詩】

珍しい個体欲しくなるけれど
ダメだって人のものに手を出したらさ
可愛いなら自分で増やしてこうぜ

めずらし いこたい はほしく なるけれど
だめだってひとのも のにてを だしたらさ
かわいい ならじぶ んでふや してこうぜ

蚊【縦詩】

蚊【縦詩】

痒い! 羽音! バチン! ちっ、また逃げられた 

かゆいは おとばち んちっまた にげられた

しろくま【縦詩】

しろくま【縦詩】

知らんやろうけど九州南端で
ローカルだがこれ食べた一族あり
喰ってた人々を熊襲と言ったという
まあ全くの出鱈目な訳ですけど

しらんや ろうけどきゅうしゅうなんたんで 
ろおかる だがこれ たべたい ちぞくあり
くってたひとびとを くまそといったという
まあまったくのでた らめなわ けですけど

汗【縦詩】

汗【縦詩】

暑いな ひたすら暑いから出るよな
背中がぐちゃぐちゃ そのうち溶けちゃうな

あついな ひたすら あついか らでるよな
せなかがぐちゃぐちゃそのうちとけちゃうな

悲しみ【縦詩】

悲しみ【縦詩】

風が吹いて吹き飛ばしてくれりゃいい
流せるものなら海や川でもいい
仕方ない それが無理なら付き合うよ
皆誰もが背負い生きていくなら

かぜがふ いてふき とばしてくれりゃいい
ながせる ものなら うみやか わでもいい
しかたな いそれが むりなら つきあうよ
みんなだ れもがせ おいいき ていくなら