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出版社の回し者ムーブ

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本の紹介や読書のよさなど、出版社に利する記事のまとまり。
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2020年4月の記事一覧

天冥の標1,2を読んでみて

天冥の標1,2を読んでみて

現在早川書房で天冥の標1「メニ―・メニー・シープ」2「救世群」の電子版無料配信を行っています。そして読んでみました。

結論を言うと、やや性的描写が多いがSFというジャンルの自由さを生かした面白い作品。だと感じました。そして「救世群」まで読んでなぜ、早川が1巻無料公開ではなく、1,2巻の無料公開を決めたのかが分かったような気がしました。1,2巻で両極端に振れる世界観と軸となる要素の片鱗を見せるため

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マーケティング書としての「お金で幸せを買う5つの授業」

マーケティング書としての「お金で幸せを買う5つの授業」

『「お金で幸せを買う」5つの授業」』エリザベス・ダン、マイケル・ノートン著 古川奈々子訳 を読みました。この本は

「お金を稼ぐことで増大する幸福量が期待より少ないなら、使い方を工夫することで幸福量を上げることはできないか?」

という発想で書かれている本です。この本は幸せになりたいと思っている給与所得者なら誰が読んでも損をしない本だとは思いますが、今回はこの本をマーケティングに関する本として紹介

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こんな時こそ、本を読もう、送ろう

こんな時こそ、本を読もう、送ろう

新型感染症に際して、個人としてできることはうがい手洗の徹底、3密を避けるなどがありますが、もう1つあると思います。

最低限の経済を回し続けることです。

10万円の一律給付という話も出ているので、ここではその10万円で本を買って読んだり送ったりしようという話をします。

別に僕が本が好きだからこのように言っているというわけではなく、一応の根拠があります。大きく分けて、「経済のため」「自身のため」

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ウォーレン・バフェットを知るための1冊

ウォーレン・バフェットを知るための1冊

ウォーレンバベットの伝記、「スノーボール」を読みました。結論から言うと、個別株投資をしようとしている人は読んで損をしない本です。まず初めに、ウォーレン・バフェット氏を知っている人は多いと思います。ネットニュースの投資関連記事などを見るとしょっちゅう発言が引用されている伝説的投資家です。いい株を割安で買って持ち続けるというスタイルも有名なものだと思います。

では、そのスタイルはどのような経験から培

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