giri / カタギリショウタ

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#グラフィックファシリテーション #グラフィックレコーディング #インダストリアルデザイン #プロダクトデザイン #アイデアスケッチ #ビジュアルシンキング 頭の中のものを「カタチ」にするお仕事🧠💭 日本大学藝術学部デザイン学科専任講師

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    日々描いている、思考メモから、イベント備忘録などなど…グラレコで残しているものアレコレ

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  • アイデアスケッチ授業

    プロダクト・インダストリアルデザインの学生に向けた大学での授業についてまとめています。

記事一覧

遊びを活かした発想ワーク

「生みの苦しみ」などと言われ、発想することは苦しい。そんな苦手意識を持っている方は少なくないと思います。 それは、発想するワークには「制約」が存在するからです。…

可視化の活動で見えてきたオンラインとオフラインのそれぞれの特徴

この1年、急速にオンラインでの活動が増えました。皆さんも実感されていることもあると思いますが、私の場合も、デザイン業務然り、ワークショップ然り、グラフィックレコ…

デザインワークにおける「アナロジー」のススメ

私の好きな発想法「アナロジー」についての話をしたいと思います。そもそも、なぜ好きかというと、単純に発想法の中でもダントツにプレイフルなやり方だと感じているからで…

何のためにmiroを使うのか?

オンライン上でのミーティングやワークショップでよく使われるオンラインホワイトボード「miro」ですが、なぜ必要なのか?何のために使うのか?Zoomだけじゃダメなの?など…

プロダクトのリデザインプロセス

HDDの整理をしていたら、学生時代にまとめたらしい「デザイン」のプロセスについての資料が出てきました。これは基本的な「リデザイン」のプロセスで、大きくは学校課題で…

無印良品のユニットシェルフで自宅オフィスをつくった話

リモートワークを3月末あたりから始めて、やっとダイニングテーブルから卒業し、自分のデスクが整いました。それまでの話をまとめてみます。 「自分の場所」が存在しない…

オンライン授業で、あったら便利な道具箱

仕事でもテレワークが続き、そこそこ知見が溜まってきたので、大学でのオンライン授業に向けて、こういうのあったら便利!って物を共有していきたいと思います。最初は受講…

アイデアを複眼的に見るための「4マスシート」

「アイデア」や「発想する」と言われると「思いつき」と思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、アイデアや発想というものは、単純な思いつきではなく、自分を取…

自分も知らない形と出会うための「スケッチ展開カード」

昨年から、大学でアイデアスケッチの授業を受け持ち、いろいろ実験的なワークを用いて学生と一緒にアイデアスケッチの探求をしていました。中でも好評だったのが、この「ス…

2019年の活動ふりかえり

この一年を思い起こしながら、可視化のお仕事始め活動のリフレクションをしてみたいと思います。 台東区文化芸術誌 台東鳥瞰 vol.2「アサクリック」をテーマにした美術出…

「意味の変容」から見るワークショップグッズ

ワークショップには、様々なグッズが用いられます。例えば、模造紙や付箋、プロッキー、LEGO®を使用したり、様々な「思考を支援する」グッズたちです。しかし、これらは本…

「グラレコ」にingを取り戻すには?

振り返ってみると、これが今年の自分の活動の「テーマ」だったかもしれません。 そんな、きっかけは清水淳子(@4mimimizu)さんのこのツイートでした。それまでなんとなく自…

iPad&Applepencilユーザーミートアップやりました!

「iPadって、みんな何に使ってるの?」そんな素朴な疑問から始まり、iPadのポテンシャルってもっと大きいはず!もっと引き出す方法をユーザーみんなで探ってみたい!という…

「アイデアスケッチ」の授業はじまります✍️

非常勤講師の任を受けて、プロダクト/インダストリアルデザインを学ぶ学生に「アイデアスケッチ」の授業を受け持つことになりました。授業はリレー形式で、手描きレンダリ…

チームの発想と解釈を混ぜ合わせる「アイデアマッシュ」な考え方

アイデアはアウトプットではなくプロセス アイデアと言われると、成果物(アウトプット)のイメージを持ちがちですが、どちらかといえば、思考の分岐点や転換点などプロセス…

✏️激動する時代の「未来の描き方」 Draw our Future 2019 イベントレポート -WS編-

グラグリッドさんの取り組みを軸に、ビジネスや教育の場で「描くこと」によって生まれる未来への視座が語られた前半の「トーク編」でしたが、いよいよ実際にはどんなワーク…

遊びを活かした発想ワーク

「生みの苦しみ」などと言われ、発想することは苦しい。そんな苦手意識を持っている方は少なくないと思います。 それは、発想するワークには「制約」が存在するからです。発想には、いつもよりちょっと背伸びするストレッチが必要です。しかし、過度なストレッチは、痛みとストレスを伴い、苦手意識を醸成し、もう二度とやりたくない!という気にさせます。 だからこそ、そこには「プレイフル」な遊びの要素を組み込んでいくことが重要になります。ストレッチが楽しくできたほうが、やる気も出るし、毎日続きま

可視化の活動で見えてきたオンラインとオフラインのそれぞれの特徴

この1年、急速にオンラインでの活動が増えました。皆さんも実感されていることもあると思いますが、私の場合も、デザイン業務然り、ワークショップ然り、グラフィックレコーディングの活動然り、大学でのスケッチ授業然り、すっかりオンライン化しました。しかし、段々と感染対策を万全に行った前提で、最小限の人員だけオフラインでイベントを運営し、参加者やゲストはオンライン参加というようなハイブリッドなイベントも開催され始めました。そんなオンライン・オフラインを横断してみて、この1年で見えてきたそ

デザインワークにおける「アナロジー」のススメ

私の好きな発想法「アナロジー」についての話をしたいと思います。そもそも、なぜ好きかというと、単純に発想法の中でもダントツにプレイフルなやり方だと感じているからです。自分一人でおこなう時もそうですが、複数人でのアイデア出しなどでは、人によって違う見立てや、「なるほど!そこを引っ張ってきたんだ!」という自分では思いも寄らない発見がもたらされて、個々の発想だけでなく、対話が生まれやすい手法です。 そんな「アナロジー」を、どんなふうに使っているか、少し紹介していきます。 アイデア

何のためにmiroを使うのか?

オンライン上でのミーティングやワークショップでよく使われるオンラインホワイトボード「miro」ですが、なぜ必要なのか?何のために使うのか?Zoomだけじゃダメなの?など、オンラインツールならではの「使う意味」をもっと参加してほしい人たちと共有しないといけないと感じています。「ツールの使い方がわからない」というよりも「そもそも、なんで使うのか?」というハードルが高いように思います。 オンラインワークショップなどで、プログラムと連動したワークシートのように使う方法は、参加者がそ

プロダクトのリデザインプロセス

HDDの整理をしていたら、学生時代にまとめたらしい「デザイン」のプロセスについての資料が出てきました。これは基本的な「リデザイン」のプロセスで、大きくは学校課題であっても仕事であっても当てはまるものだと改めて感じたので、紹介します。(にしても、まめに資料化していた過去の自分に驚いています。) 競合他社・既存製品の分析 サンプル製品を、中のステンレス内容器ごと真っ二つにしたことを覚えています。「リバースエンジニアリング」という言葉がありますが、そのように各部の寸法を計測した

無印良品のユニットシェルフで自宅オフィスをつくった話

リモートワークを3月末あたりから始めて、やっとダイニングテーブルから卒業し、自分のデスクが整いました。それまでの話をまとめてみます。 「自分の場所」が存在しないからこそこのコロナ禍で、共働き夫婦2人とも在宅勤務をしていて、自宅で保育をしているという家庭も珍しくは無いのではないでしょうか。我が家もそれで、2DKの限られた空間を3人で使わざるおえない状況で過ごしていました。 リモートワーク当初は、ダイニングテーブルをオフィスとして使っていましたが、自分たちの食事や、子どもの離

オンライン授業で、あったら便利な道具箱

仕事でもテレワークが続き、そこそこ知見が溜まってきたので、大学でのオンライン授業に向けて、こういうのあったら便利!って物を共有していきたいと思います。最初は受講する「学生さんへ」という意識だったのですが、当然のことですがこれは講師側にも言えることですね。(自分の方も充実させていきます…。) 随時更新予定です。「こんなのも良いよ」という情報があったら、ぜひぜひコメントください。 ▼ネット環境整備・WiFi中継機 1階にルーターがあって、2階の自室でWiFi繋げてオンライン授

アイデアを複眼的に見るための「4マスシート」

「アイデア」や「発想する」と言われると「思いつき」と思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、アイデアや発想というものは、単純な思いつきではなく、自分を取り巻く情報同士の結びつきの中に存在しています。発想が苦手…という人の多くは、その情報たちを一元的にしか捉えられていなかったり、グチャグチャに捉えていたり、頭の中でうまく構成できていないことが原因で発想を難しくしています。 まずは、自分の思考に足りていない情報を認識しよう!「思いつき」の多くは、自分が一番よく考えている

自分も知らない形と出会うための「スケッチ展開カード」

昨年から、大学でアイデアスケッチの授業を受け持ち、いろいろ実験的なワークを用いて学生と一緒にアイデアスケッチの探求をしていました。中でも好評だったのが、この「スケッチ展開カード」です。 スケッチ展開カードとは?この「スケッチ展開カード」は、一体何をするためのものかと言うと、スケッチワークの中で特に下流にあたる「スタイリング(造形)スケッチ」の展開段階で、自分の中にある造形の引き出しから飛び出して、自分自身も思わぬ形を発見することを楽しむための発想を促すカードです。 <スケ

2019年の活動ふりかえり

この一年を思い起こしながら、可視化のお仕事始め活動のリフレクションをしてみたいと思います。 台東区文化芸術誌 台東鳥瞰 vol.2「アサクリック」をテーマにした美術出版社の編集さんとフリーライター大山顕さんの対話をグラフィックレコーディングして、その後、記事とともに抜粋したものを掲載。文章とグラフィックレコードの両面から、見る人は何を受け取れるのだろう?という興味もあって、お仕事を受けました。 現代クリムト講座 トークイベントクリムト展に合わせて開催されたトークイベントの

「意味の変容」から見るワークショップグッズ

ワークショップには、様々なグッズが用いられます。例えば、模造紙や付箋、プロッキー、LEGO®を使用したり、様々な「思考を支援する」グッズたちです。しかし、これらは本来の使用方法とは異なる使い方をされているものが少なくありません。そんな、意味が変容して用途が変化したモノたちを見ていきましょう。 1.ポスト・イット付箋(ふせん、附箋とも)は、メモ書きを一時的に文書・書籍・封筒・机などに貼り付ける小さな紙。本来は、貼り付け対象の文書等に、糊かセロハンテープでメモ用紙程度の小紙片を

「グラレコ」にingを取り戻すには?

振り返ってみると、これが今年の自分の活動の「テーマ」だったかもしれません。 そんな、きっかけは清水淳子(@4mimimizu)さんのこのツイートでした。それまでなんとなく自分が抱えていたモヤモヤの輪郭が見えてきた気がしていて、ハッとしました。 SNS上で拡散されるグラレコ画像についても、グラフィッカーの中でモヤモヤしていた頃だったと思います。 ビジュアリゼーションマウンテンクエスト #VMQ2019そんなモヤがかかったビジュアリゼーションという、まだまだ未開の山をみんなで

iPad&Applepencilユーザーミートアップやりました!

「iPadって、みんな何に使ってるの?」そんな素朴な疑問から始まり、iPadのポテンシャルってもっと大きいはず!もっと引き出す方法をユーザーみんなで探ってみたい!という気持ちから開催しました。 Facebookでイベントを立てて、bosyuでも募集をかけて、定員の10名も気がつくと埋まってしまいました。(もっと広い会場と枠を用意しておけば良かったかもしれないですね) 実験したかったことけっきょく現状のiPadの主な用途といえば、ペーパーレス化など紙とペンの代替品としての使

「アイデアスケッチ」の授業はじまります✍️

非常勤講師の任を受けて、プロダクト/インダストリアルデザインを学ぶ学生に「アイデアスケッチ」の授業を受け持つことになりました。授業はリレー形式で、手描きレンダリング→アイデアスケッチ→CGレンダリングの順で展開されます。そのうちの真ん中のパート(5回の講座)を担当します。 実際、自分が大学生の頃を思い出すと、スケッチ"技法"のレクチャーはあっても、発想や思考を、可視化手法(スケッチ)と合わせて構想していくことはあまり体系的に教わったことはないので(発想法はいくつか学びました

チームの発想と解釈を混ぜ合わせる「アイデアマッシュ」な考え方

アイデアはアウトプットではなくプロセス アイデアと言われると、成果物(アウトプット)のイメージを持ちがちですが、どちらかといえば、思考の分岐点や転換点などプロセスの中に目を向けることでアイデアは生まれます。また、そのアイデア自身もプロセスの一部となり、また新たな流れを生み出します。 なので、「アイデアの拡散と収束」という言葉をよく使いますが、実は「プロセスの分岐・転換と統合」と捉えるほうが自然なように感じています。それは、「アイデア=アウトプット」というイメージでいると、

✏️激動する時代の「未来の描き方」 Draw our Future 2019 イベントレポート -WS編-

グラグリッドさんの取り組みを軸に、ビジネスや教育の場で「描くこと」によって生まれる未来への視座が語られた前半の「トーク編」でしたが、いよいよ実際にはどんなワークがおこなわれているのか、体験するワークショップが始まります! ▼イベント前半のトーク編はこちらから まずは、イベントタイムテーブルのおさらいから。 ▼イベントタイムテーブル 1. インスピレーショントーク「ビジョンを描くプロジェクト」 2. パネルトーク「これからの、未来の描き方」 3. トークふりかえり 4.