しょ〜た(N)-Yamaro

【紙廃人】Magic: The Gathering(Magic Online:Yama…

しょ〜た(N)-Yamaro

【紙廃人】Magic: The Gathering(Magic Online:Yamaro)、PokerStars:Shot-A0033、 HearthStone:StorM33 MOは仕事、紙は趣味。

最近の記事

  • 固定された記事

MTGで偽造カードを掴まされないために

1 重大事件※この内容は、事実を基に一部脚色したもので、フィクションだと思ってください。 先日、某店において事件があった。 「今日が初めてのレガシーなので、いろいろと至らない点があると思います。よろしくお願いします。」と申し訳なさそうな目で丁寧に挨拶をしている人の良さそうな青年が1回戦目の対戦相手だった。人は良さそうだが、こちらが申し訳なるくらいペコペコと伏し目がちの低姿勢で、少し暗い印象を受けた。 「至らない点もあると思いますが」という彼に対して「至らないという点では

    • 読書に学ぶ、学びの姿勢

      1 読書の理由今年読んだ本の冊数が50を超えようとしているが、私は別に読書が好きなわけではない。 時間がかかるし、目が疲れるし、集中力が続かない。 読もうとすると「めんどくさい」という感覚が脳内を支配するから、まず手につかない。 ただ、自身の能力を鍛え、成長させるのは好きだ。 マズロー大先生が言う欲求の一つなのだから当然だろう。 ただし、知識を増やしてクイズ王のような存在になりたいというわけではなく、思考力や判断力などの知的能力を向上させたいと思っている。 とはい

      • 自分の弱さを受け入れるMTG的自責思考論

        何かを学び、受け入れ、成長するために欠かすことができないものがある。 自分が弱く、間違いを起こす存在であるということを知ることだ。 「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」 負けた時こそ、間違を起こした時こそ成長の機会であると知る必要がある。 「運が悪かった」 「環境が悪い」 「相手のメタがキツかった」 こう言って、負けた時の苦しい感情を霧散させるのは簡単だ。 けれど問いたい。その発言から次に向かって得られる経験はあるのか。 自分以外の何かに物事の責任

        • Big Magic Open vol.13と今後の展望

          1 デッキ選択UB Scanimator 現環境において最強とされている。トップメタを握って大型大会に臨むのは、はおそらく初めてだ。説明不要だと思うが、UB Aggro(Tempo)とReanimator Comboがハイブリッドされたデッキだ。 豊富な妨害手段と2通りの攻めパターンを持ち、それらをドロースペルで状況に合わせてプランを組み立てていくため、柔軟性が高い。デッキの安定感と十分なパワーを兼ね揃えているが、除去がほとんど採用されていないことや墓地依存度が高いことが

        • 固定された記事

        MTGで偽造カードを掴まされないために

          TCG学の黎明

          -学問としてみたTCGと周辺領域の関連性について- 最近、とあるプロプレイヤーが“一般TCG理論”という標題の下に、学問とTCGを結びつけるような話題を提供してくれている。これはMTGに限らず、様々なTCGに転用できるような手法で展開されている。発展性もあり、とても面白い。 自分も数年前に書店で見かけたある本をきっかけに行動経済学に興味を持って書籍を読み漁っている。そのほか、高校数学レベルの簡単な確率計算はもちろん、論理的な思考や判断の方法についても書籍等から身につける努

          【MTG】雑魚が捕食者を喰う方法

          鮫とは、魚を食べる捕食者であり、魚とはその字面のとおり雑魚である。 魚が鮫を食うなんてことは自然界ではほとんど起こらないだろう。あと、鮫も魚だとかいう話も忘れておこう。これは、あくまでたとえ話であり、ここではMTGの話をしている。 鮫(Shark)と魚(Fish)はポーカー用語(以下、ここでいうポーカーは主にテキサスホールデムを指す)だ。語源は他にあるかもしれないけど、知らないし調べてもいないので、とりあえずここではポーカー用語だということにしておく。勝負に負けてチップを

          【MTG】雑魚が捕食者を喰う方法

          令和のレガシーでもデイズはケアしろや

          自分がレガシーというフォーマットを始めてもう15年近くなる。この間にレガシーは、カードパワーのインフレに巻き込まれ、禁止によって強制的に環境を変えられ、15年前とは全く違う世界に送られてしまった。 そんな中でも、変わらないものがある。いくつかある変わらないモノの一つ、「デイズケア」が今回の主役だ。 コレを読んでいる人の大半は説明しなくてもわかるとは思うが、デイズケアとは、≪目くらまし/Daze≫というカウンターが環境にあるのでそれを想定してプレイをすべきだという教訓である。

          令和のレガシーでもデイズはケアしろや

          レガシーにおける青黒というデッキ(2024年6月24日禁止制限告知)

          2024年6月24日の告知によって、全フォーマットの禁止制限等がないことが発表された。 これに対し、各界隈から声が上がっているが、自分に見える範囲では、その多くが「○○が禁止にならなかった」というネガティブな意見が多いと感じている。 個人的には、「禁止になるカードなんて1枚でも少ない方が良い」と思っている。せっかく購入したカードが使えなくなるなんて経験は少ない方が良いに決まっている。 禁止という選択はデザインの失敗であり、その責任と損失はWotCが負担してもおかしくない

          レガシーにおける青黒というデッキ(2024年6月24日禁止制限告知)

          モダンホライゾン3注目カードランキング@レガシー

          モダホラ3がついにその全容を見せた。ということで、今回の注目カードランキング。 1位 ≪知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student≫/≪老練の学匠、タミヨウ/Tamiyo, Seasoned Scholar≫ ★★★★★既に書いたとおり、1マナで出てくる強力なプレインズウォーカーだ。 5枚の両面サイクルの中で最も注目している。1ターン目に着地すれば特に意識しなくても2ターン目に十分変身できるし、ただ殴るだけでもアド差のプレッシャーを

          モダンホライゾン3注目カードランキング@レガシー

          【MTG】タミヨウのいる世界@レガシー

          ≪知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student≫/≪老練の学匠、タミヨウ/Tamiyo, Seasoned Scholar≫ 数週間前にリーク画像が出回っていたが、本当に出てしまった1マナ両面プレインズウォーカー。 各色のサイクルとして収録されるようだけど、最も注目しているのは青、タミヨウだ。 1 できること表面は1マナ0/3飛行と一見無害な能力ではあるが、攻撃の度に調査するため、攻撃する度に長期的なアドバンテージが拡がっていく。

          【MTG】タミヨウのいる世界@レガシー

          5月13日の禁止改定のお気持ち文を勝手に書く【レガシー・ヴィンテージ】

          書いていない行間を勝手に読んでいくスタイル。 ステッカーやアトラクションを用いるカード禁止。 ≪_Goblin≫は思ったよりレガシーで使われて、みんなステッカーを公開しない理由がなくなっちゃって、流石によくないなと思ったから禁止するよ。 アンシリーズって土地が人気だからここ数年連続で印刷してたけど、それだけだと売り上げが伸びないから、一番人気のEDHでも使えるようにすれば売れるかなって思ったんだよね。 レガシーとかヴィンテージとか、もう過疎ってて、売り上げへの貢献度が

          5月13日の禁止改定のお気持ち文を勝手に書く【レガシー・ヴィンテージ】

          リーク

          モダホラ3のリークが出たことで、WotCがお怒りの文章とともに新カードの情報を公開していた。 不正規のルートの情報の漏洩は会社の利益を損なう恐れがあるのでよくないことであると言って良いだろう。 ただ、1点気になることがある。 リークを拾ってきて拡散した人も悪だとされている点だ。 確かに、間違った情報や不適切な内容を拡散するのは良くないことではあるが、SNS上で流れてきた情報の真偽を、情報源まで遡って確認するという人が一体どれだけいるだろうか。 その確認を怠ったからと

          認知バイアスとMTG

          人間の脳は非常に優秀で、目に見えているもの聞こえてくる音をそのまま捉えるのではなく、適切な形で受信しようとします。 有名なもので、シミュラクラ現象というものを聞いたことがあるのではないでしょうか。名前は知らなくてもおそらく現象としては知っているか、体感しているのではないかと思います。 シミュラクラ現象とは、3つの点があるとそれを単なる図形ではなく顔の様に認識するというものです。全く知らない人でも、ボウリングの玉の画像を見ると体感できるでしょう。ただの3つの点がなんとなく顔のよ

          認知バイアスとMTG

          デュアルランドβ化計画-進捗A

          β化計画始動から約5ヶ月。 2月11日のPC横浜のサイドイベントのレガシー選手権に参加するついでに、頼んであったUnderground Seaを受け取った。 これでついにβのUnderground Seaが4枚!! 2011年夏頃、リバイズドの白枠Underground Seaを4枚4万円で購入してから約12年半。 当時は、1枚1万円のカードを買っただけで手が震えていたが、それは既に遠い記憶になってしまった。 今はもう60万円のカードを持っても手は震えない。 βの

          デュアルランドβ化計画-進捗A

          マナーは本当に守らなければいけないのか

          「○○はマナーだよ」 「○○するなんてマナーが悪い」 そんな言葉はよく聞く。だが、マナーとは何か深く考えたことがある人はいないのではないだろうか。 似たような言葉で、ルールやエチケットなどもあるが、自分を含め、それらのニュアンスの違いを正確に理解して発言している人は少ないのではないだろうか。 まず、言葉の定義について確認しよう。 マナーとは、「対人関係において守った方が良いとされる礼儀作法」のことである。エチケットと言うと、身だしなみなどマナーの中でも限定的な意味合いと

          マナーは本当に守らなければいけないのか

          カルロフ邸殺人事件注目カードランキング@レガシー

          今回は特に環境を大きく変化させそうなカードは見当たらなかった。まあ、レガシープレイヤー的にはこのくらいの影響力で良いんだよなと安心して眺めることができた。まあ、それでも全く影響がないわけではないので、気になるところだけランキングにしてみる。 ランキング1 ≪鑑識の利器師/Forensic Researcher≫ ★★★☆☆ Basalt Monolithと無限マナ!Power Artifactより重いけどMonolithのマナを活用しやすいのでむしろ唱えやすい。コンボが上

          カルロフ邸殺人事件注目カードランキング@レガシー