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独立して「稼ぐ」が目的になると終わり

独立して事業をおこなっていくと、まず最初にどのようにマネタイズをするか、売上を継続して上げるかが壁となります。しかし、そこだけを考えると労働集約的な働き方になり追われる生活になってしまうように思います。
大事なのは、「なぜ独立したのか?」「何を社会的価値として生み出したいのか」「未来を描けるのか」です。
自身のミッションの延長線上にある社会的価値や社会貢献がなければ応援してくれる人は現れませんし、応援がなければ事業はスケールしていきません。
独立して売上に追われ苦しまないように何を考えておくべきなのか?を今回は話そうと思います。

売上だけではない目的を持つ

独立して事業を始めると、最初に直面するのが「どのように売上を上げるか」という問題です。もちろん、売上を上げなければ事業を継続することはできません。しかし、その目的だけに囚われてしまうと、自分のやりたいことや社会貢献などの大切な要素が見えなくなってしまいます。ここで立ち止まり大変さに独立の道を閉ざす人は多いのではと感じています。

独立する理由は人それぞれですが、自分がやりたいことや、自分が生み出したい社会的価値を明確にしておくことが大切です。最初はあったはずですがどんどん薄れていきます。薄れていき気づくと目的意識やモチベーションが低下し、更に自分自身も応援してくれる人も現れなくなってしまいます。

ミッションとビジョンの重要性

ミッションとビジョンの明確化は極めて重要です。ミッションとは、自分がどのような価値観や目的を持ち、どのような社会的課題に取り組みたいのかを示すものです。一方で、ビジョンは、自分が目指す将来像を示し、そのためにどのような活動を行うべきかを示すものです。ミッションとビジョンを明確にしておくことで、ビジネスの成長戦略や社会貢献に対する取り組み方向性が明確になります。そのため、事業が成長するために必要なアクションや目標を明確にし、経営戦略を考えることができます。

ミッションとビジョンは独立した当初は皆小さくでももっていたはずです。
しかし、明確な言語化ができていないと薄れていき気づけばなくなってしまうものなので、指針をもっておくことが今後の判断をする上でも最重要になります。

社会的価値や貢献に繋がるビジョン・ミッションが重要

ミッションとビジョンが自分だけでなく、社会的価値を生み出せるもの、未来を描けるものでないと事業が成長し続けることは難しいと言えます。

社会的価値や貢献とは何かというと、例えば地域の課題解決や環境保全、人材育成などが挙げられます。これらは企業が自らの社会的責任を果たすことで、社会からの信頼や評価を得ることができます。また、社会的価値や貢献を追求することで、従業員のモチベーション向上やブランド力の向上なども期待できます。

しっかり社会的価値が伝わるものであれば投資してくれる人が現れたり周りを巻き込む事ができるようになり事業が大きくスケールしてきます。

お話したとおり、独立して「お金を稼ぐ」だけに集中した結果、自分を見失い、更に応援も得られずやめていく。そんな状況が一番悲しいし意外と多いのではないかと考えています。
独立する人は必ずなにか成し遂げたい意思をもっているはずです。その意思をビジョン・ミッションに具体化し賛同者があらわれることによって事業がスケールしていく。そんな未来を描けると日々の仕事への活力が変わっていくのでは?と思います。


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