徳育読本<春の編>
今年度(令和5年度)より、徳育の授業で活用するために本校独自の「徳育読本<春の編>」を刊行しました!
未来を担う大切な生徒の皆さんと一緒に徳育読本を通して人格形成に最も大切な生き方を探究していきたいと考えています。
1)徳育の意義
文部科学省のホームページには「徳育の意義」について次のように記されています。
徳育とは、
① 「こういう人になりたい」と思える人を目指すこと
② 成長の中で育む人格形成の営み
③ 知・徳・体の調和ある学びの根幹を担うもの
とあります。
人格の完成に向かうことは、誰もがリスペクトする良識ある人を目指すことであり、その学びが徳育だと思います。
2)四季をモチーフにした徳育読本
今回刊行した徳育読本は、四季をモチーフにしました。
春夏秋冬は、人々の生活と密接に関係しています。
春は桜の開花と共に希望の新生活がスタートする「はじまり」の季節。
夏は部活動の大会があり友情や団結が育まれ、新緑が伸びるように若人が飛躍する季節。
秋は文化祭や芸術祭など努力が実り、形となって現れる季節。
そして冬は蓄える季節。やがて来る春を待ち次の段階へと進む準備の時…
春夏秋冬を通して経験する様々な出来事が徳目とリンクしながら大切な記憶として刻まれていくならば、子どもたちの心により良い共鳴が生まれると考えました。
そして春の編は、「はじまり」の季節にふさわしいと思う6つをテーマにしました。
3)人として正しく行動する
徳育のベースにあるものは本校の「建学の理念」です。
60年前に掲げた「建学の理念」は、現代でも普遍的に通用するものが網羅されています。
どんなに時代が移り変わっても人として「正しく行動する」ことは「不易(ふえき)」です。
今の時代にふさわしい形で「建学の理念」体現しようとする意識と姿勢はこれからも受け継いでいくべきです。
人が生きていく上で最も理想的な姿をシンプルに具現化した表現が「真善美」と言われます。
徳育とは「真善美」の生き方を生涯にわたって極めていくことだとも思います。
子どもから大人へと向かう大事な成長期に、心が揺り動かされ感銘を受ける人の生き方や物語に数多く触れてほしい…
この心の「琴線に触れ共感する」ということが重要だと思っています。
さいごに
「美徳」という言葉があります。
「どのように振る舞うのが正しいのか」
=「どのように行動するのが人として美しいのか」
徳育読本<春の編>を通して、「徳育」の探究が「美徳」の探究へと進化を遂げることができるよう、生徒と一緒に徳目を再確認していきたいと思います!
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