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持続可能な心の善循環

1)多くの人に支えられて


先日、本校サッカー部が高校総体島根県大会で優勝し、2年連続15回目インターハイ出場を果たしました。
また野球部は、島根県春季大会優勝、松江地区大会優勝、28年振り山陰大会優勝。射撃部は、中国高校ライフル選手権大会2年連続3回目の優勝と生徒の活躍が続いています。

保護者や卒業生からはお祝いのメッセージが届き、地域の方やご近所さんからも「おめでとうございます」、「よかったね」と声を掛けらます。

応援してくれている人がたくさんいることは、本当にありがたい限りです。

生徒の中には、家族をはじめ多くの人に支えられて、自分の好きな活動に打ち込めることに、感謝の気持ちを持っている人がたくさんいると感じています。

家族や地域の人はもちろん、大会運営に携わる人たちや、移動や食事などの準備などを含めると、本当に数多くの人に支えられて、活動に集中できていることに、さらに感謝を深めてもらいたいと思います。

自分独りの力だけで生きている人は誰もいません。

社会生活を何不自由なく営むことができるのも、たくさんの人の支えがあって成り立っていることを忘れず、「おかげ」を感じて生活していくことは大切なことです。


2)支える人になる


本校サッカー部のスローガンは、「常に自分に問え!チームの為に何ができるか!」です。私はこの言葉がとても好きです。

この考え方はサッカー部だけではなく、学校全体にも浸透してほしいと願っています。
「誰かのために何ができるか」という気持ちを持つことは、人を思いやる行動につながる大切なキッカケになります。

本校にはサッカー部のほかに、野球部、射撃部、マーチングバンド部、そして創立60周年を記念して昨年創部されたeスポーツ部があります。
学校の中では、それぞれの活躍をお互いに讃え合う良き校風が育まれています。

「自分たちはみんなから応援してもらっている」だから「今度は自分たちが応援しよう」という気持ちが広がって、全校で喜び合うという意識が生まれてきたのでしょう。
また、エールを送り合うことで、お互いに良い刺激を受け、一人ひとりのステップアップに繋がっているようにも感じます。

ただ勝つためだけではなく多くの人に支えられていることに感謝の気持ちを持ち、仲間と励ましあい、果敢に挑戦していく姿を通して、今度は多くの人に感動希望を与える立場となってほしい、誰かを支える存在に成長してほしいと願っています。


3)心の善循環


このような学校の雰囲気の中で、生徒たちから「恩返ししよう」という言葉をよく聞きます。

若い頃、尊敬する恩師から

人からいただいたご恩は生涯忘れてはいけないよ

と言われたことをよく覚えていて、そのように努めています。

「家族に恩返しする」、「お世話になった人に恩返しする」という気持ちを持ってがんばっている生徒は頼もしい限りです。

プレゼントをすることや感謝のメッセージを伝えることも、もちろん大切ですが、生徒の皆さんには、「今、自分のやるべきことに集中し、充実した日々を送ること」を常に心の中にもって、毎日を元気に過ごしてもらいたいと思います。
その積み重ねが、一番の恩返しになると考えます。

サステナビリティ(持続可能)とは、

将来にわたって機能を失わずに続けていくことができることシステムやプロセス

という意味ですが、

多くの人に支えられていることを実感する➡️感謝と恩返しの気持ちを持つ➡️誰かを支える側の人になる➡️再び多くの人に支えられていることを実感

ということを心の中で繰り返していくことができれば、持続可能な心の善循環が起きてくるのではないでしょうか。
それはお互いに支え合うという、これからの時代に最も必要な共生の心にも通じると思います。


さいごに


生徒の皆さんが、持続可能な心の善循環を繰り返して、共に支えあって日々を過ごすことができれば、一度しかない青春時代実り多きものにできると思います。

生徒の為に何ができるか!
学校の為に何ができるか!

私自身も、常に問いかけながら、多くの人に支えられて今の自分があることに感謝を深めて、今日も生徒や先生方と共に、誰かのために、自分にできることからコツコツと取り組んでいきたいと思います。


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