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日々・はなうた食堂調理室

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はなうた食堂調理室主宰・shokosunによる、はなうた食堂調理室の記録、メモ、そしてメッセージ
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#台湾

羅漢齋/羅漢菜 〜料理を作りながら感じたこと、考えたこと。

羅漢齋/羅漢菜 〜料理を作りながら感じたこと、考えたこと。

何やら難しい名前のレシピを見つけたので読んでみる。
羅漢というのは、仏教用語で、最高レベルの悟りを開いた人のこと、その名称を戴いたこの料理は、英語表記だとbudda’s delight となっていて、仏様、あるいは仏教徒の喜び、お気に入り、といったところでしょうか。
私なりに解釈すると、ベジタリアン仕様の豪華な八宝菜といったところ。
中華圏では、お正月料理として登場したりするらしい。
そう言われて

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いつだって扉開く世界でありますように。

いつだって扉開く世界でありますように。

「料理臺灣」
「五味八珍的歳月」
台湾料理に関するストーリー、2冊、どちらも読みかけ(いつ読み終わりますねん)。

1冊は、レストラン料理としての台湾料理の発展を、本省人と呼ばれる、比較的古い時代から台湾に住む漢人の視点で。

もう1冊は、テレビの料理番組を通じて台湾家庭料理の発展に寄与した料理人の物語。彼女は、第二次大戦後に中国大陸から台湾にやってきた、外省人と呼ばれる立場の人。

台湾には他に

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湯(スープ)を考える。

台湾の湯(スープ)がとても好きです。薄味だけどしみじみ美味しいスープ。滞在中体調が崩れそうになったとき、何度助けられたかわかりません。

食事にスープというのは、とても大切な存在らしく、食堂などで頼まずにいると、必ず「湯呢!?(スープは!?)」と聞かれるほど。食事中にお茶を飲む習慣のない国(もっとも、持ち込んだドリンク類を飲みながら食べる人も多いのですが)ですから、スープが水分補給の役割を果たして

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