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#多様性を考える

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・多様性の宝庫である世界との接点の中で気づいたこと ・職場におけるダイバーシティ&インクルージョンの実践 ・自分のマイノリティ性に向き合う
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#海外駐在

結局、「海外で働きたい」というのは何だったか

結局、「海外で働きたい」というのは何だったか

私は父の仕事にあわせ、幼少期をヨーロッパ、アジア複数ヶ国で過ごしました。社会人になるまで海外に出たことがなく、海外に憧れていた父は私によく言いました。

「こんな機会に恵まれた日本人はそうそういないんだから、将来はグローバルリーダーになりなさい」

グローバルリーダーになること。
その目標を捨てることができなくて、就職先は海外転勤の可能性がある会社を選びました。

そんな私にとって、海外で働く機会

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異文化と働く:変化に強い遅刻魔たち|The Culture Map

異文化と働く:変化に強い遅刻魔たち|The Culture Map

コロナによる突然のロックダウン、在宅勤務の開始、変化し続ける市場環境。そんな中で私(タイ駐在中)は東南アジア出身の同僚たちの活躍(「変化」に対する適応力の高さ)に目を見張りました。

その気付きを深めるきっかけをくれた、『The Culture Map(邦題:異文化理解力)』という本をお供に、そんなコロナ体験を振り返ってみようと思います。

引用は、8章の「How Late Is Late? Sc

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職場におけるダイバーシティ:ポイントはマジョリティ/マイノリティ理解

職場におけるダイバーシティ:ポイントはマジョリティ/マイノリティ理解

タイに赴任して、より多国籍な人と働く部署への異動してきました。赴任前の私の目標は、「より様々なバックグラウンドの人と働くことになるから、"diversity & inclusion" を実践し極めよう」でした。

ところが、来てみたら "diversity & inclusion" ということにほとんど気を使っていない自分に気づきました。

「より多国籍な環境に来たら、なんでかえって簡単に感じるん

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