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「お腹が弱くて出勤するのが怖い…」その恐怖心を克服する方法

さて、今回はお腹が弱い人のための記事を書いてみようと思います。

と言うのも、私もお腹の弱さに悩んでいた1人だからです。

私は特に学生時代。

中学、高校がピークでした。

診断こそ受けていないものの、恐らくその症状は、


「過敏性腸症候群」

ガスや下痢の症状にひどく悩んだのを覚えています。

完全に心因性です。

なぜこのような症状が出始めたかは、ハッキリと覚えているので。

まぁとにかく下記の瞬間です。

下記の瞬間から地獄が始まります。


・教室のイスに座った瞬間
・授業が始まった瞬間
・全校集会で体育館に集まり、床に座った瞬間
・試験が始まった瞬間etc.


それまでは全く問題なかったお腹が悲鳴を上げ始めるんです。

往々にして静か~な時に限って、お腹がおかしくなる(笑)

コポコポとガスが溜まったり、どうも下痢っぽくなる。


ちなみに先程なぜこのような症状が出始めたかは、ハッキリと覚えているとお伝えしました。


あれは中学生の時・・・


授業中です。

授業中にお腹が鳴ったんですね。

それまでは、お腹が鳴っても他の人には聞こえていないだろうと思っていたんですが、友人から、


「お腹鳴ったやろ(笑)?」


と言われました。

別に友人に悪気はありません。

中学生というまだまだ子どもですから、シンプルに「お腹鳴ったやろ(笑)?」とからかってきただけです。

しかし、中学生という思春期。

私はそれ以降、極度にお腹が鳴ることへの恐怖心を覚えるようになりました。


「授業中にお腹が鳴ったらどうしよう・・・」
「みんなに聞こえたらどうしよう・・・」


そう思うようになったんですね。

そうして過度にお腹が鳴ることを恐れるあまり、お腹が鳴ることを我慢したり、あれこれ意識していたら、お腹がおかしくなりました。

完全に心因性ですよね。

心の問題が身体に現れている状態です。


「授業中に鳴ったら・・・」
「静かな雰囲気に鳴ったら・・・」
「試験中に鳴ったら・・・」


そんなことを過度に心配し、恐れていたら、、、お腹がおかしくなりました。



・・・とまぁ、これが私のお腹がおかしくなったきっかけなのですが、私の実体験も踏まえつつ、カウンセラー的立場からのアドバイスも踏まえつつ、今回のテーマをお届けしたいと思います。



「お腹が弱くて出勤するのが怖い…」その恐怖心を克服する方法


です。

最後までお付き合いいただければ幸いです。


さて、この恐怖心というのは厄介なもので、同じくお腹が弱い皆さんならお分かりになるかと思いますが、出勤日前日、出勤直前、そういった時にも襲ってきませんか?

いわゆる「予期不安」というやつです。


「またあの症状が出たらどうしよう・・・」


そんな不安や恐怖心が襲ってくるはず。

何度も何度も仕事中にお腹にガスが溜まったり、下痢のような症状に襲われていたら、誰でも不安になってしまいますよね。

しかし、この予期不安に対処しなければ、いつまで経っても不安や恐怖心は拭いきれません。

予期不安に対処していきましょう。


【予期不安に対処する】


さて、お腹というのは、ストレスがかかる状況下でおかしくなりがちです。

例えば私の場合、「授業中」「全校集会」「試験中」

そういった状況下でお腹のスイッチが発動していました。

どれも共通するのは、


「静寂」


です。

静かな場面ということ。

それは、私のお腹がおかしくなったきっかけである、


「みんなに聞こえたらどうしよう・・・」


ここに繋がりますよね。

静かな場面が私にとっては、非常にストレスだったということ。

まぁどんな人にとっても、静かな場面が多少なりともストレスであることは間違いないとは思いますが、過敏性腸症候群に悩まされるような人にとっては、そのストレスは100倍、いや1000倍と言っても過言ではありません。


レベルが違う(笑)!!


本当~に!!悩んでいましたから、一緒にしてほしくはないですよね←

とにかくレベルが違うんです。


【思い込み、ルールに対処する】



で、この予期不安に対処するためには、


「お腹が鳴ったらいけない」
「授業中にトイレに行ったらいけない」


そういった自分の中の思い込み、ルールに対処する必要があります。

この思い込み、ルールがあるから、しんどくなるんですね。

予期不安に苛まれて(さいなまれて)しまうわけです。


「みんなの前でお腹が鳴っても良い」
「授業中にトイレに行っても良い」


そう思うことが大切です。

実際、私のお腹が少しずつ改善し始めたのは、そういった考え方が少しずつできるようになってから。

授業の前には、後ろや隣の席の友人に、


「お腹鳴りそう(笑)」


そんなふうにあえて自己申告していました。

いわゆる「自己開示」です。
(そんな大層なものではない?)

そうすると、意外とみんな、


「俺も(笑)」
「俺も鳴りそう」


そんなふうに言っていたのを覚えています。

みんな同じだったんです。

この同じ、ある種の仲間意識、共同体感覚は、「一人じゃない」と思えるので、とても大切です。


【「念のため」が命を救う?】


学校に着いたら、「念のため」トイレに行くようにもしました。

お腹の調子が良くても悪くても、です。

朝礼が始まる前、授業が始まる前、そんなタイミングで “必ず” トイレに行きました。

いわゆる「安全希求行動」

安心するわけです。


「トイレに行ったから大丈夫だろう」


そんな気持ちになれます。

安心を担保することって大切です。

心の不安やストレスが、この過敏性腸症候群には大敵です。

少しでも不安やストレスは軽減しておく。

そんな意識が大切です。

それは本当~に!!悩んでいる人にとっては、


「命を救う」


それぐらいの感覚と言っても過言ではありません。

「念のため」の行動は、積極的に行っておきましょう。

不安やストレスは、1mmでも小さく×2、です。


【勇気を出して行動してみる】


これも本当に大切です。

少し【思い込み、ルールに対処する】と重複する部分もありますが、授業中や試験中にトイレに行っても良いわけです。

ちなみに私は大学受験の際に、手を挙げてトイレに行きました。

会場を埋め尽くす静寂の中(笑)、手を挙げて近くに来てくださった試験官の方に、そっとこう言いました。


「トイレに行っても良いですか?」


と。

カンニングペーパー等が無いかポケットの中等を確認された後、試験官同行でトイレへGOです。

そして再び机に帰ってくるとあらどうでしょう?

何人も何人も手を挙げてトイレに行き始めました。

みんな行きたかったんです。


誰がその先陣を切るか?


勇気を出して行動してみてください。

自分にとっても、相手にとってもメリットしかありません。

みんなから感謝されますよ(笑)


【余談】


上記のような対策を取って以降は、少しずつその症状も治まっていきました。

まぁ1番大きかったのは、大学への進学ですが。

大学の授業(講義)であれば、中学や高校の時ほど、授業中ずぅ~っと静寂ということは、それほどありません。
※授業にもよる

何より授業がもっと自由な感じですよね。

それが私には良かったと言いますか、お腹にとっては優しい環境でした(笑)


さて、で、余談ですが、「ガスピタン」や「ぐーぴたっ」なども試しましたが、一切効果はありませんでした。
※個人の意見です

商品自体はすごく良いのでしょうが、過敏性腸症候群のような心因性のものには、恐らくそれほど効果はないように思います。

何とて「心因性」ですからね。

心の問題です。

そっちが改善・解消していないのに、「ガスピタン」や「ぐーぴたっ」を試したところで、、、なのでしょう。

もちろん、人によっては効果を発揮する人もいるかとは思います。

対症療法的に “とりあえず” 試してみる価値はあるかもしれません。

確か「ガスピタン」のヨーグルト味だったかな?

あれは結構美味しかったです(笑)

今もあるのでしょうか?

良かったら探してみてくださいね♪


【最後に】


気付けば、ほとんど実体験ベースの話になってしまいましたが(汗)、逆にリアルで参考になるのではないでしょうか。

出勤の場合も同じです。

「予期不安」「思い込みやルール」

そういったものに対処してください。

そして実際に職場で行動にも移す。

要は、遠慮なくトイレに行きましょうということです。


「トイレに行くのは、恥ずかしい」


そんな思いもあるかもしれませんが、ここでトイレに行くことを我慢していては、まず間違いなく症状が改善することはありません。

これは間違いないのではないでしょうか。

トイレに行きましょう。

トイレに行っても良いんです。

そういった自分の中での「許し/赦し」があなたを救うはずですよ。

自分を苦しめているのは、案外自分だったりします。

別に誰もトイレに行くことを禁止などしていないんです。

ぜひあなたのお腹の調子が良くなり、出勤することへの恐怖心が楽になることを心から願っています。


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