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フレックスタイム制度ついに試験導入!

みなさまこんにちは、企画課Sです。

今回はいよいよフレックスタイム制度の試験導入についてお話します。
製造業において、フレックスタイム制度を導入するというのは珍しいお話なのではないでしょうか。
ぜひ皆さまのお役に立てますと幸いでございます。

【電子申請承認システムの導入についての記事はこちら】


導入の背景

以前X'sion導入時の記事でもお話ししましたが、昨年私の入社直後に行った「職場改善アンケート」での結果にて、フレックスタイム制度及びそれに近い制度の利用を希望する声が半数を超える従業員から上がったことがきっかけとなり検討を始めました。

アンケート結果集計後すぐに検討を始めたのですが、「個々の裁量で自由に出勤されたら納期に間に合わない…」など数々の障害があり、一度は導入を断念しました。

しかし、今年になって、年間休日を107日から120日へ増加させ、くるみん認定やえるぼし認定取得を将来的に目指していこうという意識に私たち経営企画部がなったときに、再度この「フレックスタイム制度」の導入を検討しようということになりました。

それからは怒涛の打ち合わせと試行錯誤の連続でした…弊社のシステムを一手に担ってくださっている会社さんや社労士さん、X'sionの運営をされている会社さんなど何度も弊社に足を運んでいただき、「法律的観点」及び「システム的観点」の両方で実現可能なフレックスタイム制度の模索が始まりました。

フレックスタイム導入目的

弊社では今回のフレックスタイム制度の導入の目的として下記2点を掲げています。

➀生産性の向上
➁子育て、治療、介護などとの両立支援

➀生産性の向上
弊社は残業時間を削減すべく、残業については完全事前申請制をとっており、なかなか「あとちょっとだけやって帰りたい…」というのが簡単ではありませんでした。そこでフレックスタイム制度の利用を通じて、個人にある程度時間配分の裁量を任せ、自分で生産性を高めることができるようにしました。

➁子育て、治療、介護などとの両立支援
従業員一人一人の環境や置かれている状況は異なるものです。私自身も子育て中で、頻繁に子供が体調を崩し、さらに移って自分も体調を崩し…というのはよくあることです。そうなると有給休暇はなくなる、仕事はたまる、だけど残業はなかなかできない…そんな負のスパイラルに陥ることもしばしばあります。そんな人のために両立支援の1つの選択肢として使ってもらうということも大きな目的の1つでした。

製造業でのフレックスタイム制度

製造業でのフレックスタイム制度って私たちはあまり聞いたことがありませんでした。聞いたことがあったとしても事務所の人だけ等、生産現場に携わる人にフレックスタイムが適用されるのは珍しいような気がします。
弊社でも、議論をする中でこのような意見は何度も出ました。

「納期があるのに本人の裁量に任せたら大変なことになる」
「前工程の人が自由に勤務時間を決めたら、後工程の人は困るだろう」
「誰が何時に来るのかわからないのではこまる」

だからと言って事務所の人だけに対象を狭めてしまったら、目的の一つである生産性の向上にはつながりません。。。

・従業員には事前にフレックスを使った勤務予定時間を届け出てもらうこと
・届け出をしたら上長と会話をすること(仕事を割り振る必要はないか)
・目的に沿った使い方をすること

上記3つを徹底してもらうことで日勤のフルタイムで働く人へのフレックスタイム制度の試験運用を5月16日より開始しました。

なぜ試験運用なのかというと、実際従業員がどんな使い方をするか想像ができなく、目的に反する使い方が横行した場合生産性の向上どころか低下につながってしまう恐れがあるためです。
まずは半年間試験的に導入して、問題なければ正式運用という形の予定です。

利用状況

さて、肝心の利用状況ですが、このような結果になりました。

5月度:利用者5名
6月度:利用者7名(6/28時点)

前述のとおり、少し届け出が面倒なのでなかなか急には利用者が増えるわけではありませんが、少しずつ増えているのがとても嬉しいです。

私個人の感想としてはとても助かっています。前述した通り、突然訪れる子供(とわたし)の体調不良や通院、でも病欠で有休が減るのは悲しいし、仕事もさばけない…そんな時に使ったり、「今日は集中してまとめてやりたい!」ってときにも使ったり…両立支援を理由に使っていることの方が多いですが、結果的に効率も上がっているような気がしています。

少しずつでもいいので、みんなが使って、「便利だな~」が広がり、「それなら、使ってみようかな…」が広まっていくといいなと思います。

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