”本能”という言葉のナイフが人を刺す
一つの言葉選びがその人自身を表すことがある。相手にとっては些細な一言でも、いかに言葉に気を使っているか分かったり、また時にはそうでないことを露呈させる。肌感覚では後者の方が多いのだが、その言葉の内に”本能”とか”生物学的”が使われることが多い、と感じる。というか、僕の場合、上にあげた二つの言葉を使われるとまず身構える。
大抵はその後に爆弾発言が続くからだ。例えば「女性には本能的に母性本能が備わっている」と言うおじさん教師に、「男の方が偉いのは生物学的に見れば仕方ない」だとか