ニットの重ね着。それが『マトリックス』のファッションだ。

多分僕しか格好いいと思っていないマトリックスのボロボロな服。

『マトリックス』というとみんなスタイリッシュな黒い服をきているイメージがあると思うけど、僕の場合はそんなオールブラックコーデよりも、マトリックス内における現実世界のボロボロの服の方が好きだ。（あの船の中で着てる服ね）

そんなわけで『マトリックス』のズタボロファッションを紹介していく。

例えばこの服。ダボダボのオーバーサイズニットに黒スキニー。昨今の流行りのシルエットを1999年にて既に先取りしている。

ニットを重ねるというところがいい。首元も開かれているのが最近っぽい感じがする。

トリニティのこのグレーのニットもかわいい

そしてモーフィアス。なんだこの服。中国の修行僧みたいな格好している。が動いているのを見るとこれもまた格好いいのだ。

SF版ベストキッドみたいな図だ。

そんでこのタンク。絶対この映画以外許されない格好しているけどめちゃくちゃ格好いい。汗臭いんだよなー。ワイスピの修理屋みたいな見た目をしている。

そして僕は気づいてしまったのだが。

こいつら全員ニットの重ね着してやがる。困ったらニットかタンクトップ着てる。そんでボロい。ボロボロだ。めっちゃきたない。めっちゃ格好いい。

ここまでみていただいてわかってもらっただろうが、マトリックスはスタイリッシュな兄ちゃんが銃を持って追いかけっこする映画ではない。ズタボロのニットを重ね着して、その汗臭さを楽しむ映画なのだ。
そんなわけでよろしく。