読書ログ 『政治的に無価値なキミたちへ』
どんな本? 著者は早稲田大学で講師経験のある人物。本書では日本の社会科教育を「政府がイデオロギーを宣伝する場」と捉えて警鐘を鳴らした上で、社会の「真理」の解明を試みている。豊富なデータ、特に「諸外国との比較」を多く用いることで、客観的な日本の立ち位置がわかる本となっている。この手の本にしては筆者の主張が強く、かつ表現が過激と感じる部分もあるが、(そういった偏りがあることを前提に読み進めさえすれば)政治のおもしろさが伝わってくる本だと感じた。
政治にそこまで興味のなかった自