2022/3/28週|マーケターのための読書リスト|名著50
株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川と申します。
4月ですね。新社会人として新しい環境で働き始めたり、社内の異動・転職等でマーケターに初めてなるという方も多いと思います。
自分も毎年この時期になるとおすすめの書籍をポツポツと聞かれます。
今日はそういう方々を想定して、マーケティング関連の名著を50冊紹介してみたいと思います。
大学生の頃(2005年以降)から読んできたリストを眺めながら、今も仕事面に影響を与えているなぁと思う本や、初めて読んだ当時に衝撃を受けた本を中心にピックアップしてみました。おそらく20-30冊に1冊レベルに感動したものばかりです、、!
こうして並べるとたくさんの本を読んできたものだと思います…
以下、若干抽象的な本〜具体的なスキルにまでカテゴリをいくつかに分けてご紹介します。導入に近い本も多いので、そのカテゴリで興味を持てたら周辺の本に広げていくのが良いかなと。
経営関連の本
前提として以前も書いたことがあるように、マーケターはキャリアの最終系として経営者を目指すのも一つの姿だと思っています。(参考:マーケティングのスペシャリスト型?プロデューサー型?)
また、学生時代は経営学(経営戦略論や組織論)を専攻していたこともありまして、この領域に対する関心も強く、最初に紹介したいと思います。
経営学の学派・フレームの大凡の理解や、秀逸な戦略に触れるのは血肉になっていくと思います。また、経営者を目指すのであれば心理学や組織論、ファイナンスに関する著書などもカバーできると良さそうです。
01. 経営戦略の思考法
02. 小倉昌男 経営学
03. ストーリーとしての競争戦略
04. ゲーム理論で勝つ経営 競争と協調のコーペティション戦略
05. イノベーションのジレンマ
06. ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる
07. ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
08. 会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカ――500年の物語
09. 道具としてのファイナンス
10. ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務
11. 組織戦略の考え方 ――企業経営の健全性のために (ちくま新書)
12. NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX
13. NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く
14.人を動かす 文庫版
15.道は開ける
16. 影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか
マーケティング戦略
普段の実務に即応用できるような考え方が記載されている本をピックアップしてみます。
17.わかりやすいマーケティング戦略 新版
18.USJを劇的に変えた、たった1つの考え方 成功を引き寄せるマーケティング入門
19.確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力
20.たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング
21.ポジショニング戦略
22.V字回復の経営
23.戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ
24.経営パワーの危機―会社再建の企業変革ドラマ
思考法
マーケ職に限らず、仕事を進める上で身につけておいた方がよい力があると思います。いわゆる「地頭」と表現されるものがイメージ近いですが、個人的にはこれはトレーニングで身につけられる後天的なものかなと考えています。その辺りのトレーニングに良さそうな本が以下の書籍たちです。
25.イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
26.FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
27.仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法
28.「具体⇄抽象」トレーニング 思考力が飛躍的にアップする29問
29.戦略「脳」を鍛える
30.ヤバい経済学
コミュニケーション関連・スキル
具体的なスキル系の本です。
特にマーケティングの部署は横断的に様々な部署と関連するため、人に伝える力(プレゼン)・人の話や意図を理解(読み取る)する力が必要です。
聞く力のようなものに関しては、大学ゼミの教材の輪読で、精読が徹底的に求められる環境だったので、著者の意図を理解し、先生やゼミ生と議論する中でこの力を鍛えられた気がします。そういう意味では読書をすること自体が聞く力を底上げすることになるかもしれません。
また、職能上、数字を扱えることは必須かなと思います。数字を加工する力もそうですすし、解釈する力もです。
データにアクセスする力。SQLの基本はできるべきかなと思います。
英語はできないよりはできた方がいいなぁというのは社会人になって周りの帰国子女の方々を見ていて一番感じる部分でした。
経営関連の本で触れた通り、財務諸表の理解はできていると望ましいです。
以上あたりをカバーする書籍群が下記です。
31.プレゼンテーション Zen
32.スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン
33.ひとつ上のプレゼン。
34.ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた 外資系投資銀行のエクセル仕事術---数字力が一気に高まる基本スキル
35.「それ、いくら儲かるの?」外資系投資銀行で最初に教わる万能スキル エクセルで学ぶビジネス・シミュレーション超基本 1万人以上のビジネスエリートがこっそり学んだ人気講座
36.すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!
37.スッキリわかる SQL 入門 ドリル215問付き! (スッキリシリーズ)
38.ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ
39.完全独習 統計学入門
40.統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門
41.史上最強図解 これならわかる!ベイズ統計学
42.TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
43.どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
44.書いてマスター! 財務3表・実戦ドリル
世の中の見方
少しいつもと違う考え方を自分にインストールしたいときに読むと良さそうな本を紹介します。読み物としても面白いと思います。
45.ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質
46.社会学の名著30
47.脱常識の社会学―社会の読み方入門
48.銃・病原菌・鉄
49.自分の中に毒を持て
50.サピエンス全史
以上、マーケターにおすすめの書籍でした。どれか一冊でも手に取ってみていただけたら嬉しいです
ではでは、今週はこの辺で。
この記事について
株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。
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