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#140字小説方丈杯 への投稿作品⑤/6作品まとめ記事
◆方丈 海 氏の140字小説が ワニブックスさんで書籍化されたことを記念して
行われていた140字小説のコンテスト【#140字小説方丈杯】に
私は【計66作】をハッシュタグをつけて投稿するかたちで応募しました。
※詳しく知りたい方は ↓ 『#140字小説方丈杯 への投稿作品①』の
記事をお読みください。
#140字小説方丈杯 に投稿した作品をまとめて紹介します。
※作品の解説は時間を経てからいずれするかもしれませんが……
まず先入観などを持たずに読んでいただきたいので、あえて書きません。
※改行などはTwitter投稿時から修正しています。
我が家に最強寒波が襲来。妻の機嫌が最大級に悪い。
クリスマスプレゼントもあげたし、正月に楽させてやろうと高級おせちを手配したのも俺だぞ。なにが不満だってんだ。
「名前を呼んで」
な~んだツンデレかぁ?
振り向いて、恨めし気な氷の微笑で思い出す。
雪女…いや、「雪子誕生日おめでとう!」
※Twitterのトレンドで「最強寒波」があがっていたので
自主お題として、140字小説を創作しました。
「料理のさしすせそを答えて!」 砂糖? 塩? お酢? 背脂?
「急にヘビーな! んで、そは?」 んー、ソルト?
「塩2回目やがな!」 私塩派なんですよぉ。
MCにハマるにはこのくらいの天然さ具合がいい塩梅だろう。
酸いも甘いも嚙み分けた大物司会者が今ハマっているものは、ラーメンだとリサーチ済み。
1月20日作 『ハマる』
君の好みは渋かった。 グミじゃなくて干し柿。チョコじゃなくて羊羹。
購買で惣菜パンが買えなくて、屋上で仕方なくあんパンを食べ終わった僕の口にカリカリ梅を放り込んだ君。
口を窄めた瞬間唇が触れた。
「いい塩梅になったでしょ?」
言葉遣いまで渋い。 口の中のしょっぱさがまた甘さに変わった。
1月20日作 『甘い干し柿は渋柿で作られている』
※#monogatary ○月○日のお題「○○○」と書かれているものは
monogatary.com さんで毎日12時に発表されるお題から着想を得て
140字小説としてしたためたものです。
↑ 想田翠 の投稿ページもよければご覧になってみてください。
※ほぼ毎日投稿しています。
毎回背景・フォントなども物語に合わせて選択しています。
世の中で転売ヤーが暗躍しとるらしいな。
スパイちゃうねん。大きな顔して値段吊り上げて転売しとるわ。 ヒーローっぽい俗称も気に食わん。 商品をほんまに買いたい思っとる人が買えへんって嘆いとる。
解体して10(テン)倍に売れるっちゅーことやろ? えらいこっちゃ。
…俺はようツッコまんぞ。
※Twitterのトレンドで「転売ヤー」があがっていたので
自主お題として、140字小説を創作しました。
長葱、白菜、肉…次々カゴに入れていく。
同じサークルの男女数名が1Kで鍋を囲む。
取り分け女の株が上がり、コタツの下で秘密の恋愛が進行する。
レジへの動線を共に辿ったリア充達がこの後生み出すであろう物語。
時短と節約の為の1人鍋には眩しすぎる。
カセットコンロ爆発しろなんて思わないよ。
1月21日作 『鍋奉行になって煙たがられたい』
今日は食卓に皿が少ないな。
煮物を盛る大皿なんて久しく見てないぞ。
小鉢は? 薬味入れよ。
食器棚で半年以上休眠してたんだから活躍したいな。
パパ「お鍋用の取り皿達の囁きだ」
息子「出た、パパの空想茶番劇」
ママ「じゃ週3で登板してもらおう。休眠期間も半減で」
息子「パパのバカ」
1月21日作 『お鍋を囲む物語』
以上のように、#140字小説方丈杯 への投稿を
6作品まとめたものを記事にしました。
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想田翠/140字小説・短編小説 @shitatamerusoda
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