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優秀な社員が会社を使うコツ③

先日、「中堅社員が会社を楽しく過ごすコツ」ということで
記事を書かせていただきました。そこで、コツは
「会社を使って自分のやりたいことをやる」ことだと説明しました。

そして、前回からは「会社を使う」ためのコツを話しておりますが
今回は、「できない理由を探さない」心構えについて説明します。

①やりたい気持ち(やりたいこと、ありたい状態)
②大義名分
③できない理由を探さない
④信頼貯金は崩すもの
⑤いろんな財布探し
⑥雪だるま式仲間づくり

会社を使ってやりたいことをするにあたって、さぁアクションするぞ!
と思った後によくあることは「自分で」心理的なブレーキをかけてしまい
その動きを止めてしまうことです。

例えば、アイディアを思いついたら、誰かにそのアイディアを話したくなりますよね。
その相手は上司だったり、同僚だったりすると思いますが、その反応が
少し薄かったり、指摘されたり、現実的な意見を言われたりすると、
あたかも否定されたような気分になって考えを止めてしまったりします。

その時に起こっているのは、できない理由を
「外から言われて反応している」状態であり、その心理的には
「できない理由を自ら探してしまって」います。

みなさんがもし会社を使いたいと思った場合に必要な考え方は全く逆です。
「指摘があったらありがたい」と思い、「指摘を貯めよう!指摘なんざ
見える化してやっつけてやるぜ!」くらいの気持ちの方がうまくいきます。
または、「指摘を無視してでもやりたいんだ」と言えるくらいの強い気持ちを持つことができていれば最高ですね。

要は、外から言われていることは事実として受け止めはするものの、
それはあくまで自分の外の話。
自分の中で「自ら足を止めることをしない」、「思考停止しない」ことが
とても重要な心掛けです。どんな時でも歩みを止めてしまう、その判断をしているのは「自分自身」なのです。
以前の記事、仕事で困ったときに向き合うコツでも書きましたが、
心理的に肩肘を張らず、ゆるく、動かせるところから動かしていく。
できない理由を他責にせず、自責思考で前を向くことができるかどうかは、
プロフェッショナルにとって非常に重要なマインドだと思っています。

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さて、これまでの話は精神論なのですが、とはいえ、できない理由が
ちらほら見えてきたときの脱出のコツもご紹介しておきます。

そのコツは「とにかくアウトプットをすること」これにつきます。
「段階を踏んでアウトプットする」ことが複数の失敗体験と
成功体験を同時に生み、できない理由を打ち消していってくれます。

・アイデアを思いつく → アイデアを書き出す(テキストでも可)
・アイデアを伝える  → アイデアを図示化(パワポ)
・意義が説明できない → 大義名分を整理する(テキストでも可)
・上司を説得できない → メリットを表で作る(パワポ)
・予算が足りない   → 予算シミュレーション(エクセル)

とまぁ、ありがちな話で「そりゃそうだ」というご指摘はあると思います。
ですが、実はそもそもアクションに慣れていない人は、アウトプットを
「壁打ち」した経験が圧倒的に少ないことが多いです。
アウトプットが少ないが故に、アウトプットの質が足りず、
話を通せないのです。ですので、まずは手を動かしてとにかく資料を
作ってみましょう!そしてそれをいろんな人に壁打ちしてみるのです!

会社を使うコツ③‗やれない理由を探さない

壁打ちをしていくと、いいところも悪いところも「見える化」しますので、
もちろん指摘ももらいます。でも懲りずにその指摘に対して答えていくと、あるタイミングで資料の「量」が資料の「質」に変換されます。
資料の勘所を理解し、作成時間もかなり短縮できるようになります。
時短の結果、さらに「量」を生むことできるようになり、またさらに
「質」が上がり・・・と、良いスパイラルを生むのです。
そうすると、意外とできないと思っていた事柄も、ヒョイと超えることが
できたりします。この経験はまさに会社員の醍醐味でもあるので、優秀な方にこそ、ぜひご経験いただきたいと切に願っております。

また、このスパイラルの副次効果として、アウトプットの実行そのものが
アクションとして楽しくなってきますので、そうなったらしめたもの。

そんなあなたはいつの間にか、周りに「一目置かれる存在」になっている
はずです。次回はそんな「一目置かれる存在」のあなたの活用方法について書きたいと思います。(続く)

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