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優秀な社員が会社を使うコツ②

先日、「中堅社員が会社を楽しく過ごすコツ」ということで
記事を書かせていただきました。そこで、コツは
「会社を使って自分のやりたいことをやる」ことだと説明しました。

そして、前回からは「会社を使う」ためのコツを話しております。
前回は「やりたい気持ちの探し方」についてでしたが、
今回は、会社における「大義名分」の作り方について説明します。

①やりたい気持ち(やりたいこと、ありたい状態)
②大義名分
③できない理由を探さない
④信頼貯金は崩すもの
⑤いろんな財布探し
⑥雪だるま式仲間づくり

さて、会社を使って「レバレッジを利かせたチャレンジ」をするためには、会社を使うための「大義名分」が必要です。

レバレッジを利かせるということは、イコール「会社のリソースを使う」ということですから、リソースを使うための理由が必要、、、それは当然ですよね。

で、その大義名分を探す際には、コツがあるのです。

会社を使うコツ②‗大義名分

みなさんは、普段業務を遂行するにあたり、どのレイヤーの目標を意識しながら仕事をしていますか?
もちろん役職によって違うと思いますが、中堅社員の大半の方は、おそらく個人目標から部門目標くらいの視点で仕事をしていると思います。

私の経験上、会社を使うためには、少なくとも事業本部レベルの目標感を
把握しておくことが重要になります。
事業本部レベルということは通常は執行役員クラスの視点ですね。

要は、事業本部のやりたいことと、自分がやりたいことが一致していれば、
「会社を使える可能性は飛躍的に高まる」ということです。
逆に一致していなければ、事業本部の異動や転職をすることも考慮にいれることで視野が拓ける場合もありますね。

通常、ある程度の会社であれば、年度の最初や四半期単位で
事業本部のキックオフや方針説明と称して事業の方向性が語られます。
でも、それって「自分の業務には直接関係ない、遠い話だなぁ」と
思ったことはありませんか?
(少なくとも若かりし頃の私はそうでした。)
話半分というか、フーン、そうなのね、という感じで
翌日には記憶から消えている。。そんな感じだったりしないでしょうか。

それはそうなんです。当たり前なんです。
普段は個人目標から部門目標くらいの視点で仕事をしていますからね。
でも!会社を楽しく過ごすには、ここを意識することが重要です!

事業本部(執行役員)がやりたがっていることを把握する。

これはかなり重要です。実は、上司やその上の経営層は、
「現場からのWILLを持ったチャレンジ」を常に待っています。
これは、私が上場企業の社長付政策秘書をさせていただいていた
経験からも間違いない事実だと思います。

でも、思っている以上に現場からは「WILLを持った提案」はあまり上がってこないです。なぜならトップダウンで指示をしているからです。

ただ、ここは会社という組織の矛盾というか力学の面白いところでは
あるのですが、上から提示をしているのはあくまで「方針」であり、
実際に動くのは「現場」です。
現場側が方針を理解してもらっているのなら、役員からすれば、
あとはその方針に沿って現場からの提案がどんどん欲しいのです。

で、その提案が自分の考えと合っているなら、結構OKが出ます。
役員クラスは、「俺を楽しくさせる提案を持ってきてくれよ!」
と、いつも思っているのです。優秀なリーダーは即断即決です。

で、OKが出るならば、それは事業本部のリソースは使っていい、
というお墨付きを得られるということですから、
なんだか自分が事業本部長クラス、役員になった気分になりませんか?
それってめっちゃ楽しくありませんか?
好きなことやって会社を動かすって、ほんとに楽しいんですよ。

また、相対的にWILLをもって提案してくる中堅社員は数が少ないですから、副次効果として、経営層に顔が売れるという効果もあります。
(顔が売れることのメリットはまたどこかでお話しします)

ということで、次回は
「そうは言うけど、いっても行動するの難しくない?」という方のために
アクションを起こすコツをお話ししたいと思います。(続く)






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