金木犀 7 高野しりもち 2019年10月17日 18:17 肌寒くなってきた。家路を急ぐ。その途中いつもの公園の前に差し掛かったいい香りがした。「今年もこの季節がきたな」あの子の香水もこの香りだった肌寒くなるたび思い出して、元気かな?ってだからこの季節は嫌いだ。叶わなかった事が脳から引きずり出されるから。「…しばらくここは通らないで帰ろう」そう言いながら明日も通ってしまうのだろう。この香りと僅かに残るあの子の姿を重ねるために。ほんとうにダメな男だ。ぼくは。 #詩 #ポエム ダウンロード copy #note #詩 #言葉 #ポエム #花 #短編 #秋 #恋 #散文 #冬 #想い #香水 #金木犀 #キンモクセイ #あの子 7 最後まで読んでくれてありがとうございます。 スキしてくださるととても嬉しいです。 してくださらなくても、目を通してくれてありがとうございます。 サポート