手にしているものを活かす

今まで生きてきた中で、色々な体験や経験をしてきていると思います。その「体験や経験」で、あなたは様々な「誰かの何かの助けになること」も１つは必ず持っています。ただ以前に「ひとつ一つが異なる才能」の記事でも書いたように、その【既に持っているものの活かし方】なのです。

まずそもそもに、気付いていない人が多いです。確かに「何か成し遂げた」だったり「何かの資格で合格した」等、分かり易い「誰かの為になる要素」でないと中々気付けないかもしません。ですがあなたの体験や経験は唯一無二のモノです。

あなたが現在、自分で出来る事とは？と聞かれた時に何が出てくるでしょうか？その「出来る事」というのは、どこか「他の人にも分かり易いもの」ではないでしょうか。例えば、単純に「声が大きい」や「人と話さずにただ居る」といった、どこかシンプルで「特質が無く、誰にでも出来る」と思い込み排除していたりしませんか？最近話題で映画にもなった「レンタル何もしない人」はまさに、【何もしない、けれど人と一緒に居れる】という部分を自分自身で【才能・特質】として捉え受け取り「表現」したからこそ、必要だと思う人に出会えたのです。そしてそれが相手にとっての「求めていた事であり、してもらう事での喜び」にも成り、それがまた発振した人に返っていき「自分という存在がそのままでもイイ」と相手の喜びを通して実感できる、まさにお互いに【循環し合えている状態】なのです。

よくビジネスの言葉で、「三方よし」という言葉があります。売り手と買い手のみならず、社会に対しても皆が幸せになるには？という考えを軸として商売をしていくというものです。私が言う、【循環】というのもまさにそのことです。人は自分という単体では「自分の才能や特質」は中々分かりにくいかもしれません。ですが自分以外の存在がいる事で、あなただからこその「特質や才能」は浮き出てきます。そしてそれは上の記事でも書いてますが、【自分では当たり前と思っている・苦手、嫌だと思っていた自分の部分】の可能性がとても高いのです。あなたが自分自身の事をどう感じ思っていようが、あなた以外の存在にとっては「求めていた事であり、してもらう事で喜びになるもの」になるのです。折角、【循環し合える機会】が有るにも関わらず、私の元に人生相談しに来る人達もですが「自分でその機会を受け取っていない」人がとても多いです。

上の記事ではテーマが【愛】であり、無料で読める範囲では「与える」という部分について書いていますが、有料範囲にはまさに「受け取る」とは？について詳しく書いてます。興味あれば読んでみてください。

今回話してきたように、「あなただからこそ持っているもの」が必ず有り、ただその事に気付いていない・活かしきれていない、そして【受け取れていない】というのが実際は多いのです。多くの人は「自分の特質や才能とは？」と、どうしても【自分の外へ】と情報収集や時間、お金を費やしていってしまう。ですがもう既に有る、という前提で観ていくことをしてみてください。どれだけ「あなたが自身に対して無意識だったとしても、受け取れていないか？」がリアルに実感していけると思います。それだけあなた自身の可能性というのは大きく、広く、自分以外の存在にとってもそれらの特質や才能は【必要としているもの】なのです。

現在はあまりにも沢山の情報が入ってくる世界です。ただその他からの情報に引っ張られ過ぎて【あなた自身を失わないこと】も比例するように、とても大事な要素に成っています。今回話していた「特質や才能」もそうでしたが、【当たり前】の中にとても大事な事は隠れています。日々という日常で、あなたが「当たり前」に感じて思っている中だからこそ、あなた自身があなたと距離感を縮め離れないよう生きていくことです。

だからと言って、「自分は誰かの為に生きるのだ」「自分の使命を」とあまり目的や意味にばかり意識を取られて、結局目の前の【今】を蔑ろにしないよう注意してください。目の前の今が在り、今現在の自分がいる、それが何をするにしても出発処になります。【今、ここ】のあなたが本当に感じて思っていることは何か？その延長線上にちゃんとあなたが考えている事は存在しているのだろうか？と、１つ１つを丁寧に観て、選択していくことです。もしくは選択し直していくこと、その繰り返しが「あなたという人生であり、その道の中で得ていく持てるようになるもの」があなたの【特質であり才能】なのです。

難しくし過ぎず、けれどあなたという価値はシッカリ受け取りながら今を大切に生きていきましょう。