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【欲望の変化】改装したコンビニでわかる人々の欲望。
「おぉ!最寄りのコンビニの改装がいつの間にか終わってるッ!!」
ボクはしょっちゅうコンビニを利用していた。
出勤前・お昼時間・仕事終わり・友人と遊ぶ時などなど、なにかにつけてご飯や飲み物を買っていた。
やりたいことをやりまくったり、ダイエットのためにジョギングを始めると徐々に行かなくなった。
自由に使える時間が少なくなったり、ご飯やお菓子を食べなくなるとコンビニに行く機会が少なくなる。
それでも、お金をおろしたり、支払いがある時には行く時がある。
なので歩いて5分ぐらいで着く最寄りのコンビニをしょっちゅう使っていた。
しかし、2ヶ月前ぐらいに改装のため休業するとの貼り紙があった。
うっそーーん?!支払いやらなんやらする時はどないすんのーーーッ?!と非常に困った。
しょうがないので1.5km先にあるコンビニまで歩いたり、車を使う用事の時についでにコンビニに寄っていたりしていた。
そんな日々が続くなかで、いよいよ改装オープンの日がやってきたのだ。
今回は改装したコンビニで気づいた変化を語っていこうと思う。
それではヒアウィーゴーーーッ!!!
①パッと見だとなんの変化も無い改装したコンビニ。
といっても、その時点で特に買いたいものや支払いがある訳でもなかった。
2週間経った頃に、いよいよコンビニに行く予定があった。
改装オープンして初めて行くので非常にワクワクした気持ちで向かったのだ。
わざわざ1〜2ヶ月ほど時間をかけたのだから、どんな改装をしたのか楽しみだった。
最近では店内キッチンを設けるコンビニも増えてきている。
もしくは、ホットコーナーすらもセルフで取れるようにレジ周りを変えたのだろうか。
または、さらに商品を置けるように棚を増やしているのだろうか。
個人的にはウォシュレット付きのトイレがあったら最高だ(笑)
改装前のトイレにはウォシュレットが付いておらず、ウンコのキレが悪い時は非常にブルーだった。
勝手な期待感を抱きつつ、いざ店内に入ってみることにした。
正直いうと、パッと見では変わった点は特に見当たらなかった。
②スペースが極端に少なくなった雑誌コーナー。
ボクの勝手な期待は、見事に打ち砕かられたのだった。
出来立てを食べれる店内キッチンもなく、改装前とほとんど変わっていなかった。
しかし、じっくり見てみると変わった点が見つかるだろうと店内を回ってみた。
すると、すぐに変わった点に気づくことができた。
雑誌コーナーがめちゃくちゃ縮小していたのだ。
以前は雑誌用の棚が数メートルはあった。
だが、改装後には1メートルぐらいの棚が1つしかなかった。
ボクは10年前ぐらいに印刷会社に勤めていた。
その時から、インターネットに押される様子をまざまざと感じてきた。
斜陽産業になりはじめたことが、辞めた理由の1つになったのだ。
コンビニの雑誌コーナーが小さくなるというのは、わかりやすく目に見える形で紙の時代が終わることを告げている。
なんなら、他の店舗では既に雑誌コーナーが無くなる店舗もあった。
時代は確実に移り変わっている。
10年前に勤めていた印刷会社にいた同僚たちは一体どうなったのだろうか。
向こうは未来を見据えて飛び出したボクの行方はわからないだろう。
ボクも過去の名残りを見据えて残った同僚たちの行方はわからない。
しかし、確実に紙の時代は終わりを告げるだろう。
極端に小さくなったコンビニの雑誌コーナーがそれを物語っていた。
③トイレの位置を変更するほどに増えた冷凍食品コーナー。
鼻の奥がツンとするような感覚を味わいながら、コンビニ内をグルグル回ってみた。
特に変わった様子は見当たらなかった。
変わらない弁当コーナー、変わらない飲み物コーナー、変わらない日用品コーナー。
しいて言うならば、雑誌コーナーが小さくなったことで棚ごとのスペースが広くなっていた。
なので、どうせならばとトイレを見てみることにした。
ウォシュレットが付いているかどうかを確認するためだ(笑)
すると驚くことに、トイレの入り口の場所が変わっていた。
ボクはえっ?!と思った。
わざわざ壁をブチ抜いて新しい入り口を作り、もともとの入り口を綺麗に埋めていたのだ。
それだけの手間をかけて、トイレの入り口を変えていることに驚いた。
もともとあったトイレの入り口には、冷凍食品コーナーがずらりと並んでいたのだった。
改装前は2ドアしかない冷凍庫があった。
だが、改装後は冷凍庫自体が増えて6ドアとなっていた。
この違いは非常に興味深いと感じた。
なぜならば、ボクは冷凍食品コーナーで何かを買ったことが無いからだ。
弁当・おにぎり・サンドイッチ・チキンなどはコンビニに普通に置かれている。
なので、冷凍食品をわざわざコンビニで買う意味がわからない。
だが、冷凍コーナーが増えているということはお客さんの需要が増えているということだ。
なぜだろう?とは疑問が残るが、データ的にはそれが正しい判断となってくる。
おそらく、パンデミックの影響で家でご飯を食べる機会が増えているのかもしれない。
いつものコンビニ飯ではなく、ちょっと凝ったご飯を食べたいときに冷凍食品を購入しているのだろう。
スーパーで棚一面の冷凍食品コーナーを見たことはあったが、ついにコンビニでもそれが始まっているのかもしれない。
これまた時代の移り変わりを表しているのかもしれない。
ちなみに、ボクにとって重要なポイントだったトイレには、ウォシュレットが新しく取り付けられていた(笑)
④コンビニは人々の欲望を映し出す鏡。
この記事を書いていて思ったことがある。
コンビニがちょっと改装したぐらいで、ブログを書いているのは世界ひろしといえどボクぐらいではなかろうか(笑)
だが、たかがコンビニの改装、されどコンビニの改装なのだ。
自分なりに学べることを探すぞ!とか、なにがなんでも気づくぞ!などの気概さえあれば、なんでも好奇心を満たしてくれるのだろう。
といっても、コンビニ自体が非常に学びに溢れる対象だったりする。
なぜならば、コンビニは人々の欲望を移す鏡なのだ。
各社の膨大な販売データを使ったマーケティング、より良いものを作るための商品開発、小規模店舗を活かした流通サイクル。
スピーディー&ハイクオリティを実践するコンビニは、時代の移り変わりをリアルタイムで実感させてくれる。
つまり、人々がなにを必要として、なにを必要としていないかが丸わかりなのだ。
未来のことは誰にもわからないだろうが、少なくとも現在はコンビニを見ることでわかることも多いと思う。
だからこそ、コンビニは日常生活に溶け込んでいるのだろう。
そんなことを考えた今日この頃だった。
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