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クラファン110%達成の裏側

皆さん、こんばんは!
(いつも深夜に記事を書いているので、いつもこんばんはですみません笑)
CHIMNEY TOWN インターン8期生の丹羽蓮一郎です。

今回は、8月中旬から9月末まで、
僕が挑戦していたクラウドファンディングについて書いてみたいと思います。
実施した地域としても、僕個人としても今までやったことのない、クラファンは、全く先が見えない挑戦でしたが、目標に向けて、素人なりにどう戦略を立てて達成できたのか、その裏側や、僕が学んだことを書きたいと思います。


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まず、僕が挑戦したクラウドファンディングは、神奈川県相模原市の藤野という芸術の町で毎年行われている「藤野まるまるマルシェ」というイベントの開催と今後の継続に向けて行いました。

もし良ければ、覗いてみてください!

なぜ、このクラウドファンディングを、僕が挑戦することになったのか!

はじまり

それはこのイベントを主催している大体の代表の方から、
ある日、有難いことに、「イベント会場の空間演出をやってみない?」というオファーというか、ご依頼があって、僕はすぐに「やらせてください!」と返事をしました。
そもそも、なぜ、ただの学生の僕に依頼をしてくださったのか、それは初回の自己紹介記事でも書かせていただきましたが、高校3年生の時に、地元で主催した数百人規模の地域交流イベントがきっかけでした。

地元で起案し主催した、地域交流イベント「FUJINO SUMMER FESTIVAL」
地元で起案し主催した、地域交流イベント「FUJINO SUMMER FESTIVAL」
本イベントが神奈川新聞に掲載されました!

本イベントが「神奈川新聞」に取材していただき、掲載されました。
※左の人が僕です。
↓ネット記事はこちらです

そこに代表の方も来てくださり、有難いことに、僕の空間演出や、イベントを起案し主催するプロセスを見て、今回声を掛けていただいたとのこと!

それを知った時、僕は自分の好きなことを突き詰めて、社会との結びつきを模索してきた中で、それをこのようなイベントを通して共有し発信していて良かったと素直に思いました。また、人とのつながりがまた、次から次へと繋がっていく面白さも感じました。

そんな経緯があり、このイベントの空間演出を担当させていただくことになりました!と、そのはずだったんですが、

どうやら、このイベントは、今までボランティアでなんとか成り立ってきた中で、コロナ禍や物価高騰などの影響で、持続可能とは言えない状況での開催を迫られているとか、、
僕は、その中でクリエイティブをやるっていうのは、気持ち良くできないし、見逃せないという気持ちになりました。

クラファン提案

そこで、以前から知ってはいたけど、いざ自分ごとになってみると、よくわからないクラウドファンディングを実行委員や代表の方に提案し、クラウドファンディングのプロジェクトリーダーを務めることになりました!
日頃から西野さんの発信や記事、書籍でクラファンの事例や、活用方法について、その効果の大きさや可能性について知っていたので、今回の提案に至りました。

この地域では、過去に個人や団体ではクラファンをやっているものの、このような地域最大級ともなる大きなイベントでのクラファンは前例がなく、前代未聞・・正直、怖すぎる。
地域コミュニティが温かく深くつながっているからこそ、地域の全員に「クラファンをやっている丹羽くん」と覚えられてしまう、というプレッシャーもありつつ、クラファン達成の先にある目的に向けて、挑戦を決意しました。

クラファン準備

クラファンをやってみよう!とは言ったものの、まず、何をどう始めれば良いのか分からない状況の中で、クラファンについてネットやSNS、西野さんの発信を見返して、自分なりに知識を身につけて行きました。
文章作成からタイトル、サムネイルやサブ画像の作成、目標金額やリターンの金額の内容の設定、それが運営側と何往復も繰り返す、という感じで僕の今年の夏休みは、ほとんどすべてクラファンに注ぎ込みました。

クラファン掲載開始

そんなこんなで、7月下旬にクラファンの挑戦を決意し、8月中旬に掲載を開始しました。運営の担当者の方曰く、クラファン開設までの準備期間は平均で三ヶ月くらいかかるとのこと、それを2週間で急ピッチに進めたもんだから、毎日頭の中はクラファンのことだらけで、夢でもクラファンが出てきました笑

またもや、掲載開始したは良いものの、ここからどうすれば良いの???不安しかない状況・・
ここで考えたのは、支援者の気持ちになってみて、支援金0円のプロジェクトにはなんか支援したくないだろうなという、過去の自分の体験と、集団行動の心理を考え、まずは自分のポケットマネーでサクラ支援。
その成果があったのか、開始から1週間は、順調に支援が伸び続け、20%まで到達。その時はこのままのペースだったら、目標達成も夢じゃない?と思いましたが、驚いたのは、2週目。

戦略その1

なんと、支援者はひとりだけで、1%しか支援が伸びなかったんです。
これはマズイなと、ここから戦略を考えてみました。

・地域コミュニティを活用するため、地域の方々がつながるメーリングリストや地域情報網などでの発信
・イベント公式HPとSNSでの発信
・地域の公共機関や公共施設でのチラシ掲示
・地域の全自治会(数百)へのチラシ配布 ←一軒一軒、自治会長さんのお宅にチラシを投函しました。

これを、まずはやってみました。少し成果はあったものの、3週目が終わったところで、支援率は26%。なかなか厳しい状況。

クラファン宣伝チラシ

戦略その2

そこで、次なる戦略は、
協賛スポンサーを獲得するため、

・企業への営業メール送信!
・企業への鬼の営業電話!
・メディア(新聞・ネット記事)による宣伝 →ページ下部に掲載
・「活動報告」の投稿頻度を2日に1投稿へ!

地域周辺や区内、市内の行政や民間企業に直接メールで支援のお願い。これもただお願いするだけではなくて、クラファンを挑戦するに至った経緯や、会社とのマッチング、そしてリターンのご提案までを。
約40社にメールを送ったところ、返事があったのは、たったの2社!
それも、2社ともお断りのメールだった。

直接お伺いするのは難しいにしても、メールよりは電話の方が、返事をもらえるのでは?と思い、直接電話の戦略へ移行!!

毎日毎日、朝から晩まで、地域周辺の公共施設(温泉や美術館、建設会社や観光会社、病院、スーパーなどなど、)
このような、営業電話はやったことがなく、初めての経験だったのですが、これ、想像していた何倍も、精神的にキツい・・
幾度となく、怒られたり、そこまでする?ってくらい怖い対応をされたり、電話の発信ボタンを押すのが、毎回怖くて、心臓バクバク。
でも、ここで諦めてしまえば、地域に大々的に発信しているし、自分のプライドや意地があるし、何よりイベントの開催と継続のために、僕が自ら発案したんだから、それなりの責任があるし、イベントの名前を背負っているからには、結果を出すのは当然のこと。

営業電話をひたすら続けて、いくつかの企業や団体様にはお話はさせて頂いたものの、結果協賛して頂くことになったのは、温泉施設の1団体のみ。でも、これが本当に嬉しく、有り難く、心の支えになりました。

温泉施設「藤野やまなみ温泉」の館長さんとお会いしたとき

この温泉施設も、ただ電話をして終わりではなく、直接施設に伺って、お話をさせていただいて、色々と雑談をした中で得られた結果。ここで気づいたのは、他人にお金を払う(=支援)ときに、一番必要なのは、支援する人、支援をもらう人との関係性、つまり、人のつながりにあることを感じました。当然、信頼できる人にしか支援はできない信頼するには実際に会って、雑談も交えて笑いながら話したりすることが大切。そのプロジェクトに支援するのではなくて、その人を支援したいと思ってもらうことが、大切なんだなと、深く、深く学びました。

そうなると、今まで僕が一方的にメールや電話で支援をお願いして、悉く断られたのも納得の行く話で当然だな、と。

戦略その3

そこで、9月も中旬になり、5週目に差し掛かったところで、次なる手を考えました。それは、

・多くの人が集まる場所に実際に行って、そこで一緒に食べたり話したりと時間を共にすること

温泉施設の支援の件で、結局、人間関係と人とのつながりに尽きる。ということを学び、掲載終了までの折り返しは、大学に通いながら、放課後に地域の集まりや、ミートアップ会、イベントに参加するといったことを継続しました。
その中では、本当に多くの方に温かい声を掛けていただき、改めてオフラインで会ってお話しする、人のつながりの大切さに気づかされました。

目標達成!

そうして、6週目には、遂に目標金額の100%に達成することができました!!一番驚いたのは自分自身です!!4週目以前では、一切出なかった企業や団体様からスポンサーのご協賛を頂き、達成することができました!

クラファン達成の瞬間!

4週目の時点では、30%だったにも関わらず、人とのつながりを大切に、僕自身も人とのつながりを楽しんだことで、掲載終了1週間よりも前に目標達成することができました!!

特に6週目の数日間は、僕のスマホの通知が鳴り止まないほど、多くの方に支援をいただき、大学の授業中に、心の中で「ホッと」していました。
そして、そこから掲載終了までも、支援は伸び続け、最終的には目標金額の110%を達成することができました!!ほんとに嬉しいです。目標達成の画面を何回、スクショしたことか、、
(ちなみに、高価格帯リターンは、現金で直接支援をいただきました。)

改めて、この場を借りて、
本プロジェクトを応援、ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました!
ご支援してくださった方、温かく見守ってくださった方、メールや電話の対応をしてくださった企業や団体様、広報や拡散に協力してくださった地域の皆様、クラファンのアドバイスをしてくださった方、本イベントの実行委員の皆様、代表の方、他にも多くの方にお世話になりました!感謝申し上げます!

本クラファンが神奈川新聞に掲載されました!

↑「神奈川新聞」様に本イベントとクラファンについて取材していただき、掲載されました!
↓ネット記事でも!

このクラファンの目的は、目標金額の達成ではなく、あくまでもクラファンはプロセスに過ぎないので、11月に本番を控えるイベントに向けて、引き続き最善を尽くせるように頑張ります!!そこでは、会場の空間演出を担当させて頂くので、またこの記事でもご報告させてください!!

大変長くなってしまいましたが、(今までで最長?笑)
この記事を通して僕が発信したいのは、
今回のクラファンへの挑戦は、決して僕がすごいとか、戦略とプロセスで勝った!とかを言いたいのではなく、
この挑戦を通して、僕が学ばせていただいた多くの教訓や気づきを、もう一度こうして文章化することで、自分自身の中でも再認識でき、
恐れ多いですが、この記事を通して、皆様が少しでも何か気づきや発見がありましたら、幸いです。

それでは、長くなってしまいましたが、引き続きよろしくお願いいたします!

丹羽蓮一郎

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