機能解剖学の勉強で抑えるポイント ③筋肉も起始と停止の場所を言葉ではなく、絵で理解する
こんにちは。
日本身体管理学協会の新美です。
本日も前回に引き続き”身体を診る上で必要な解剖学の覚え方”について
3つ目のポイントである”筋肉も起始と停止の場所を言葉ではなく、絵で理解する”
を今日はお伝えしていきたいと思います。
前回のおさらい
それでは、本日もまずは前回のおさらいを簡単にしていきたいと思います。
前回は、”ミリ単位で記憶する”というのがポイントでした。
例えば骨を解剖学を記憶する際も、
ただ単に、名称を覚え流だけでは非常にもったいない。
例えば上腕骨であれば、骨頭には大結節、小結節や結節間溝があり隆起しているため、
触診をする際の目印とすることができるとされています。
また結節とは、複数の筋肉が付着しているポイントであることが多いですから、
それらの場所を的確に把握することで、筋肉の付着部も触り分ける際の目印にすることができるようになります。
そのため、これらの名称を知ることよりも、明確にこれらの凸凹を触り分けることの方が重要であるということです。
ただし、私も肩を初めて触った時は、骨模型ではあれだけ大きく凹凸があるにもかかわらず
実際触ってみると全然分からない・・・なんてことはしょっちゅうありました。
だからこそ、身体を触る訓練を積んで、それぞれをの特徴や場所を触り比べられるようにしておくことが、トレーナーにとっては必要になります。
筋肉も言葉ではなく模式図で理解する
では、本日のテーマについてお伝えしていきますが、
その前に、まず「機能解剖学を学ぶ意味」について改めて考えてみると、
それを学ぶことで、お客さまの痛みを評価したり、
効果的なトレーニングやストレッチを指導したり
ということが目的としてあるかと思います。
そのために、機能解剖を学ぶということです。
つまり、これらの目的が達成されなければ、
どれだけ機能解剖を学んでも、それが実践で生かされていないということになってしまいます。
それでは非常にもったいないですから、それはできるだけ避けなければなりません。
では、そのためには、どのような理解が必要でしょうか?
それが、”筋肉の起始・停止を模式図で理解する”というものです。
一般的に、筋肉の起始と停止を覚え理解することが大切である、という点については
トレーナーであれば共感していただけると思います。
ですが、その時に重要なのは、毎回お伝えしている通り
教科書通りの言葉で覚えるのではなく、実際の生身の身体の、どこからどこまで
という具合に覚える必要があります。
例えば、「鎖骨外側⅓ 、肩峰、肩甲骨の肩甲棘」というような覚え方ではなく、
明確に指先で相手の身体を触って、
「ここからここ」っというようになぞれることが重要です。
それを行うためには、確かに言葉で覚えることも必要なのですが、
それよりも、絵や模式図として明確に理解していると
相手のの身体を見た時にも、それがいわゆる「透けて見える」状態に
近づくことができるようになると言われております。
ですから、そのようなことから、学ぶ際の解剖書でどれを使うかも
非常に重要なポイントになると言われております。
私も10年以上前に原田さんから解剖の教えを受けた際に使っていた教科書を
今でも使って日々頭の中に焼き付けております。
皆さんも、もし自分一人ではなかなか機能解剖の知識を高めるのが難しいと感じたら、
是非、一緒に学んでみましょう。
一般社団法人日本身体管理学協会公認 身体管理指導士養成講座
(整形外科系機能解剖、内科系機能解剖、整形外科系疾患学、内科系疾患学、トレーニング理論、栄養学、休養学、テーピングで人の身体をより良くするための知識を包括的に学べます。)
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