新卒verX.0

X年目社員の日々の学び、悩み、泣き笑いを書き記したものです。たまに本も紹介。いざ世界へ。

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自己紹介

更新:7年目社員になりました。自覚がありません。 ●お仕事 IT畑に生息しています。日本語≧中国語>英語のトライリンガルで、毎日3ヶ国語を使ってリサーチをする仕事に就いています。おかげでGoogle検索スキルがめきめき上達しました。最近はモノづくりも挑戦しています。 ●性格 自分の性格を説明するのって難しいですよね。なので新卒時代のエピソードを。 「宇宙人の視点を持ちつつも、頑張って地球人のスタイルに慣れよう」と、部長にエイリアン認定されたことがありました。(だからプロフ

    • 「大人」になる覚悟があるか

      転職をきっかけに、初めて1カ月もの長期休暇を手に入れ、祖父母のいる中国へ実に6年ぶりに帰省することができた。 相変わらず愛情たっぷりに接してくれる祖父母は、毎日のようにおいしい手料理を振舞い、自分が好きな氷糖瓢箪(サンザシ飴。「ビンタンフールー」と読む)をニコニコしながら買ってきてくれた。 一方で変化も大きく、大学卒業前に見たときはまだらに黒髪が残っていた頭はすべて真っ白に変わり、身体の節々にこの6年の時間経過が現れていた。 もっと頻繁に帰ろう。 人間はすぐに老いる。

      • 人生の大転換、いざ海外へ

        大分久しぶりの投稿になるため、どこから書けばいいのか迷う。 人生の大転換期を迎えるにあたって、その土台となったこの2年半の振り返りから始めようか。 社内起業:自己肯定感の高まり最後に投稿したあの日から、無事に社内起業制度に受かり、副代表(という名の何でも屋)としてサービス開発を推進していた。 やっていたことを振り返ってみると、有難いことに、実にさまざまな経験をさせてもらっていた。代表に任せていた法人営業を除けば、ビジネス側をほぼほぼカバーしていたような気がする。 市場調

        • 初夏、完敗した爽快感

          文章を書くのがあまりにも久しぶりで戸惑い、それでもなお伝えたいことがある喜びをいま感じている。焦らず少しずつ、ここに書き残していこう。 前の投稿から長い月日が過ぎた。仕事はますます忙しくなり、自分なりに迷い、工夫してこなしていた。だが振り返ると、強烈な喜怒哀楽を思い出すことが難しく、もはや起伏がなかったようにも思える。やはり自分の脳は頼りなく、記憶よりも記録がいい。 わずかな記憶の中でも印象強く残っているのが、「悔しい」と思った瞬間だった。初めて上司から高評価を貰ったこと

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        自己紹介

          中国転職の試み、そしてver4.0へ

          お久しぶりです。この1年はnoteの更新を怠っていましたが、誕生日を迎え、改めて2020年を振り返ってみたいと思います。 2020年は、誰にとっても制約が大きく、辛い1年になりました。見通しが立たないストレスを抱えながら、それでも環境に適応し、毎日を逞しく生きていく。人間や社会は、思ったよりも力強く出来ていると感じました。 近いようで、遠い中国この1年、自分の中で一番大きなチャレンジは、中国への転職を試みたことでした。 コロナで社会も経済も荒波にもまれる中、20歳の頃か

          中国転職の試み、そしてver4.0へ

          ラジオ配信、はじめました

          みなさま、お久しぶりです。 今回は、コロナの影響でフィリピン留学が中止になったため、思い立ってラジオ配信を通してスピーキングを練習し始めた話をします。 コロナで断念した英語留学昨年の12月から2か月、『PROGRIT』というコーチングサービスを受けつつ、英語を1日平均2-3時間勉強をしていました。その結果、流暢とは言えないものの、そこそこスピーキング能力があがりました。 効果測定にVersantというスピーキングテストを使っていたのですが、始めたばかりの頃と2か月後を比べ

          ラジオ配信、はじめました

          あなたは、「特別に」美しい

          ひょろひょろのノッポで、常にオーバーサイズの服で自分を隠していたあの頃。街中ですれ違った見知らぬ人に「デカッ!」と嘲笑され、俯いて歩いた猫背な自分を思い出す。 そんな思春期に、彼女たちの姿を見ていたなら。 もう少し胸を張って、自分を嘲笑する人の前で堂々と居られただろうか。 そう思わせてくれたのは、中国のアイドルプロディース番組「青春有你2(Youth with you)」に出てくる女の子たちの存在があった。 この番組に出てくる練習生たちは、日本の「アイドル」の基準では考

          あなたは、「特別に」美しい

          「ポテンシャル昇格」に押し潰れそうになった話

          社会人3年目になる4月1日より、昇格が決まった。名刺に何か役職を書き足せるわけではないものの、前よりちょっとだけ給料が上がる。 上長の話によると、だいたい5~6年目の人たちと肩を並べるぐらいのランクらしい。ポテンシャル採用ならぬ「ポテンシャル昇格」とのことで、まだ至らない部分はあるものの、今後を期待しての決定だそうだ。 大して実感できていない自分を前にし、「まだ3年目でしょ?このスピードは速いよ」と嬉しそうに話す上長を見て、これまでの感謝の気持ちがドッと押し寄せた。 今

          「ポテンシャル昇格」に押し潰れそうになった話

          賭けに出た1年と、それから先へ

          皆さま、明けましておめでとうございます。 しばらくnoteを書いてなかったことを思い出したので、2019年にやってきたことを振り返り、2020年の抱負を書いてみようと思います。 2019年は、「種まきの1年」になったと感じています。 具体的には、 ①ライターデビュー ②キャリアで新たなステージに上る ③英語の勉強を本格的に開始 と、特に下半期からグンとスピードを上げて、心がワクワクするままに色々な物事に手を出し始めました。 きっかけは、特別大事に思っていた戦友の挫折

          賭けに出た1年と、それから先へ

          「アクティブ・ノンアクション」

          「上期の経験が全く活かされていない。ちょっとガッカリ。」 尊敬する課長にそう告げられた時、自分の頭の中が真っ白になった。その後も沢山コメントを貰ったのだけど、それ以上受け止められない器から言葉が流れ出し、記憶に残らなかった。 断っておくと、課長は「ガッカリ」といった言葉をあまり使わない。むしろ褒めて伸ばすタイプだ。だからこそ正直に、「ガッカリ」した事実を純度100%で言わせてしまったことに、心から申し訳なく思った。 給料をもらっている手前、自分のやりたいことをモチベーシ

          「アクティブ・ノンアクション」

          「悪魔の代弁者」と言われて気づいた話

          子供のときから、ずっと不思議に思っていたことがある。 「どうしてみんな、自分の思っていることをお互いに伝えないんだろう?一緒に話し合えば解決するかもしれないし、色々な意見が聞きたいのに。」 しかし、意見が聞けるのは大概なにかが起こってから。 手のひらを返したように異論をぶつけられると、もう昔から経験していることなのに、いつも戸惑ってしまう。 逆に、いろいろなテーマで深く議論が出来た日は最高だ。 議論の根底にある、論理を通して「誰かと繋がった」という感覚。これが好きで、そ

          「悪魔の代弁者」と言われて気づいた話

          台風19号通過、ただただ感謝する

          2019/10/12 台風19号「ハギビス」が関東に上陸した。 いつかの自分のために、備忘録として自分の感情を書き記す。 ニュースで「世界最大規模の台風」「瞬間最大風速が70メートル近くまで到達する見込み」と報道され、暴風で窓ガラスが容易く割れる映像や、家屋が洪水で流される惨状を見ては恐れおののいた。 いつもは大雑把でのらりくらりと生きている自分が、家族のだれよりも強く危機感を覚えたことは新発見だった。家族が「なに慌ててるの、大袈裟だね~」なんて笑ってくる最中、2011年

          台風19号通過、ただただ感謝する

          EC王者Alibabaの「越境ECライバル買収」に込めた2つの狙い

          2019/11/10追記 今回のnoteを機に、ライターとしてデビューすることができました。「ありがとうございます」の一言に尽きます。 今後は、「決算が読めるようになるノート」で定期的に企業分析を発信する予定です。世の中の面白いこと、分からないこと、これからもどんどん見つけていきたいです。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 以下本文 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐ 1.Alibabaによる越境EC Kaolaの買収9月10

          EC王者Alibabaの「越境ECライバル買収」に込めた2つの狙い

          勇敢に、前へ進む船となれ

          自信が無くなってしまった人へ、諦めたくなった人へ 今日はそんな人たちへ自分なりのエールを送りたいと思う。 Wang Deshun (王徳順)という俳優の名前をいたことがあるだろうか。 名前を聞いたことがない人は、この写真は見たことがあるだろうか。 (画像引用元:http://www.cn.hanx.in/2003/06/wang-deshun.html) 数年前、80歳近くのマッチョなお爺さんがランウェイを颯爽と歩いている動画を見たとき、思わず鳥肌が立ったのを覚えている

          勇敢に、前へ進む船となれ

          自分の強みを知って百戦に備える

          彼を知り己を知れば百戦殆からず Huaweiに関する一連のニュースをきっかけに『チャイナウェイ』という本を読み始めた際、孫子の格言が冒頭に出てきた。 敵と味方の長短をよく把握しておけば、何度戦っても恐れることはない、という意味だ。 『チャイナウェイ』は、Alibabaや Lenovoなどの名だたる中国企業のリーダー達が、お手本もない中でどのように学習、実践、内省を繰り返してきたか、どのように政府や特殊な市場環境と向き合ってきたのかを描いた良作だ。 本の中で特に印象的だ

          自分の強みを知って百戦に備える

          『菜根譚』から学んだ働く姿勢

          入社1年目のときに、上長命令で3か月かけて市場分析の資料を作った。 特に明確なゴールがなく、ただひたすらにGoogleリサーチをし、市場動向やプレーヤー比較、法規制などの情報をパッケージにして渡した。そのときはてっきりリサーチ段階で案件が終了し、自分の資料が特に日の目を見ることがないと思っていた。 ※参考までに、そのときの様子を書いたのがこちらの投稿。 ところがここ数週間で情勢が変わり、「お偉いさん方に市場動向を報告する必要があるから手伝ってほしい」と言われ、なんと自分

          『菜根譚』から学んだ働く姿勢