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“MBTI”外向型(E)か内向型(I)かの見極め方

外向と内向は社交性や積極性など
社会的な面で見られること以上のもので
エネルギーを使う場の違いである

カール・ユング(スイスの精神科医・心理学者)


 

こんにちは、ENFJの高杉です。

ぼくの中では
まだMBTIブームが続いていて

周囲の人たちのタイプを
勝手に予想しては

その後で本人に結果を聞いて
答え合わせを楽しんでいます。

ぼくの周りは20~30代でも
MBTI診断を知らない人が意外に多い。

そういう人には
すぐにやってもらいます。

やっぱり自分と関係が深い人ほど
タイプ予想が的中するんですよね。

ドンピシャで当たったときに
「すごい!」「なんでわかったの?」

というリアクションが返ってくると
快感だったりする(笑)

 MBTIは、人の心理傾向を
4つの切り口で明らかにしていきます。

興味関心の方向が
外向型(E)か内向型(I)か

ものの見方が
感覚型(S)か直観型(N)か

判断基準が
思考型(T)か感情型(F)か

外界への接し方が
判断型(J)か知覚型か(P)か

それの組み合わせによって
16種類のタイプに分かれて判定される。

要は性格診断なので
この4つの軸ごとに相手を判別していけば

その人のMBTIタイプが分かる
(予想できる)ということだ。

もしまだ診断を受けていない方は
無料なのでぜひ受けてみてくださいね。


今回は1つ目の指標である
外向型(E)と内向型(I)

の見極め方について
まとめてみたいと思います。

 



そもそも外向型(E)と内向型(I)とは?

 

外向と内向、この2つは言葉として
イメージしやすいですが

一般的に使われる
外向的・内向的ということ
とは異なります。

特に「内向型=人見知り」
と捉えるのはよくある間違い

社交的で明るい人は外向型
消極的でおとなしい人が内向型
と分けるほど単純なものではありません。

MBTIで使われる
「E(外向型)」「I(内向型)」
というのは

意識や関心の向き
心のエネルギーの方向性

を指していて

その向く先が

外向きタイプ(Extravert)
内向きタイプ(Introvert)

ということで判断されます。

ちょっと難しい表現ですが

ユングは外向性について
外的な対象に
 
興味を集中させる姿勢」
と定義し

内向性については
主観的な心的内容を通じて
 人生に向き合う姿勢」
と定義しています。

 つまり、
外向的な人は
自分から人や物事に積極的に関わり
刺激を得るのが好きで

内向的な人は
刺激を受け取ることよりも

ひとりで考え、または内省することで
心を満足させる傾向があるということですね。

 この違いは、実は心理学的には
「脳の刺激への感度の違い」
だと考えられているそうです。

外向的な人は刺激に対して鈍感
内向的な人は外部からの刺激に対して
敏感に反応するということ。

外向型は鈍感なので

刺激レベルの低いもの
(たとえば単調な作業や読書など)
を退屈に感じて

より強い刺激をどんどん外に求めていく。

それが得られないと
退屈や疲労、孤独を感じるようになる。

逆に、
内向型は刺激に敏感

強い刺激(他人の視線や騒がしい場所など)
不快に感じやすいため

無意識に弱い刺激を求める。

だから、
内向型の人は
外界の刺激をあまり必要とせず

対人関係の中で
エネルギーが減少する傾向がある。

(内向的な人は、にぎやかな場所で
 脳のパフォーマンスが低下してしまうことが
 実験的にも確認されているらしい)

そのため、内向型の人は
静かで刺激の少ない環境を好み

本を読んだり考え事をしたりと
ひとりで過ごすようになる。

一方、鈍感外向型
すすんで周囲の人や出来事に関わり
刺激を得ようとする。

にぎやかな場所に行ったりしても
疲れにくく、むしろ
エネルギーが充電されたと感じる。

まさに読んで字のごとく
意識が外に向かうと書いて外向型

内に向かうと書いて内向型
ということなんです。

そして、人が外向型か内向型かは
なんと生まれつき(遺伝)によって

ほとんど決まっていて
変えることはできないんだとか…。

とはいえ、
人の性格を二分するのは難しいし

ほとんどの人は
内向性と外向性の両方の特徴
持っています。

実際、内向型の人だって
外向型のように振る舞うことはできます。

ただ、内向型の人が
外向型人間の毛皮をかぶって
大勢の飲み会に参加した場合

家に帰るともうぐったり
疲れてしまいがち(笑)。

外向型と内向型の違いが
「脳の刺激への感度の違い」

自分の外側と内側のどちらから
エネルギーを充電するか

に繋がっているっていうのは
興味深くて面白いですね。

  

外向型(E)と内向型(I)の見極め方

 

ユングによれば、すべての人には
外向的な側と内向的な側があり

どちらか一方がもう一方よりも
優位であるだけなんだそうです。

確かに、同じ人でも
さまざまな顔がありますし

その場に応じた仮面をつけて
バランスをとっていますからね。

お笑い芸人でも
舞台ではハイテンションなのに

プライベートでは
無口で人付き合いが悪い
というタイプも少なくないと聞きます。

内向型の人でも
家族や親友など親しい人に対しては
外交的になれるでしょうしね。

そう考えると
誰でもE・Iのどちらかだけ
ということではなくて

無理のない自然体の状態の言動が
その人の方向性ということになる。

といっても
相手がEかIかの判定は
比較的分かりやすいと思います。

ちなみに、ぼくが
誰かのタイプを見極める際は

意識の向き他者との関わり方
に注目します。

以下は、ぼくがよく考える(探るための)
チェックポイントです。

積極的に話す
or
話をふられるのを待っている(聞き役)

少人数の会話や会議の場など

世間話が自然に広がる
or
広がりにくい

これは話してみればわかりますね

情報を仕入れたらすぐ話す
or
自分の中で処理するタイプ

ある程度親しければわかります

リアクション濃いめ
or
リアクション薄め

これもまぁわかりやすい

仲間・社内の事情をよく知っている
or
あまりくわしく知らない

これもけっこう個人差が出やすいかも

休日もアクティブ
or
休日は一日家にいてのんびりしがち

これはしれっと聞いてます(笑)

興味や人間関係が広く浅く
or
狭く深く

これも個人差がありますね

社内に親しい人をつくる
or
もっぱら学生時代の友人

これだけでは判別が難しいかも

細かいことは気にならない
or
匂い、味、食べ物、天候、騒音などに敏感

敏感な人いますよね


ちょっと似通った観点のものがありますが

上に当てはまるほど外向型
下に当てはまるほど内向型

ということですね。

そこまで親しくない間柄の人でも
この視点をもって見てみれば
だいたいわかります。

今のところ百発百中です。

そんなことをやっているぼくは
もはや強度の外向型なのかも。

つまり脳が刺激に鈍感過ぎるのか…

あぁ、刺激がほしい…(笑)

 

内向型(I)についての考察

 

いつからか若い人を中心に
「陽キャ」「陰キャ」
という言葉を聞くようになりました。

ぼくはこの表現が
あまり好きではありません。

「陽キャ」はともかく
「陰キャ」はちょっとね。

自虐的に言う分にはいいですけど
言われた人は傷つきますよね。

「陰キャ」って
陰気な性格の人」って意味ですからね。

ある人の一面だけを見て
「あの人は陰キャ、あの人は陽キャ」
と決めつけるのはよくないと思います。

なぜこの話をしたかというと
MBTIで「I:内向型」と予想を伝えると

嫌そうな反応をする人がたまにいるんです。 (もしかして陰キャの“I”と思ってる?笑)

「人見知りで、人付き合いが苦手な人」
が内向型だと思っている人がいますが

これは勘違いで、必ずしも一致しません。

内向型は決して
コミュ障でも人嫌いでもなく
人間関係に時間を割かないというだけ。

ここのところは
ちょっと誤解されやすい
概念なのかもしれません。

多くの人は、親や先生に
「たくさんの友達と仲良くしなさい」
という教育(呪い?)を受けてきたからか

どうしても外向的な人のほうが
素晴らしい性格に思えてしまうのかも。

しかし、
内向型が外向型よりも劣っている
なんてことはまったくありません。

そもそも、一般的に
日本人は内向的な人が多いと言われます。

MBTI公式は
4つの軸にも16タイプにも
人としての優劣はないと明言しているんです。

それは「個性」であり
「自分らしさ」であって
無理に変える必要はなく

大事なことは
自分の強みを活かすことだと思います。

ちなみに、内向型の偉人として

アイザック・ニュートン
アルベルト・アインシュタイン
マハトマ・ガンジー
スティーブン・スピルバーグ

などがいます。

 内向型の人は
「量よりも質を重視」する傾向があり
高い集中力で

1つのことを極めること
に向いているんだそうです。

また、傾聴力・洞察力に優れ
冷静な判断でリスク回避にも
長けているとのこと。

余談ですが
外向型と内向型の男女比を見ると

男性は外向型の方が多く
女性は内向型の方が多い

という結果が出ています。

個人的には
男性より女性の方が

コミュニケーション力が高くて
協調性を重視するというか
八方美人というか

外向的な人が多いイメージだったので
ちょっと意外でした。

男性の多くは社会人になると
独立性や自己主張を求められる
傾向がありますし

特に恋愛においては
自ら積極的にアプローチして
告白という

刺激的なアクションをしないと
始まりませんからね(笑)

そこらへんと関係している
のかもしれませんね。

 

おわりに

 

比較的カンタンだと思っていた
「外向型(E)か内向型(I)か」

の軸だけなのに
こんなに長くなってしまった。

相手がEかIかが分かれば
いい意味で人との関わり方や見え方が
変わっていきます。

たとえば
内向型の人を誘って断られた場合
別に俺のことが嫌いだからじゃない。

ただエネルギーを充電したいんだなと。
満タンになったらまた誘えばいいと。

デートを断られたとき
ぼくはそう解釈するようにしている(笑)

じゃあ外向型の子に断られたら?

そんなもん知りません…

黙って男を磨きましょう(笑)

冗談はここまでにしておいて

残り3つの軸についても
順番にまとめたいと思っています。

個人的には次の
「感覚型(S)か直観型(N)か」
が一番難しい。

実際、知り合いのタイプを予想して
外しがちなのがココなんですよね。

  

 


最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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