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【考察日誌】大人気映画が「とある地域」で上映禁止?!その裏側にある宗教観の違いとは?

こんばんは、芝本です。

緊急事態宣言が明けました。
街に活気が戻りつつある中で「まだ外に出るのはちょっと、、、」という方もいるかと思います。

家の中での娯楽といえば映画という人も多いですよね。
ボクは映画が好きで、特に『ワイルドスピード』シリーズは良すぎて何度も見返しました。

ド派手なアクションに、分かりやすいストーリー展開。
なんといってもヴィン・ディーゼル演じる主人公のドミニク・トレットの仲間想いな姿が渋すぎます。

今回の記事では、映画に関連した気になるニュースが目に付いたので、それに関してアウトプットしていきます。

宗教に関する内容なので予め伝えておきますね。
ボクは特定の宗教や信仰に対して批判や意見するつもりはありませんので、そのことはご理解ください。

上映禁止の背景には宗教観の違いがあった!

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超人気マーベルシリーズの最新作である『エターナルズ』が、ある地域で上映禁止となったニュースです。

なんでも、「同性愛」や「神々への描写」が冒涜と捉えられたようで、サウジアラビア、クウェート、カタール、オマーンなどの中東を中心に、次々と上映が禁止されていったようです。

また、アラブ首長国連邦、ヨルダン、レバノン、エジプトでは、同性愛が描かれているシーンをカットしての上映となるそうですが、人口が増えてきている中東地域での上映禁止は制作側としてはかなりの痛手ですね。

ボクが気になった点は「日本では上映禁止になる程の映画は少ない」ということです。

これには分かりやすい原因があります。
今回のマーベル映画で上映禁止になった理由は、「宗教的観点から見たときに、問題があったから」ということです。

実際にイスラム教では数々の禁止事項があるそうですが、それについて調べてみると、日本人のボクからすれば驚きを隠せませんでした。

アルコールや豚肉は有名ですが、不倫も犯罪であったり、利子も取ってはいけないみたいですね。

・偶像崇拝、多神教
・自殺、他殺
・姦通
・利子
・酒
・豚肉

イスラム宗教圏のように国をあげて宗教の教えを忠実に守る国がある一方で、日本では宗教の信仰は自由とされています。

その上で気になったのが、日本で起きている現象と国民性に関係があるのではないかということです。

日本では無宗教が半数なのは一体なぜ?!

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日本で起きている現象とは、宗教を信仰しているという人が国民の約半分だということです。実際にNHKによる調査では49.4%が無宗教だと回答したそうです。

これには理由があるといわれています。
まずは、「八百万(やおよろず)の神々」の考え方です。

日本では古来より神は万物に宿るとされてきました。
これは、イスラム宗教圏で禁止されている多神教の考え方ですね。ちなみに、神道における最高神は「天照大神」であり、その子孫が天皇家ということですね。

神は万物に宿るということを神道と呼ぶそうで、日本ではもともと「八百万(やおよろず)の神々」を信仰していましたが、飛鳥時代に仏教が伝来すると日本人はそれを排除することなく受け入れ、仏教も神様と一緒に祀るようになりました。

これを「神仏習合」といいます。
日本ではこれをキッカケに、宗教を意識することなく信仰すること自体があいまいになっていったと言われています。

さいごに

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本当にさまざまな価値観が存在しているなと思います。
一人ひとりが自分の考え方(正しさ)を持っており、それを糾弾することなく、一つの個性として受け入れる世の中になればいいですね。

とかいう自分も、他者の考え方を否定することがあったり、他者の考え方が受け入れにくかったりすることもありました。もちろん、今でもあります。

今回取り上げた宗教に関しても、簡単に結論づけてはいけないセンシティブな議題ですが、それでも相手の考え方(正しさ)を理解しようと自分なりに努力してきました。

多様性の世の中を受け入れて、自分を変化させてきたからこそ、今の人脈だったり、仕事に繋がっているなと思っています。

そして、仕事に関しても個人で出来ることには限界があります。
より大きな結果成果を求めるからこそチームで働いていく必要がありますし、一人ひとり違う考え方を受け入れて、目の前の人の長所にフォーカスしが「多様性のマネジメント」が大切だなって感じています。

あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない。
最初に問うべきは、我々の強みは何かである。

ピーター・ドラッガーも上記のような言葉を残しています。
【 日常に挑戦を、人生にドラマを 】という自分の軸に共鳴する人も、そうじゃない人も、それぞれの長所を生かして一緒に仕事ができれば幸せですね。

今日はここまで。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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