【考察日誌】組織の繁栄のために必要な2つのポイントを古代ローマ帝国から学びました
こんばんは、芝本です。
緊急事態宣言も解除され、まん延防止等重点措置に切り替わりましたね。
大阪では、緊急事態宣言前より明らかに人が増えた気がします。
コロナ禍がこのまま終息に向かえばいいですが、一気に大阪の街に人が溢れているので、4度目の緊急事態宣言も余裕で起こり得ますね。一体、このような状況はいつまで続くのでしょうかね・・・。
それはさておき、みなさんは古代ローマをご存知ですか?
なんと、今から2,500年前の古代ローマでも新型コロナウイルスのような疫病が流行したそうです。(※下記の動画の中で、疫病が流行ったという内容が少し出てきます。)
いったい、どうすればこれだけタフな国が出来上がるのか不思議に思ったので、今回はローマ帝国についてアウトプットしていきます。
古代ローマの歴史について
今から2,500年前、今でいうところのイタリア付近に、古代ローマはあったと言われています。
古代ローマは都市レベルの国家がたくさんあり、それぞれの国家は絶対的支配者の王様が仕切っていたわけではなく、偉い人同士で話し合って国家を運営していたそうです。
(※ちなみに、都市レベルの国家とは、現在の日本で言うと「東京国」とか「大阪国」といったような感じです。)
そしてある日、偉い人同士で話し合った結果、領土拡大や資源を求めて他の国を侵略することが決まりました。
古代ローマは次々に周辺国家を侵略し、現在のイタリア全域を一つの国家としてまとめあげました。その時に誕生したのがローマ帝国です。
ハンニバル率いるカルタゴの軍勢に攻められながらも、古代ローマではスキピオという英雄も現れて、スペインやアフリカまで領土を広げていきます。
非常に大きな領土を統治することになったローマ帝国は、ある時は北からは異民族に攻められ、ある時は東からは中東の大きな国に攻められ、国内での紛争や未知の疫病の大流行など、さまざまな苦難を乗り越えます。
大きくなりすぎたローマ帝国を1人の皇帝で統率しきれなくなったことを理由に、西ローマ帝国と東ローマ帝国の2つに分断され、約1,200年以上続いたローマ帝国が崩壊しました。
古代ローマが僕たちに残してくれた2つのモノとは
下記の記事を読んで、めちゃくちゃ学びでした。
東京大学名誉教授の本木さんは、ローマ帝国が栄えた理由を「誠実さ」と「寛容さ」だったといいます。
1、誠実さ
三国志での戦いなどは騙し合いだったそうですが、古代ローマは正攻法な戦いを好んだそうです。その誠実さの背景には、強い信仰心があったのではないかということです。つまり、常に神々に恥じぬ戦い方をしようというマインドがあったのではないかということ。
その誠実さは、他国の技術や軍略などを取り入れて、それをローマ帝国に合わせて洗練させることに繋がります。誠実であるということは、「ごまかさない」こと。より良いものを作るために、話し合い、不足を補っているからこそ、繁栄に繋がったのではないかと予想されています。
2、寛容さ
侵略した土地から新しい文化や技術を学ぶ姿勢や、他国独自の文化や習慣を受け入れるだけの「寛容さ」が、ローマ帝国をここまで大きくした要因だと書かれています。
また、敵国との戦いに敗れて自国に戻ってきた敗戦将軍も暖かく迎え入れていたそうです。これだけ聞いても、そこまで特別なことではないと思います。しかし、実は当時は敗戦将軍が自国に戻ってきても、良くて追放、悪ければ処刑されていたそうです。きびしッ。
遠征をして帰ってきたことを労って厚遇したそうですね。
そんなことをされたら、次は絶対に恩を返そうってなる将軍は多いはず。
個人的に繁栄の要素だと思うのは「飽くなき探究心」
この辺で、ボクなりに考えたローマ帝国が繁栄した要因も書きたいなと思います。繁栄の要因は、ズバリ「飽くなき探究心」だと思いました。
かなり簡単にローマ帝国の沿革を前述しましたが、実際には数え切れない
修羅場を乗り越えてきたはずです。
ローマ帝国をより繁栄させるべく挑戦を続けていた時に、さまざまな修羅場が立ち塞がったことでしょう。しかし、それはローマ帝国のビジョンから見て必要であったから突き進んだ道だったと思います。
当たり前ですが、挑戦を続けた先に必ず障害はやってきます。
どんな想いで侵略戦争を仕掛けていたのかは分かりませんが、そのには飽くなき探究心があったのではないかと思います。
しかし、「誠実さ」と「寛容さ」がローマ帝国が繁栄するポイントだったというのは、個人的にはとても嬉しいなと思いました。もし、ローマ帝国の繁栄の理由が「天才の誕生」とか「圧倒的な資本力」とかだけであれば、自分に活かせることはほぼ無いなと思います。
しかし、「誠実さ」と「寛容さ」は、これからの意識と具体的な行動の変化でどれだけでも活かしていけます。特に誠実さに関しては、めちゃくちゃ課題です。
ごまかさず、話し合って、不足を補っていくこと、そして洗練させていくことを意識して仕事に取り組んでいきます。
今日はここまで。
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?