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魅力的な人とは?Vol.3 「本当の意味で魅力的な人になる力」

魅力的な人に関するお話の3回目です。

1回目では魅力的な人の公式
「魅力的な人(人間力)=(人格 × 雰囲気 × 能力)×自己成長・進化」
についてお話し、

2回目では
「リクエストしたいと思ってもらう力」(人格×雰囲気)
「リクエストに応える力」(能力)
の2つの力が魅力を引き上げてくれますよ、
といったお話をしました。

で、今回は何のお話かと言うと、
本当に魅力的な人になるためには
「リクエストしたいと思ってもらう力」と
「リクエストに応える力」だけでは不十分で
他にも必要な力がある、というお話になります。


なぜ不十分なのか?

なぜ「リクエストしたいと思ってもらう力」と
「リクエストに応える力」だけでは
魅力的な人になるのに不十分なのでしょうか?

それは、
「リクエストしたいと思ってもらう力」と
「リクエストに応える力」だけでは、
「魅力的な人」ではなく、「都合のいい人」として
見られてしまう危険性があるからです。

「この人に悩みを相談したら解決してくれる!」
「この人は気づきを与えてくれる!」
「この人は私を愛してくれている!」

そのような人は魅力的に見えますよね?

ですが、その相手が「奪う人」であった場合、
自分の利益のためだけに利用されてしまいます。

「奪う人」が欲しているのは
あくまでも自分の利益のためだけなので
自分に利益がなくなれば離れていきます。

その場合、
相手の利益を満たさないと関係性を維持できません。

相手(奪う人)からすると、
人格や雰囲気に魅力を感じていたわけではなく、
自分自身の利益を最大化してくれることに魅力を感じていただけです。

こういう関係性は「不健全な関係性」だと思うんですよね。


「リクエストしたいと思ってもらう力」や
「リクエストに応える力」は
あくまでも「魅力的な人として見られやすくなる」だけで、
本当の意味での「魅力的な人」とは呼べません。

ここまで書いたように、奪う人にとっては
「利用できる点で魅力的」
という場合もありますから。

そのような「不健全な関係性」にならないためにも、
「リクエストしたいと思ってもらう力」と
「リクエストに応える力」だけでは不十分であり、
別の力が必要だと思うんですよ。

その力とは何か?

それが
「リクエストに応えてもらう力」
というものです。

「リクエストに応えてもらう力」は
片方が利益を得るような「奪う関係」ではなく、
お互いが利益を得られるような「支え合う関係」になるための力です。

お互い支え合うことができるこの力があって初めて
「本当の意味で魅力的な人」と呼べるのではないかと思うのです。


本当の意味で魅力的な人になるための
「リクエストに応えてもらう力」

「リクエストに応えてもらう力」とは、
言葉通りの意味です。

「好きです!」と告白したら
「喜んで!」と応えてもらえる。

「この会社に就職したいです!」と面接したら
「喜んで!」と内定をもらえる。

「ちょっと仕事を手伝ってくれない?」とお願いしたら
「喜んで!」と仕事を手伝ってもらえる。

「ヨガのエキスパートに会いたいんだけど、誰かいない?」と聞いたら、
「知り合いに聞いてみますね!」と人脈を使って探してくれる。

このように、
リクエストしたら応えてもらえるような関係になれたら
最高だと思いませんか?

「リクエストに応えてもらう力」があれば、
ビジネスもうまくいきます。

「こういうの作ったんだけど、買わない?」と聞いたら
「あなたが作ったものであれば、是非!」と買ってもらえるんですから。


お金よりも大事な「関係性」

今は資本主義社会なので、
多くの場合「お金」で解決しようとしますよね?

「これ欲しいんだけど、いくら?」
みたいに。

ですが、お金で買えないものはたくさんあります。

「この仕事手伝ってくれない?お金払うから」と言っても
「忙しいから今は無理かな」と断られてしまうことはよくあります。

ですが、別の人が
「この仕事手伝ってくれない?
お金を支払うことはできず、申し訳ないんだけどさ」
とお願いしてみたら、

「忙しいけれど、君の頼みなら引き受けざるを得ないね!」
と引き受けてもらえた、なんてこともありますよね?

この違いはなんでしょうか?

それは、
「君の頼みならいいよ!」と言ってもらえるような
そういった「関係性」を築いてきたからです。


お金はものすごく便利なんですが、
お金で築ける関係性には限界があるんです。

むしろ、お金で築いた関係性というのは、
人との関係性ではなく、お金との関係性だったりするので、
本当の人間関係とは呼べません。

お金の切れ目が縁の切れ目です。

なので、お金に頼って関係性を作るのではなく、
「人格」や「能力」といった「自分の力」で
関係性を築いていくこと。

つまり、
「リクエストしたいと思ってもらう力」(人格×雰囲気)
「リクエストに応える力」(能力)
といった力で関係性を築いていくこと。

それによって
「リクエストに応えてもらう力」
養われていきます。


リクエストに応えてもらう力 = 関係性の構築

「リクエストに応えてもらう力」というのは、
言ってしまえば「関係性の構築」のことなんです。

「どんなリクエストにも互いに応え合える深い信頼関係」
それが「リクエストに応えてもらう力」と言えます。

この「関係性」というのは
お金よりも大事なものです。

「お金がなくても生きていける」と言う人がいますが、
それはかなり高いレベルの「関係性」が築けているからです。

毎年2週間家に泊めてくれるような人が26人いれば、
その人達の家を転々とするだけで生きていくことができますから。

お金がなくても生きていけるんです。

マンガや本、家電なんかも
自分で買うことはなく、いつももらうだけ、という人もいます。

ものすごく高いレベルの関係性を築くことで、
お金を使わずとも豊かな生活ができている人もいるんです。

そういう人たちが言う
「お金が全てではないよ」
という言葉は身に沁みます。

実際に、お金を介さず、
豊かに生きることができているのですから。

僕はそういう関係性を築いている方、
そういう関係性を築いていきたい方と関わっていきたいなと思うのです。


話を戻しまして、
このような「リクエストに応えてもらえる関係性」は
何もせずとも、いきなりこういった関係性になったわけではないですよね?

「これまでに積み上げてきたものがあるからこそ、
リクエストに応えてもらえる関係性を構築できた」
わけです。


積み上げてきた関係性が
「リクエストに応えてもらう力」になる

初対面の人に
「好きです!」なんて言ったら
確実に変な人だと思われますよね?

「ヨガのエキスパートに会いたいんだけど、誰かいない?」と聞いたら、
「その前にあんた誰だよ」とか
「突然お願いしてくるなんて、なんて無礼な人なんだ」
となりますよね?

リクエストに応えてもらうためには
「この人のリクエストだからこそ応えたい」
と思ってもらえるような関係性を
積み上げていく必要があります。

では、そのような関係性を築いていくために
どのように積み上げていったら良いのでしょうか?


「リクエストに応えてもらえる関係性」になるために

「リクエストに応えてもらえる関係性」になるためには、
まずは「魅力的に見える人」になる必要があります。

そのためにはまず、
「リクエストしたいと思ってもらう力」(人格×雰囲気)と
「リクエストに応える力」(能力)を養っていくことになります。

それによって、
「この人のリクエストだからこそ応えたい」
って思ってもらいやすくなりますから。

自分のために必死になってくれる人がいたら、
「次は自分が力になりたい」と思いますよね?

だからこそ、
「リクエストに応えてもらう関係性」になるためには、
まずは「自分自身が相手のリクエストに応える」こと。

そして、それによって徐々に
「リクエストしたい」と思ってもらえるようにすること。

そうやって関係性を積み上げていくことで
「リクエストに応えてもらう力」が高まり、
リクエストに応えてもらえるレベルが上がっていきます。

この「リクエストに応えてもらう力」が高まり、
リクエストに応えてもらえるものが増えた状態を
ここでは「本当の意味での魅力的な人」として定義しています。

惹かれるものがあり、
何かあったら手を差し伸べたい。

そう思える人こそ魅力的な人だと思うんですよ。

「手を差し伸べたいとは思えない」
これは本当の意味での魅力的な人ではないと思いますから。

だからこそ、本当の意味で魅力的な人になるためには
「リクエストに応えてもらう力」を養っていくこと。

「魅力的な人(人間力)=(人格 × 雰囲気 × 能力)×自己成長・進化」
という公式は、「リクエストしたいと思ってもらう力」(人格×雰囲気)や
「リクエストに応える力」(能力)を養うための公式でありながら、
「リクエストに応えてもらう力」を養っていくための公式でもあるんです。

だからこそ、この公式に則って
自分自身の魅力を高めていくこと。


ですが、「リクエストに応えてもらう力」を大きく引き上げるためには
「リクエストしたいと思ってもらう力」(人格×雰囲気)と
「リクエストに応える力」(能力)のレベルを上げるだけでは不十分です。

他にどんな力が必要となるでしょうか?


もう一歩先の世界へ

「リクエストに応えてもらう力」を大きく引き上げるためには、
「相手のリクエストを察する力」が必要になってきます。

もっと大きな枠組みで言うと、
「相手の期待以上のものを提供する力」
ですね。

相手が口にしなくても、
相手のリクエストを理解し、
そのリクエストに応えてあげる。

それをされたらものすごく嬉しくないですか?

「悩みがあるけれど人には言えない…」と思っていたけれど、
それを察知してくれ、話しやすい環境を作ってくれた、とか、
先回りして悩みを解消してくれた、とか。

そういうことをされたら
「この人の力になりたい!」と思いますよね?


こういう話は
マンガを読んでいるとよく出てきます。

例えば、人格者でとても優秀なキャラクター。

でも、優秀であるがために
家族を人質に取られ、
悪の支配者の命令によって悪行を重ねてしまう。

そんなキャラクターを主人公は助けるものの、
「なんてことをしてくれたんだ!
これでは家族がひどい目にあってしまう!」
と訴えられる。

しかし、主人公は悪の支配者それもきちんとフォローしており、
家族も含め、きちんと助け出す。

その結果、とても優秀なキャラクターは
主人公に忠誠を誓い、どんなことにでも力を貸してくれる。

これはマンガだとよくある話です。

とても優秀なキャラクターは
助けてもらうことはもちろん、
家族まで助けてもらうことなんて
まったく期待していなかったわけです。

ですが、主人公は
こちらの想いを理解した上で
すべてを救ってくれた救世主。

そうなったら、
どんなことをしてでも、
この恩を返したいと思ってしまいますよね?

だからこの、
「相手のリクエストを察する力」
「相手の期待以上のものを提供する力」
というのが、

「リクエストに応えてもらう力」を養う上で
非常に大切なものだと思うんです。


「リクエストしたいと思ってもらう力」
「リクエストに応える力」を養っていくことが
魅力的な人になるための基礎的な部分。

そして、さらに
「相手のリクエストを察する力」
「相手の期待以上のものを提供する力」
まで養っていくことで、多くの人を巻き込んでいけるような
魅力的な人になれるのではないか。

周りにいる魅力的な方々を見ていると、
そのように感じます。


本当の意味での魅力的な人というのは、
「リクエストに応える力」のレベルも
「リクエストに応えてもらう力」のレベルも
どちらもものすごく高い人。

つまり、人間関係という「関係性」のレベルが
ものすごく高い人が本当の意味での魅力的な人だと思うのです。

だからこそ、魅力的な人になりたいと思うのであれば
この「関係性」というものに着目し、
関係性を深めていくことに注力していくと良いのではないかと。

関係性に注力すれば、自然と
「リクエストしたいと思ってもらう力」
「リクエストに応える力」
「相手のリクエストを察する力」

「相手の期待以上のものを提供する力」
「リクエストに応えてもらう力」
といったものを養っていこうと思うはずですから。

「リクエストに応えてもらえる関係性」を築くためには
何をしていけばいいのか?

これを軸に日々の生活を送っていきたいものです。


まとめ

ここまで長々と「魅力的な人」について語ってきました。

本当の意味での魅力的な人になるのはなかなか大変ですが、
せっかくだからそれを目指して日々精進していきたいと思っています。

よろしければ、一緒に
「リクエストに応える力」を磨いて
「リクエストに応えてもらえる関係性」を築き、
本当の意味での魅力的な人を目指していきませんか?


それでは、最後まで読んでいただき、
ありがとうございました!



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