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膝蓋下脂肪体の運動療法


今回は、膝蓋下脂肪体についてのコラム。

膝蓋下脂肪体に関しては、膝関節の中でも重要度の高い組織になってくるため、構造の特徴や膝蓋下脂肪体へのアプローチや運動療法の際に考えていくべきことを解説していきます。


膝関節疾患を診る際には、必ずと言ってもいいほど評価する組織であり、膝関節の痛みの要因にもなっていることが多いので押さえておくことは必要になります。


明日からの臨床現場で活用できるコラムにしているので是非最後まで読んで役立ててみて下さい。


膝蓋下脂肪体の特徴

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まず膝蓋下脂肪体の特徴についてですが…

膝関節には、筋肉、半月板、靭帯、関節包など様々ありますが、膝関節の中でも最も痛みを感じやすい組織として上げられるのが膝蓋下脂肪体になります。


実際に臨床をしていても…

「膝が痛いです」って来られる患者さんや「軟骨が擦り減ってると言われました」という変形性膝関節症と診断された患者さんであっても、膝蓋下脂肪体が痛みの原因になっており、膝蓋下脂肪体の柔軟性を改善するだけでも疼痛が緩和するというケースも数多く経験します。


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膝蓋下脂肪体は膝関節にある脂肪組織になりますが、膝関節の衝撃を緩和する役割や膝関節の内圧を一定にする役割があると言われている組織ですが、粘土のようなモノで、膝関節の屈曲や伸展の運動によって姿形を変えて移動することが特徴的な組織になります。


この膝蓋下脂肪体に硬さが出来る理由としては、膝蓋下脂肪体への摩擦ストレスが繰り返し加わることで、膝蓋下脂肪体の硬さが生まれて、痛みの要因になる組織となるわけです。


膝蓋下脂肪体による影響

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