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テーブルトップポジションで「股関節が詰まる」&「大腿四頭筋に力が入ってしまう」というエラーが起きる根本要因!

ピラティスの種目の1つに…

テーブルトップポジションというポジションがあります。


テーブルトップポジションはエクササイズというより、背臥位の状態でエクササイズを始める際の基本肢位みたいな解釈が合ってるかと思います。


ピラティスの養成コースを受講する時にも、まず最初に行うエクササイズがテーブルトップポジションになります。

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このテーブルトップポジションですが…

・体幹部分をニュートラル
・股関節から屈曲
・膝関節屈曲90度

これらの位置を組み合わせてキープするわけですが、クライアントさんにこのポジションを取ってもらおうとすると…


「股関節が詰まる感覚があります」
「太ももの前が疲れてきます」

という様な訴えが臨床上は多いです。


このテーブルトップポジションとしては…

体幹部分をニュートラルに維持しつつ、股関節から屈曲するため、本来であれば、末梢に近い「膝関節」「足関節」周辺は弛緩・脱力した状態で姿勢を保持できるのが理想的。


ですが…

大腿四頭筋を過度に使用して姿勢を保持する人がかなり多いのが現状です。


そのため、、

臨床で多いクライアントさんの症状の訴えがなぜ起きているかの理由を理解して、それに対する改善策まで提案出来ることが臨床上のスキルとしては必要になってきます。


今回はそんなコラムにしてますのでピラティスなど運動療法を指導する方も多いと思うので参考にしてみて下さい。


テーブルトップポジションのメカニズム

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体幹をニュートラルに保った状態で、股関節から下肢を屈曲してその状態をキープするのがテーブルトップポジション。


テーブルトップポジションをキープする際に…

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重力の影響によって…

・骨盤前傾方向
・大腿骨伸展方向
・膝関節屈曲方向

この方向に動きたくなる骨運動を、腹斜筋や股関節屈筋群を使いながら制御するのがテーブルトップポジションのメカニズム。


ですが…

このポジションを取る時に、多い代償動作として…

・膝関節が90度以上屈曲してくる
・腰椎伸展してくる
・大腿骨伸展してくる
・腰椎&大腿骨を過度に屈曲する
・骨盤を過度に後傾させる

これらのどれかには必ず代償動作として当てはまります。


「股関節が詰まる」&「大腿四頭筋が疲れる」理由

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テーブルトップポジションで1番多い訴え。

「太ももの前側が段々と疲れてくる」


この理由で最も多いこととして…

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