呼吸の運動療法の重要ポイント
病院やクリニックにくる患者さんは…
痛みや関節の動かしにくさなどの主訴で来院されます。
肩に問題あれば…
肩関節の運動療法を…
膝に問題があれば…
膝関節の運動療法を…
確かに、間違いではないですが、人間の身体の構造において土台になってくるのが呼吸になってきます。
呼吸の運動療法が必要な理由
この呼吸がしっかり出来てない人が10割なので…
体幹トレーニングとかする前に、呼吸をしっかり運動療法として正しく行えるように変えていくことは必要になってきます。
新人の頃は、呼吸についても考えたこともなかったですが、今は呼吸がしっかり行える状態になっているかは必ず評価するようにしています。
例えばですが…
頚部疾患で、胸鎖乳突筋や斜角筋がガチガチに突っ張った状態になっていたとして、胸鎖乳突筋や斜角筋は呼吸の補助筋のため、頸部周囲筋をいくらマッサージしたとしても、根本的に胸鎖乳突筋や斜角筋を使わなくていいような状態に変えなければ解決に繋がりません。
スウェイバック姿勢においても…
骨盤周囲や股関節周囲の位置をシフトさせた姿勢を取ることが特徴的ですが、骨盤周囲や股関節周囲の運動療法をする前に、体幹部分が完全に抜けた状態で腹圧が高まらない状態になっている方が多いです。
そんなこともあって…
体幹トレーニングとかをする前に、呼吸の運動療法が必要であって、肩関節疾患でも股関節疾患でも呼吸は24時間している運動なので人間の身体機能のベースになります。
実際に、呼吸を改善するための運動療法のコツを3選紹介します。
①広背筋を伸張させて呼吸をする
ここから先は
1,598字
/
6画像
「セミナーに行きたい」「参考書を買いたい」でも、「お金も時間もない」勉強したくても勉強できない理由を全て取っ払ったオンラインで学べる学校。「現場でしっかり結果を出したい」セラピスト・トレーナー・インストラクターに必要なスキル習得ができる環境が臨床ガチ大学(月4~6本配信)
臨床マガジン【現場で使える機能解剖学・運動療法・ピラティス】
¥500 / 月
業界最大規模の購読者数700名以上●「現場でしっかり結果を出したい」セラピスト・トレーナー・インストラクターのためのマガジン●"臨床で本当…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?