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脚のライン(O脚・XO脚・X脚)を改善する際に欠かせない筋肉!「股関節内転筋」を鍛えるべき理由5選!


膝疾患を診る上でも、脚のライン(O脚・XO脚)などの改善をする際にも1つカギになる筋肉をあげるとしたら「内転筋」になります。


内転筋が機能しないことで問題が起きている方は非常に多く、内転筋の重要性について一度知っておく必要があると思います。


今回のコラムは、普段から膝疾患やO脚・XO脚などの脚のラインなどを診る機会がある方には役立つコラムになっているため最後までご覧下さい。


機能解剖学的な特徴から5つをピックアップして解説をしています。


①股関節を動的に安定化する


股関節内転筋の中でも…

特に大内転筋に関しては、「大殿筋下部線維」との連結があります。


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大殿筋下部線維と連結があるという特徴として、特に重要になってくるのがフォースカップルとしての働きであり、互いの機能に連絡しあっている状態のため、大殿筋の作用ばかりに目を向けて大内転筋が全く機能しない様な萎縮した状態であれば、動作の中での骨盤や大腿骨の動的な安定性は得られない状態になります。

その結果として…
下肢の位置関係の乱れによって、O脚やXO脚に繋がります。


そのため…

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大殿筋と大内転筋はフォースカップルとして機能することが重要であり、脚のラインを改善する際に大殿筋の作用である伸展や外旋作用が重要になってくるのは間違いないですが、内転筋を無視した状態であれば、歩行や立ち上がり動作の時に、互いに使える筋肉ではないため、日常生活をしているうちに乱れていくことが考えられます。


特にですが…

歩行に関していえば…

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立脚初期〜立脚中期までの股関節や膝関節のコントロールをする際には、大内転筋の作用が重要です。

荷重応答期(LR)で股関節部分を安定させる機能は大殿筋と大内転筋のフォースカップル機能であり、、

荷重応答期(LR)から立脚中期(Mst)にかける膝関節伸展機能に関しては、大腿四頭筋が膝を伸ばすわけではなく、、

股関節部分であれば「大殿筋&大内転筋」であり、足部では「ヒラメ筋」の作用によって、膝関節の伸展を作ることができてダブルニーアクションとして機能します。


②骨盤と大腿骨の直立化

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