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ことばと希望

ことばで傷つけられて
育ってきたわたしだから
ことばで人を救っていこう

救うなんて
大それたことだけれど、ここでは
そんなに大それた意味ではなくて

自分自身を信じてみようよ
救いとは
いたわり、はげますこと

明日を信じて生きてみようよ
救いとは
希望の存在を示すこと

だって希望は
信じることで
生まれてくるから

まだ見ぬ明日を
信じるために
ことばは人の助けになる

わたしたちは
ことばで心を整理して
ことばで希望を抱くのだから

◇私自身の生い立ちから思ったこと、そして晴佐久昌英神父の著書『星言葉』(女子パウロ会)にインスパイアされて書いた詩です。

 とくに「信じる」という項。

信じることはそのままエネルギーだ。信じれば信じるほど、生きる力が生まれる。どれだけ疑っても、疑いからは答えは出ない。どのみち一瞬先は、だれにも分からないのだ。信じた者だけが、その一瞬先を切り開く。
(晴佐久昌英『星言葉』内「信じる」より)

 このあと、自分を信じる、他人を信じる、明日を信じると話は続き、信じる者が救われるというより、信じることそのものが救いだと神父は語っています。そのとおりだな、と思いました。

 私にできるのは、疲れた人をいたわるとか、はげますとか、どんなときも必ず希望は与えられているということを書き、話すとか。そうしたことだと考えていて、力及ばずとも続けていきます。これもまた、私の「信じる」ことですから、私自身の救いにもなっているのでしょうね。


見出しの写真は、みんなのフォトギャラリーから、
あい(ai_kotoba)さんの作品を使わせていただきました。
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