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木に惚れた理由

木が好きすぎて、
高校卒業時「木になりたい」と言いました。
…って言うと、よく変人と言われますが、
何を言われようと、木が好きです。

どれくらい好きかというと、
好きになってからの6年間を
全て木に費やすくらいには好きです。

こんなかんじ↓

大学は森林科学科に進学。
大学4年間のアルバイトは木製雑貨屋。×3社
林業女子会という団体の京都代表を経験。
今は大学院で桜の木の研究中。

このnoteは、
海にいそうな名前の癖に山の木が好きな真珠が、
木愛をひたすら綴るだけのnoteです。

「なんで木が好きなの?」

木を好きな人なんて珍しいから、
よく聞かれます。
その度にこう答えます。
なりたい自分の象徴だから。

…かっこつけじゃないですよ、!
本当に格好つけている訳でもなんでもなく、
純粋に、これに尽きるんです。

大事にしてる感情を
鼻で笑われたりあしらわれたりして
攻撃されるのが嫌だから
あんまり言いふらしてこなかったけど・・・
noteくらい、正直にさらけ出そうと思って!!

たしかに、
木質の家具や空間は人並みに好きです。
自然の中の木も、音や涼しさが心地よくて良いなって思います。
でも、そういう「好き」じゃない。

太い軸を一本貫いて、堂々と立っている。無口で、でも着実に成長して、凛としている。

そんな木の在り方に、
私は救われて、惚れたんです。
いやまじで、木、かっこよすぎです

1本の木との出会い

っていうのも、
急に木大好き人間になった訳ではなく、
大きなきっかけがありました。

高校2年、
教室から見える駐車場の脇に生えていた木に、
無性に惹かれたんです。

いや、この時は部活も上手くいかず、
おまけに進路に悩んでいたので、
確かに頭はおかしかったかもしれません。笑

なにはともあれ、
とにかくその木に会いに行こう
衝動的に思いました。

そんなに大木ではない、若木でした。
人間の年齢と樹木の年齢を換算したら、
私とその木は同い年くらい。

でもその木は、
私と違って堂々と生きていました。
大して整備されている訳でもない、
砂利の駐車場の傍らで、堂々と。

当時の私は、
そんな木とは真逆の性格だったんです。

吹奏楽部の部長をしていた私は、
高校最後の夏のコンクールで、
本番前に起きた部員間の衝突を解決することができませんでした。
結果は過去最低成績。

人の顔色ばかりうかがって、
自分の意見を押し殺して、
部長として引っ張っていけるほどの強さが
私になかった
ことが原因でした。
今思えばもっと他の原因もあるけど、
当時の私はそう思い込んで自分を責めました。

もっと強くなりたい。大好きな人を、責任もって引っ張れるように、強く。

そう思って毎晩自分を責めて後悔して。
自分の非力さが悔しくて情けなくて仕方がなかったです。
こんなに大好きで、学生生活のすべてを注いできた部活なのに。

楽しみにしていた高校最後の夏祭りも、
母に浴衣の着付けをしてもらいながら
号泣していたのを覚えています。
「楽しんできて、いいのかなぁ」
と言いながら、ボロボロと。
自信が、とにかく無かった。

それから、
強くなるために、
意志を堂々と主張できる人の真似をしたくて
ロールモデルを探しました。
その時に出会ったのが、この木でした。

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木みたいな人になりたい
と思いました。

この木みたいに、軸を太くブラさず、
着実に成長していく人になろう

この時駐車場の傍らで、
タバコを吸いにくる先生の不思議そうな視線を受けながら、
蚊に5か所も刺されながら、
17歳の私は、決意したのでした。

「木が好き」「好きなものをもっと知りたい」
という自分だけの意思を見つけたのは、
かなり感動的なイベントでした。

周りの人が幸せなら私は後回しで良いと
本気で思っていた当時の私が、
人に合わせる訳でも流される訳でもなく
意思表示することができました。
強い人へ一歩進めたと思いました。

その感覚、大事にしたかった。

こんな具合で、
木大好き人間が出来上がりました。笑

今ももちろん木は好きですが、
自己主張するだけが強さではないことも
大学生活を通して学びました。
もともと持っていた協調性は大事にしつつ
自己主張とうまくバランスを取れることも
また強さ。

そういう意味で今は、あえて木でたとえるなら
芯のある幹としなやかな枝をはっきり分けている枝垂桜あたりを目指しています。

マイワールド全開な結論になりましたが、
最後に、こんな私にあたたかい言葉をくれた方々にお礼を…!
お三方のメッセージのおかげで、
木のこと書こうと勇気がもらえました。

note書いてみなよ!と背中を押してくれたヤマシタさん
モノとしてというより、感覚として木を見る視点を後押ししてくれたまさみさん
いつも応援してくれて、木になりたいとプレゼンした動画まで見てくれたコジさん

本当に、ありがとうございました☺️


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