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幸せな働き方

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幸せに働くことにつながる考え方を書いた記事をまとめました。
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2024年10月の記事一覧

他者との境界線を引く④

他者との境界線を引く④

感情の抑圧と解放

幼少期に親に受容される経験が不十分だったとしても、自己受容を深めることで心の器が形成されていきます。

この心の器が強固になることで、自我の確立が進みます。

ですから、心で感じたことをありのまま受容したいわけですが、私たちの生活においては、時と場合に応じて、受容的な態度をとれる時もあれば、そうでない時もあります。

例えば、職場の上司に怒られてしまい、泣きたいくらい落ち込んで

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他者との境界線を引く③

他者との境界線を引く③

境界線を引く方法

幼少期に受容体験を繰り返すことで、心は安全に守られている感覚を持ちます。

「嫌だ」という気持ちを受け入れてもらうのも受容体験の一つです。

受容体験を繰り返すことで、自分の心が安全に守られる壁を築くことができます。

それが、他者との境界線になるのです。

ここまでの話を聞くと、幼少期の自分は、あまり親に受容されていなかったと思う方もいるかもしれません。

また、親として子を

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他者との境界線を引く②

他者との境界線を引く②

他者との境界線

他者との境界線は目に見えるものではありません。

しかし、私と他者との境界を意識することは、健全な対人関係を築く上でとても大切です。

境界線が曖昧になることで、どんな不都合が起きるか例を上げましょう。

このような状態を繰り返すと、ストレスが蓄積されて、度が過ぎるとうつ症状を引き起こすこともあります。

他者に自分の領域に侵入されるので安心できず、毎日を不安な状態で過ごすことに

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他者との境界線を引く①

他者との境界線を引く①

人生の悩み

「すべての悩みは対人関係の悩みである」(アルフレッド・アドラー)

アルフレッド・アドラーはオーストラリア出身の精神科医です。

名著「嫌われる勇気」により、一躍その名前が有名になりました。

アドラーによると、「人生の悩みは対人関係の悩みである」といいます。

言い換えれば、人が幸せに生きるには、対人関係の課題を克服するしかないということです。

健康の悩み、お金の悩みも、全て対人

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