#アベノミクス
リフレ派に関する連載ウォッチ#8
武田真彦教授の連載12回の第8回は「インフレーション・ターゲティング」に関する内容です。
僕の評価は、武田氏の議論には大きな誤解があり、世界の先進国の多くで導入されているインフレ目標や、リフレ派が重視する「期待」に関しても残念な評価をしていると思われます。
“ 政策論としてこれを見た場合の大きな疑問は、「インフレ期待を操作する政策手段を中央銀行は有しているか」という点である。リフレ派は、「マネ
リフレ派に関する連載ウォッチ#5
武田真彦教授の連載12回の第5回は「量的緩和はインフレ期待に効いたのか」という記事だそうです。
結論から言えば、武田氏の記事では、QQEによるインフレ期待増加の効果を完全否定していません。
また、雇用環境改善など、国民の経済厚生に対する影響を考察しない議論に有用性を余り感じません。
僕の評価は、物価安定目標2%とその達成へのコミットメントを示し、それを裏付ける具体的な政策である「量的・質的緩和
リフレ派に関する連載ウォッチ#4
武田真彦教授の連載12回の第4回は、
マネタリーベースの増加とマネーサプライ・為替の関係についての記事だそうです。
(*1) 量的緩和がマネーサプライ、為替相場にもたらしたもの https://business.nikkei.com/atcl/seminar/20/00039/022500005/?n_cid=nbponb_twbn
僕はマネーサプライや為替に関する武田氏の論点よりも、雇用環境
リフレ派に関する連載ウォッチ#2
武田真彦教授の連載12回の第2回は、QQE以前の金融政策についての記事だそうです。
記事の注記にありますが“ 本連載の対象は金融政策の方法論なので、政策判断の是非には立ち入らない。”(*1)とのことです。
(*1)異次元緩和に至るまでのリフレ派の攻勢 https://business.nikkei.com/atcl/seminar/20/00039/022200003/?n_cid=nbponb
リフレ派に関する連載ウォッチ#1
武田真彦教授の連載12回の第1回は
“ここではリフレ派の主張の中身ではなく、リフレ派の「姿勢」について感じるところを述べ、筆者が懐疑の念を抱くゆえんの一端を示しておきたい。”(*1)
とのことで、経済学の話題は少ない構成です。
武田氏は、リフレ派の書籍タイトルを並べ、以下のように述べられています。
“あからさまに日銀を貶めるもの”(*1)
“ 自説の正当性に一点の疑いもないかのごとき印象を与える
リフレ派に関する連載ウォッチ
すごいタイトルの連載が始まるようです。マクロ経済をウォッチする一般人として注目しています。
武田 真彦 オーストラリア国立大学名誉教授による12回の連載です。
以下は予告編だそうです。
(*1)[予告]リフレ派は誤りを認め、改めるべきは改めよ https://business.nikkei.com/atcl/seminar/20/00039/021900001/?n_cid=nbponb_tw
【本】日本経済再起動
高橋洋一さんと田中秀臣さんの共著です。
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お二人の対談形式の部分が、とても読み易いです。経済学と政策、政治の現実的なエッセンスをアベノミクス以降の時事問題などを通じて味わうことが出来ます。
アベノミクスの裏話や雇用環境改善が長期政権につながったことなど、とても面白い内容です。
第一章では、マクロ経済を理解している政治家が少ないことを改めて痛感さ