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成長マインドセット

「マインドセット」
=思考様式。
→価値観や判断基準。

ストーリー仕立てで質問形式の内容。
要所要所に解答欄が設けられていて、アウトプットしながら読むことができる。

私見)
情報の種類は多くない。
一つ一つを丁寧に掘り下げている感じ。
小説的なので感情移入しやすく読んでいて楽しい。

<第1章 成長とはなにか>

・成長とはなにか
・成長を阻害する要因
・成長を促進する要因

「自己成長」
成長の原理原則。

成果=意識+行動+スキル
土台に意識・想い・人生哲学
→ふるまい・習慣・行動
→能力・スキル
=成果

アイスバーグ
成果は海上の氷山。
全体の一角。

本書より。

意識がなければ行動できない。
意識だけでは結果は出ない。
スキルだけでは結果が出る「だけ」。
→スキル以上のことは出来ない。
=意識、行動、スキルのバランスが重要。

想いをもって行動。
→能力、スキルが身につく。
=結果につながる。
各段階を大きくしていく=成長。

本書より。

成長のイメージ(未来への地図)

本書より。

<第2章 成長を阻害する1つ目のブレーキ>

「悩みを減らす5つの方法」
①ブレーキの存在を知る。
ブレーキ=悩み
・給料が上がらない。
・評価されない。
・環境が良くない。
・忙しすぎる。

ブレーキを踏まない覚悟。
ブレーキは理屈ではなく、感情で踏んでしまう。

「三叉路理論」

本書より。

※アクセルを踏む場面でブレーキを踏んでしまっている。

アクセルとブレーキを同時に踏み続ける。
→悩みながら頑張り続ける。
=壊れる。

②ブレーキを踏まない覚悟をする。
自分の選んだ道に対して悩まない。
(一生悩まない覚悟)
→難しい。

期間限定の覚悟。
例)
2年間はなるべくブレーキを踏まずに進んで見る。

環境を変える≠悩みがなくなる。
一時的には無くなる。
→別の場所で別の悩みが出てくる。

思考パターンが変わっていない。
→環境を変えても悩んでしまう。

③他責にしないは100%
問題、悩み→他責のことは考えない。
自責100%=当事者意識。

当事者意識が低い。
問題の多くを他人のせいにする。
→積極的な行動、対策をしなくなる。
=状況が改善されない。

当事者意識が低い=思考停止状態。

例)
雑談
・会社の雰囲気が悪い
・社員の意識が低い。
→他人事。上役の責任だと思っている。

当事者意識が高い。
自分には何ができるかを考える。
→意識、行動を積極的に変化させる。
=状況改善への工夫や努力。

例)
雰囲気を変えるための行動
・イベントの企画
・朝の挨拶運動
・仲間とのランチ
個人でもできることをする。

個人での行動
メリット
→時間的、金銭的コストが低い。
デメリット
→恥ずかしいなど気持ちの問題。

※問題への取り組みに集中。
本来達成しなければならない目標への時間配分がバランス崩壊の可能性。

当事者意識100%→自身の成長につながる。
行動≠損得。
行動しない→損をしない。プライドも傷つかない。
→成長もしない

行動=成長。
行動する→良くも悪くも試した結果が得られる。
→成長する。

当事者意識100%→行動回数が増える。
=成長の機会が圧倒的に増える。

自分の成長につながると考える。
→気楽に行動を起こせる。悩みも減る。

問題、悩み
誰それの責任、損得勘定より「自分にできることは何か?」
→ストレスがたまらない考え方。

自責→行動→結果→成長。
問題→成長できる機会。
=ストレス軽減。

④結果は選択できないが、行動は選択できる。
未来の結果は選択できない。
行動だけが選択できる。

結果を求める→行動を選択する。
≠望んだ結果。

結果につながる確率が高い行動を選択。
→実際に結果が出るかどうかはわからない。
=結果の選択権は手元にない。

結果と行動を切り離して考える。
→悩みが減る。

例)
告白。
する、しないの選択。
→自分。
受け入れる、受け入れられないの選択。
→相手。

※結果が出るか悩むより、今できる行動に集中。
悩んで行動しない→結果も出ることはない。

行動=自分で選択するもの。
結果=受け入れる覚悟をするもの。

⑤関心の輪と影響の輪
スティーブ・R・コヴィー。
「7つの習慣」
悩みを整理する。

本書より。

関心の輪→不可能ではないが難しい問題。
関心はあるけど自分ではどうしようもない問題。
行動を変えない限り問題は解決しない。
=悩み損

影響の輪→行動できる問題。
自分の行動で影響を変えられる問題。
=自分で改善できる悩み。

※関心の輪の問題は悩まないほうが人生楽。

①~⑤を原理原則とする。
問題、悩みに当てはめて分類する。
主体性をもって解決に取り組める。
→自主的に考え、行動できるようになる。
=成長が加速する。

悩み相談、アドバイスでも同じ。
場当たり的な解決策よりも本人の自走を後押しできる。
=成長の手助け。

受動的→一時的な解決。
納得、腹落ちしない。
自分の中に軸が出来ない。
→同じ悩みの繰り返しになる。

もし問題が解決できるなら、心配する必要はない。もし問題が解決できないなら、心配しても仕方ない。結局、どちらにしても心配したところで何の得にもならない。

ダライ・マラ14世の言葉

<第3章 成長を阻害する2つ目のブレーキ>

人間関係の悩み。
大きな子供ブレーキ。

本書より。

大きな子供理論。
→なぜあの人はあんな行動をしてしまうのか現象。

ブレーキの外し方。
子供の部分を自覚させる。
今は周りも自分も大人なんだと認識させる。

自信過剰、自己中な子供には強めにあたることも必要。
→愛情を持って伸びた鼻をへし折る。

大きな子供ブレーキ
負の感情も生まれやすい。
・怒り、恐れ
・妬み、嫉妬
・見栄、自己顕示
論理的な判断、行動ができなくなる。

負の感情のコントロール
成長するための大きな要素。
リーダーシプにも重要。

大きな子供育成難易度。

本書より。

※他人のブレーキは必ずしも外せるものではない。

落胆の回避。
「そういう人がいるんだな」と理解しておく。
→心の負担が減る。
落ち着いて対応できる。

※ブレーキを外す結果より、本人が気づきを得ることにフォーカスする。
(結果は選択できない、行動は選択できる)

<第4章 成長を促進する1つ目のアクセル>

バリューがもつ意味。
個人のバリュー
(やるべきこと)

本書より。

会社のミッション・ビジョン・バリュー
(成すべきこと・あるべき姿・やるべきこと)

本書より。

会社も個人もMVVがある。
実現のためにマイルストーンとゴールを設定。
→目標達成の支えとしてバリューが必要。

アイスバーグの構図とも似ている
成果=意識+行動+スキル
土台に意識・想い・人生哲学
→ふるまい・習慣・行動
→能力・スキル
=成果

本書より。

自分人生の哲学、理念。
支えてくれる言葉や考え方。
人生においてブレない軸。
→壁にぶつかったときや試練の助け。
=成長を促進するアクセル。

個人と会社。
目指すものの方向性が真逆の場合。

個人と会社の違いを捉えて考えてみる。
関係性、補完やシナジーを探す。
考える、探す、認識するだけで見え方が違ってくる。
→徐々に並走できるようになればいい。

※無理に合わせようとしなくていい。

<第5章 成長を促進する2つ目のアクセル>

働く理由。
3人の石工の話。
1人目:お金のため。
2人目:スキルアップのため。
3人目:自他の喜びのため。

仕事に期待する見返り。
・自分や家族に目に見える報酬
→給料、役職。

・自分や家族の目に見えない報酬。
→やりがい、自己成長。

・他者の目に見える報酬。
(取引先、顧客、同僚、部下など)
→部下の昇給、昇格、顧客の満足度など。

・他者の目に見えない報酬。
→他者の成長。顧客、取引先の発展など。

報酬に対する期待値。
モチベーションの傾向。

本書より。

右上→1人目の石工。
右下→2人目の石工。
左上→親分型。
左下→3人目の石工。

なぜ仕事をするのか?
自分のモチベーションの傾向。
→何に価値があると思っているのか。

※働く動機を内省するときの基礎、地盤。
動機の大きさ→成長のアクセル。

自分の時間を売ってお金に変える。
→つまらない。

成長の地図。
成長の原理原則。

本書より。

中心→アイスバーグの大きさ。
(意識、習慣、スキルのバランス)

逆向きの矢印→ブレーキ。
(悩みと大きな子供)

上昇の矢印→アクセル。
(自分理念、自分軸と正しく強い動機)

実践アドバイス。
①アイスバーグの分割。
目の前の一つのことに当てはめる。
例)
営業。
今日行く取引先に当てはめる。
→想い、ふるまい、スキル。
次に訪問した時に大きくなっているか?

②主体的体験額の積み重ね。
インプットはアウトプットしてはじめて価値が生まれる。
情報量だけで満足しない。
実践することが大切。
主体的行動選択→体験。
=正しい軸の形成。

③アイスバーグの定期点検。
身についているか?
できるようになるまで継続が必要。

本の読み方。
・広い知識吸収乱読型。
(キュレーション型)
・自分軸形成型。
(バイブル型)

アイスバーグの点検。
→本書のバイブル型読み方推奨。

定期的に読み返す。
前回の書き込みと比べてみる。
体験による腹落ち度合いなど。

人生の定期点検。
→QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を高くする。

知ることだけでは十分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは十分ではない、実行しないといけない。

ゲーテの言葉


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