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「つぶれない店」作ってないです。「0か?100か?」の 店を創っています。


 お店をオープンする前に必ずやるべきこと。それは「どうすればお店をつぶさないですむのか。」を考えることだと思います。実際多くの経営者が原価率や損益計算、回転率、人時売上など数字を重視します。いや、そうあるべきです。これらは大切なお店をつぶさないためにも絶対やるべきことです。

 ただ「鮪のシマハラ」は、そうは考えていません。原価や損益計算などまったく考えていません。なぜなら必要ないからです。何度も言います。「鮪のシマハラ」は、大好きなマグロをもっと多くの人に知ってもらいたいという私の爆発的な想いからスタートしています。

 この想いだけで多くの人を巻き込み、大きなビジネスにしたいと本気で考えています。ですから「鮪のシマハラ」はどんな店?と尋ねられたら「マグロの魅力を伝えるための店です。」とはっきり答えることができます。

 そんな「鮪のシマハラ」には、賢しげな数字やセオリーは必要ないのです。原価を30%に抑えたいので1,000円で仕入れたものを3,000円で売ろう。いま流行りの内装やメニューはこれだ。こんな思いを積み上げて作ったお店が爆発的なエネルギーを生み出すとはどうしても思えません。多くの人を巻き込んでいくとは思えないのです。「鮪のシマハラ」はいまから急成長するのです。その物語が多くの人を巻き込み、マグロの魅力をひろめていくのです。原価率が爆発していることやしばらく赤字であることなどは、小さな小さな問題なのです。

 夫婦手弁当で守り抜くつぶれないお店をやりたいわけではないのです。マグロ=ビジネスです。大きな商いでマグロの魅力をひろめていきたいのです。マグロで飲食業界を変えていきたいのです。そうです。「鮪のシマハラ」には、とがった空気感が絶対必要です。賢しげな計算からは、とがったお店は生まれません。

「そんな未熟な考えではうまくいかないよ。」そう言ってくださるかたもいるでしょう。いいんです。「0か?100か?」の勝負をしているんです。小さなお店を実直にやっていたら、いつのまにか大きく成長していました。そんな考えではやっていないのです。最初から100を狙っています。

 大好きなマグロをこの値段で提供したい。この値段ならマグロの魅力もきっと伝わる。そんな考えでメニューも作成してあります。その結果つぶれるなら。0になるなら。それはそれでいいんです。納得できます。

 私は「鮪のシマハラ」が軌道にのるまでに、1億円近い資金を投入するつもりです。「0か?100か?」の必要経費です。その資金で賢しげな数字を飛び越して、とがったお店を造ります。「5年で30億円」の目標を達成していきます。

 ですから、そういう目で応援してください。間違ったやり方は多い。細かいことを言ったらキリがない。でもあれが「鮪のシマハラ」なんだ。あのやり方こそが彼らなんだ。実におもしろい。そう言ってもらえるように大胆にやります。そして狙った100を必ず達成する。どうです。やっぱり「鮪のシマハラ」ワクワクするでしょう。

 みんなへ。そうは言っても、3店舗こえたら賢しげな数字も考えようぜ。

 



 

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