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私より上の世代にとって、世界はコンプレックスだ。


 「そこの障子を開けてみよ、外は広いぞ。」豊田佐吉の言葉です。海外で事業をする。外国人と一緒に商売をする。海外で生活をする。考えただけでもワクワクします。そこの障子を開けるだけで、経験したこともないような世界が待っています。

 世界はひろい。分かってはいるのです。それでも私を含めた上の世代にとって、世界はあまりにも遠い。いや遠かったのです。そしてコンプレックスでした。ビジネスに限った話ではなく、スポーツや芸能においてもそうであったと思います。

 国内で無双したスポーツ選手や芸能人がピークを過ぎて世界に挑戦し、良い結果に恵まれない。それほど珍しい話ではありませんでした。

 しかし時代は確実に変化しています。今の世代にとっての舞台は「いきなり世界」です。まったく距離感を感じません。スポーツ選手は現地の言葉でインタビューに答え、すぐれたコンテンツはエリアや言語を選びません。すごいです。英語すら操ることのできない私は嫉妬すら感じてしまいます。

 そんなコンプレックス世代の私ですが、15年間上海で商売をしました。コンプレックスが払拭できたかどうかは分かりませんが、世界は確実にひろがりました。世界は想像以上に広かったのです。

 多くの方から、「海外で商売をしたい。」「世界に商品を売り込みたい。」「海外で就職したい。」といった質問をいただきます。やれば良いと思います。すぐにやるべきです。コンプレックス世代の私が言うのだから間違いありません。

 やりたいなら挑戦しましょう。やれば分かります。商売もセールスも就職も、簡単に結果などでません。海外はそれほど簡単ではないのです。通用しなくても良いじゃないですか。これからは「国内で無双する人」だけではなく「海外で通用しなかった人」にも確実にチャンスはあります。

 私も「海外で通用しなかった人」のカテゴリーから「鮪のシマハラ」に挑戦しています。コンプレックスに負けず、「障子を開けた」ことに誇りを持っています。障子の外を見た私だからこそ、今回は日本での挑戦にこだわっています。日本でどうしても結果が欲しいのです。

 海外で事業を起こした私が日本で旋風を巻き起こす。それが「鮪のシマハラ」です。

 ビジネスの世界においてどのような結果が得られれば、世界にコンプレックスを感じないのか。日本国内で十分ですと言い切れるのか。いまの「鮪のシマハラ」では想像もできません。そして今まさに、日本の飲食業界の厚い壁にはね返されています。

 敢えて言わせてください。中国での年商20億円は伊達ではありません。海外での経験も活かして、日本の飲食業界で必ず勝ち上がります。「世界がコンプレックス?とんでもない。いまは日本での商いに夢中ですよ。」そんな社長になろうと考えています。

みんなへ。上海なんて、「鮪のシマハラ」の前座だぜ。

 




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