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【詩】少子化ラプソディ

かつての日本人って生き物は、繁殖を放棄していたらしいよ

けど、しょうがないんじゃない?
誰のせいでもないんじゃない?

─────── いやいやいやいや、
きっとどこかにいるのでしょう
原因を作った人たちが、
探せばきっといるのでしょう

コヨウキカイキントウホウを作った時に、誰も気付けなかったのよ
「 センギョウシュフおらんかったら、
誰が子育てすんねん? 」て


それもしょうがないんじゃない?


だって、法律を作るくらいに
お忙しい~お忙しい~
お上の方々はね、
家庭なんて顧みずに
お仕事なさっているのだから

議事堂にいるオジサマたちは、
子育ては引き続き当然女性がすればいい、って勝手に思ってた
同じ所にいる数少ないオバサマたちは、産んでいないか、産んでも自分以外の誰かに子育てを頼んでいた


だから、古めの言い方をするなら
みんなみんな
アウトオブ眼中だった、
子育てのことなんて


その頃に、
共働き育児を支える
国家・地域のしくみが
整えられていたならば、
もっと違う姿の日本になっていた、
のかもしれない


べつに責めたいわけじゃなくってね

「 それが駄目だったんじゃん! 」て
わたしがこうして
令和の時代に言うことなんて、
法律作って時代を変えて、
さらに何をしておかなきゃいけないかってリアルタイムで気が付くよりも、
5000億倍簡単なこと


社会で働き始める女性が増えた
子育てと仕事の両立なんて
ムリムリムリムリムリだからって
産まない人が増えてった
ダブルインカムノーキッズとかって
夫婦の暮らしが持て囃された


そもそも別に、
子供欲しいって思わないよねって
言える世の中になってきた

女が大人になってもね、
当然に子供を欲しがるとは限らないの

それに加えての情報化社会
知らない人の声と言葉が
わんさか流れてきはじめた

子育てしてる共働きの女性達がささやく
大変、大変、大変、大変、……
ワンオペ、ワンオペ、
ワンオペ、ワンオペ、……
旦那はほぼ何もしない、
旦那はほぼ何もしない、
旦那はほぼ何もしない、
旦那はほぼ何もしない、……

自分の時間なんて
全然持てない女性たちの悲鳴


そういうものが聞こえてきたら、
自分はそうなりたいって思えるかしら?


苦労は買ってでもしろ、が前時代
苦労せずに楽しく生きる、が現代

産むのがアンコンシャス義務だった時代は終わり、産まない自由が認められるようになった

「 別に産まなくていいのかもって思ったら、楽になったの 」
「 私らしくいるのが一番 」
そう発信したアラフィフインフルエンサーに【いいね】の嵐


産まない人が増えたんだから、
子供は減るよ、そりゃそうよ
そして、子供達が大人になって
産みたいと思う女性たちがいたとして、
その絶対数は果たしてどれくらいですか?


価値観の多様化でも
何でもいいのだけど、
少子化=国の存続危うし
それは紛れもない事実だよね


コドモノイナイヒトタチはきっと
自分が死ねば終わりだからいいと思ってる
だから、日本の未来のことなんて
真剣に考えやしない
これもまあ、しょうがないよね
もう、自分が生きるだけで精一杯だよ

子供がいる人たちほど
未来のことを考える
だって、
これからの未来を
自分の子供たちが生きるのだから

子供が幸せてに生きてほしい
普通の親なら誰もが抱く願い事
残念ながら、
それが少数派ってこの国、どうなの?


いまの政府は暗黙に、
若い女性に出産を強要してるんじゃないですか?って、
文句言ってる女性をネットで見たよ
そうかもね、
そうとれてもやむをえない
けどね、
その女性も、仕事一筋
ひとりも産んではいないのよ
あなたひとりのせいじゃないけど
あなたたちの世代でそうして産まない女性がたくさんいたから、
少子化が進んでさらに余計に産みにくい世の中になったのよ?
子供欲しくても躊躇しちゃう悪循環が生まれてるのよ?



──── わたしが産んだかどうかなんて、
聞かれたくはありません

軽率に若い人たちに
出産を願うつもりもありません

ただし、いまや出産・子育ては
立派な国家プロジェクト


こんな時代でも、何が理由でも、
仕事しようがしてなかろうが、
子供に向き合い
子育てしてる皆さんを
わたしは本気で心から尊敬してるし、
本気で心から応援してる


そんな若い人たちへのエールとして
小さなことでも何かできないかな、
とは思っているのよ、
これでもね




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