日本歯科新聞社 WEBマガジン

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週刊「日本歯科新聞」/月刊「アポロニア21」/日刊「歯科通信」(FAX)/ 主に歯科医療者向け・関連企業向けに新聞・雑誌・書籍を発行する出版社です。https://www.dentalnews.co.jp オンラインショップhttps://dentalnews.shop/

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  • Another view 医療システムの過去・未来・海外

    執筆者:水谷惟紗久・歯科医療総合情報誌「アポロニア21」編集長 本コラムは、現在、当たり前となっている診療システムや保険制度、自費診療の在り方などについて、過去の歴史や海外の事情などと照らし合わせてみることで、今までとは異なる視点から、医療の新しい景色を探してみようという試みです。

  • 編集者が見た、聞いた、考えた・歯科医院経営

    歯科医院の経営誌や、経営書を30年近くつくってきて、「これは、先生方が知っていたほうが絶対得!」と感じた情報をお伝えします!

  • 編集秘話

    書籍制作時の「著者の人柄が分かるエピソード」「苦労談」などを、そっとご紹介します!

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    月刊アポロニア21【2024年10月号】「医院」「人脈」の承継 ー親子間、M&Aから同窓会の新事業まで

    【特集】「医院」「人脈」の承継ー親子間、M&Aから同窓会の新事業まで●明治22年創業・老舗歯科医院の取り組み(玉木大介/髙田頌子)●人の縁を受け継ぐ「恩返し承継」(竹中 淳)●昭和大学同窓会が医院継承をマッチング!(小原希生/寺山絵里子/石田裕美)●M&Aにとって理想的な医院とは?(水谷友春)●親の人脈を子につなぐ交流会(アンチエイジング歯科学会)【特別企画】「1.5次歯科診療所」を目指した医院づくり(金城 瞬/水口真理子)【連載】院長インタビュー(神部 賢)【連載】あの先生のライフスタイル(林 直樹)
    ¥2,420
    日本歯科新聞社オンラインBOOKストア
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    月刊アポロニア21【2024年9月号】待ったなしの高齢者対応 ーフレイル予防、糖尿病連携から終末期まで

    【特集】 待ったなしの高齢者対応―フレイル予防、糖尿病連携から終末期まで●小児の口腔機能訓練を高齢者に活用!(田中文治/THDC合同会社)●2024年改定で、終末期に歯科ができること(森元主税)●スウェーデンの訪問診療を日本で生かす(井上義郎/クロスフィールド㈱)●医療連携、リスク回避を考慮した高齢者歯科医療(黒澤俊夫)【特別企画】●イタリア・デンタルショー&クリニック探訪(釜崎亜希子/Infodent)【連載】●院長インタビュー(三上晃一郎)【連載】●あの先生のライフスタイル(白石一男)
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    月刊アポロニア21【2024年10月号】「医院」「人脈」の承継 ー親子間、M&Aから同窓会の新事業まで

    【特集】「医院」「人脈」の承継ー親子間、M&Aから同窓会の新事業まで●明治22年創業・老舗歯科医院の取り組み(玉木大介/髙田頌子)●人の縁を受け継ぐ「恩返し承継」(竹中 淳)●昭和大学同窓会が医院継承をマッチング!(小原希生/寺山絵里子/石田裕美)●M&Aにとって理想的な医院とは?(水谷友春)●親の人脈を子につなぐ交流会(アンチエイジング歯科学会)【特別企画】「1.5次歯科診療所」を目指した医院づくり(金城 瞬/水口真理子)【連載】院長インタビュー(神部 賢)【連載】あの先生のライフスタイル(林 直樹)
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    月刊アポロニア21【2024年9月号】待ったなしの高齢者対応 ーフレイル予防、糖尿病連携から終末期まで

    【特集】 待ったなしの高齢者対応―フレイル予防、糖尿病連携から終末期まで●小児の口腔機能訓練を高齢者に活用!(田中文治/THDC合同会社)●2024年改定で、終末期に歯科ができること(森元主税)●スウェーデンの訪問診療を日本で生かす(井上義郎/クロスフィールド㈱)●医療連携、リスク回避を考慮した高齢者歯科医療(黒澤俊夫)【特別企画】●イタリア・デンタルショー&クリニック探訪(釜崎亜希子/Infodent)【連載】●院長インタビュー(三上晃一郎)【連載】●あの先生のライフスタイル(白石一男)
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    歯科訪問診療・2024年改定対応

    著)前田実男(一般社団法人日本訪問歯科協会理事)2024年/A5判 /302p  院内体制づくり、他職種連携、患者アプローチ、使えるアプリ、現場での細かい配慮から、請求ルールや個別指導の注意点まで、訪問診療にかかわるノウハウが一冊で分かります。 2008年の初版から、開業医の先生方に支持され続けている信頼ある内容です。 保険請求については、2024年の診療報酬改定および介護報酬改定に対応しています。1 歯科訪問臨床の姿2 始めるか否かの見極め3 院内体制の整備4 他職種へのアプローチ5 患者さんへのアプローチ6 文書、器具類の準備7 現場での配慮8 トラブルの防止と対応9 評判医院から学ぶ10 保険制度と請求の知識―2024年改定対応11 介護事業所との協力12 個別指導の注意点〔付録〕訪問診療に役立つ WEB サイト【QR コード付】 
    ¥5,500
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代表・水野インタビュー「日本歯科新聞社の今までとこれから」

◆50年以上の歴史を持つ専門新聞を発行 ―会社の主な事業を教えてください。 水野 1965年に創刊した『日本歯科新聞』、1994年創刊の歯科医院経営・総合情報誌『アポロニア21』の発行が大きな事業の柱です。どちらも対象は歯科医療関係者です。  さらに、主に経営をテーマとした書籍の発行や、日刊のFAX通信、「医院デザインフェア」やセミナーなどのイベント運営、業界団体の広報誌や記念誌の受託、事務局の受託なども行っており、ウェブ・SNSでの情報発信にも取り組んでいます。  

    • 歯科と理美容の意外な関係 ―床屋床屋外科からの歴史から多職種連携の未来まで【⑬Another view 医療システムの過去・未来・海外】

      このシリーズの3回目で、「なぜ、世界中で歯科は医科と別扱いなのか?」という疑問について考えてみました。 はっきりとした答えはいまだにないのですが、もともと歯科は理美容と近い業態で、そのことが、現在まで、医療の中での歯科を特徴づけているのではないか、と考えられます。 1. 歯科と理美容は産業構造が似ている私が歯科業界に身を置くようになった頃(1990年代終わり)、以下の理由などから、「歯科の産業構造は、病院よりも理美容に近い」と言われていました。  ① 治療椅子(ユニ

      • 〔質の担保3〕薬事ルールはいつ、なぜできた?【⑫Another view 医療システムの過去・未来・海外

        1. 医療機器・薬品をなぜ規制?本シリーズの「〔質の担保1〕医育機関と国家資格はいつできた?」で述べた通り、18世紀に医療が巨大なマーケットを生み出した際は、玉石混交の「何でもアリ」の世界でした。 そこで、人々が安心して医療を受けられるために、医療に携わる「人」「物」の質を安定化させる必要が出てきました。 ■「人」に対する規制のイメージ  医療従事者を育成する学校設置、医師国家試験の導入など ■「物」の質に関わる規制のイメージ  医薬品や医療材料、医療機器など「薬事ルー

        • 〔質の担保2〕医療広告を規制する理由? 【⑪Another view 医療システムの過去・未来・海外】

          1. 18世紀、何でもありの医療広告医療の質を担保するのに意外に重要な役割を果たすのが「広告規制」です。 18世紀のイギリス都市部では、顧客を広く集めるため、医師や、医薬品の過剰な広告宣伝が見られました。 現在では広告規制で「一発アウト」と考えられるような誇大広告、虚偽広告が目白押しでした。 2. 経歴詐欺、2つの事例■ 事例1 このシリーズ第2回「18世紀・英国デンティストに学ぶ歯科マーケティング」に登場したシュバリエ・ラスピーニという歯科外科医は、当時、医療

        • 固定された記事

        代表・水野インタビュー「日本歯科新聞社の今までとこれから」

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        • Another view 医療システムの過去・未来・海外
          14本
        • 編集者が見た、聞いた、考えた・歯科医院経営
          12本
        • 編集秘話
          7本
        • 3.11復興日記 南三陸診療所 歯科口腔外科部長・斎藤政二
          6本

        記事

          〔質の担保1〕医育機関と国家資格は何のため? 【⑩Another view 医療システムの過去・未来・海外】

          1. 18世紀、医療が巨大マーケットに!本シリーズの第1回「誰も語らなかった、世界に医療が広がった意外な理由」で述べた通り、18世紀、イギリスで「消費ブーム」が勃興し、それまで教会や地方公共団体が独占していた医療が、お金さえば誰でも買える「商品」に変貌しました。 さらにこの時代、大陸ヨーロッパではフランス革命に伴う社会の混乱から、かなりの数の専門技術者や芸術家がイギリスなど周辺諸国に亡命。それが、ヨーロッパにおける市民文化の発展に繋がったことが知られています。 亡命してき

          〔質の担保1〕医育機関と国家資格は何のため? 【⑩Another view 医療システムの過去・未来・海外】

          歯科医師・女性の活躍の歴史【⑨Another view 医療システムの過去・未来・海外】

          1. 女性歯科医師が増加傾向!近年の歯科医師の男女比を見ると、2022年の調査(*1)で男性74.2%、女性25.8%です。 2024年度歯科国家試験合格者では、女性が45%とほぼ同数に近づいているため、今後はますます女性の割合が増えていくことが予想されます。 (*1)令和4年医師・歯科医師・薬剤師統計より 2. 女性歯科医師はいつから活躍?歴史を見ると、「世界的に女性歯科医師が活躍するようになったのは、第一次世界大戦以降」との説が一般的に言われていますが、実際には

          歯科医師・女性の活躍の歴史【⑨Another view 医療システムの過去・未来・海外】

          「毎食後の歯みがき」は国際標準ではない! 本当に効果的なタイミングは…【⑧Another view 医療システムの過去・未来・海外】The Argument about the most effective time to brush your teeth.

          ※この記事は、月刊『アポロニア21』2015年6月号、2024年7月号掲載の内容を改変したものです。 歯みがきは、ホントに食事の直後がいい?「歯みがきはいつすればいい?」 と聞かれたら、日本人のほとんどは「毎食後」と答えるでしょう。  しかし、『月刊アポロニア21』の企画で、著名な歯科医師・歯科衛生士17人に、お口のケア習慣をうかがったところ、歯みがきのタイミングは「起床時」「食後すぐ」「入浴中」「就寝前」など、バラバラでした。  また、国際的に見ると、「食後すぐに」とい

          ¥200

          「毎食後の歯みがき」は国際標準ではない! 本当に効果的なタイミングは…【⑧Another view 医療システムの過去・未来・海外】The Argument about the most effective time to brush your teeth.

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          むし歯治療20万円⁉…「医療の金融化」が進むアメリカの惨状【⑦Another view 医療システムの過去・未来・海外】The effects of the "Financialization of Health" in the United States.

          ※この記事は、月刊『アポロニア21』2024年6月号掲載の内容を改変したものです。 アメリカの医療費が驚くべき高額に 現在、アメリカの医療費は、 「むし歯で20万円」 「軽い打撲の治療も20万円」 「盲腸の手術は1,000万円超え」 … など、日本人にはとても信じられない高額なものになっています。  「短期的な利益」を求める医療機関の運営や、医療関連のさまざまな産業がそれぞれに利益を追求するようになった結果、医療費の単価が極端に高額になってしまったのです。    治療費

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          むし歯治療20万円⁉…「医療の金融化」が進むアメリカの惨状【⑦Another view 医療システムの過去・未来・海外】The effects of the "Financialization of Health" in the United States.

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          新人時代に先輩歯科医師のお寿司につられて手伝いに行ったら1時間に8人をたった1人で診ることになった話

          編集部からのコメント 大学卒業後からの高村くるみ先生の波乱万丈の歯科医師人生を描いてドキュメントストーリーで、歯科経営総合情報誌『アポロニア21』において2003年1月号から2009年11月号まで掲載した「女性歯科医師NOW」「高村くるみが行く!」の内容を加筆、修正してまとめたものです。 連載当時、会う人会う人が「毎月の楽しみ」「真っ先に読んでいる」と口にするほどの人気ぶりでした。本書のデザイナーからは「面白すぎて、忙しいのに徹夜で読んでしまったじゃないか!」と叱られまし

          新人時代に先輩歯科医師のお寿司につられて手伝いに行ったら1時間に8人をたった1人で診ることになった話

          【アポロニア21編集部対談】編集者がたどり着いた「持続可能な医院経営」

           歯科医院経営・総合情報誌『月刊アポロニア21』が、2023年の12月号で、 創刊30周年を迎えました。  記念として掲載した編集長と副編集長の対談の中から、「持続可能な経営」についての話を抜粋してご紹介します。  今までたくさんの開業医の先生と出合ったから見えた考察を、雑誌に書ききれなかった本音も交えて語ります! ◆ 医院経営の成功モデルって?水谷編集長 よく「歯科医院経営の成功モデル」について聞かれることがあるけど、答えはひとつじゃなくて、多様な方向性があると思う。  

          【アポロニア21編集部対談】編集者がたどり着いた「持続可能な医院経営」

          義歯づくりを「自費」➡「保険診療メイン」にシフトした理由を、白石一男先生に聞いてみた

           長年にわたり、数えきれないほどの義歯をつくり、全国にたくさんのお弟子さんもいらっしゃる白石一男先生(咬み合わせ医療会 主宰)。  「咬める義歯をつくってくれる歯医者さん」として全国から患者さんが来院しているにも関わらず、保険診療メインで治療を行っています。  なぜ保険で?という理由について、医院経営・総合情報誌『アポロニア21』(2023年11月号)のインタビュー記事で本音を語ってくださったので、その部分をピックアップしてご紹介します。 患者さん、歯科医師、双方にメリット

          義歯づくりを「自費」➡「保険診療メイン」にシフトした理由を、白石一男先生に聞いてみた

          入れ歯か、インプラントか迷ったら…【②インプラントのデメリットー歯科医師100人に聞いた】

           「インプラント・バブル」と呼ばれていた2012~2014年、日本歯科新聞社が読者モニターの歯科医師100人を対象に「インプラントのメリット・デメリット」のアンケートを行いました。今回は、そのうち、デメリットの内容をご紹介します。  デメリットについては、かなり特殊な事例も含まれており、必ずしも多くの方に当てはまるとは限らないことにご留意ください。 デメリット① 費用負担が大きい ●コストがかかりすぎる。患者さんにとっても(治療費、メインテナンスにかかる費用)、歯科医師に

          ¥500

          入れ歯か、インプラントか迷ったら…【②インプラントのデメリットー歯科医師100人に聞いた】

          ¥500

          入れ歯か、インプラントか迷ったら…【①インプラントのメリットー歯科医師100人に聞いた】

           プライベートの場で、「日本歯科新聞社に勤めています」と言うと、「入れ歯にするか、インプラントにするか悩んでいるのですが…」と、相談を受けることがよくあります。  しかし、残念ながら、私たちは医療者ではないので、責任を持ってアドバイスすることができません。  また、インプラント治療については、歯科医療者の間でも、「すでに確立された、有効性の高い技術」という推進派と、「侵襲が大きい外科治療で、その後の周囲炎なども心配」という慎重派と、今でも大きく見解が分かれています。  

          入れ歯か、インプラントか迷ったら…【①インプラントのメリットー歯科医師100人に聞いた】

          生活保護と医療保険は、スタートから別モノ!【⑥Another view 医療システムの過去・未来・海外】The public medical insurance system and the poverty relief system are different.

           「医療保険」と「生活保護」の違いというと、なんとなくぼんやりしていることが多いようです。  しかし、歴史的に見ると、「生活保護に代表される社会扶助」と、「公的医療保険制度の背景となる互助・共助」は別モノです。  その違いがはっきりと見えてくる、そもそもの歴史的成り立ちを紹介します。 生活保護(社会扶助)は、救貧法からスタート 西ヨーロッパにおける社会扶助の歴史は、1601年にイギリスで成立した「救貧法」に始まります。  これは、都市部に流入する困窮者を自治体の責任で保護す

          生活保護と医療保険は、スタートから別モノ!【⑥Another view 医療システムの過去・未来・海外】The public medical insurance system and the poverty relief system are different.

          保険診療は、ホントに最低限の治療なの?【⑤Another view 医療システムの過去・未来・海外】The Japanese healthcare system is a pride of Japan.

           しばしば「日本の保険制度はダメだ!」「保険ではちゃんとした治療ができない!」「貧しい人向けの制度で、国際標準に合っていない」などどとこぼすのを耳にします。  特に、歯科医師(歯科技工士、歯科衛生士、企業関係者も)が歯科医療制度について話す際には、常套句のようになっています。  しかし、制度の仕組みや成り立ちをみると、これは大きな誤解である上に建設的でもないように思えてきます。医科や世界との比較から、日本の歯科保険診療の実態や課題を考えてみます。 歯科では、「黄金期」から

          保険診療は、ホントに最低限の治療なの?【⑤Another view 医療システムの過去・未来・海外】The Japanese healthcare system is a pride of Japan.

          「認知症の早期発見」で、歯科に期待⁉

          1. 認知症グレーソーンが400万人以上!  高齢社会の進展に伴い、認知症の増加が社会問題となっています。  認知症の前段階は、「軽度認知機能障害(MCI=認知症グレーゾーン)」と呼ばれています。認知機能が著しく低下しているものの、日常生活に大きな支障が出ていないという状態です。  厚生労働省は、このグレーゾーンの高齢者が現在でも約400万人以上、2025年には約700万人になると推測しています。  歯科診療の現場も、無関係ではいられなくなっているのです。  また、

          「認知症の早期発見」で、歯科に期待⁉