電車内で気を配ること｜みんなマスクをしてるものだと思い込んで、スマホに熱中している(💟1スキ＝10円が、資生堂さまから医療機関へ寄付されます)
仕事帰りの電車は、途中から降りる駅までガラガラということもあり、普段は座席に座りながら、ボーッと過ごしていたり、スマホをいじっていたりなのですが、2021年3月19日(金)19時半くらいは、電車に乗り込んできた男の顔をたまたま見てしまいました。
状況を理解するのに、1～2秒かかりました。その男の顔にはマスクがありませんでした。
関東の1都3県では、本日まで緊急事態宣言中のため、公共交通機関ではマスクをするようにと、たびたびアナウンスが流れています。
去年の今頃、マスク不足が深刻だったときは、公共の場で50～100人に一人くらいはマスクをしていない人を見かけましたが、最近は、電車内でマスクをしない人を見かけたことがありませんでした。
驚きつつも、その男から離れるために、すぐに席を移動しようかとも思いましたが、1駅分だけ、その男を観察しながら、その男がマスクをしていない理由を考えてみることにしました。
✔マスクで顔が荒れやすい?
➡その男はまだ20代ということもあり、キレイなほっぺたをしていました。
✔メガネが曇る?
➡メガネはしていませんでした。
✔マスクが買えないほど、生活が困窮している?
➡生活困窮者には見えませんでした。
✔マスクを地面に落とした?
➡ハンカチやティッシュや袖口などで口を保護するなど、マスクの代用でしのいでいるようには見えませんでした。
✔マスクを敢えてしていない?
➡これがいちばん当てはまりそうですが、確証が得られません。
「ゴホッ、ゴホッ」
その男は2回ほど咳をして、そのとき、手で口を覆いましたが、焦っている様子は身受けられません。
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ」
みんなスマホに夢中で、マスクをしていない男が身近にいることに気づいていないようでした。
それは、その男があまりにも自然体だったからでしょう。
電車が駅に停まったタイミングでわたしは席を立ち上がり、2メートル以上離れた席に移動しました。
そのわたしの様子を、近くに座る別の男が不思議そうに見ていましだが、やはり、マスクをせずにときたま咳き込む男の存在には気づいていないようでした。
そういえば、その男が電車に乗る前、50代くらいの男性が立ち上がり、5メートルくらい離れた席に移動したのです。
その50代の男性は7人掛けの《端》に座っていたのに、なぜ、わざわざ席を移動したのだろうと不思議に思っていましたが、もしかしたら、その時間、その駅から、その車両に、マスクをしない男が乗り込んでくるのは、一部の人には有名で、その男から逃げたのかもしれません。
コロナに感染しないためには、マスクをしていても100％防げるわけではないでしょう。
また、何らかの理由でマスクができない方もいます。
マスクを敢えてしない思想信条をお持ちの方もいます。
コロナに対して、100％正しい予防法はないでしょう。
しかし、わたしは、緊急事態宣言が解除されても、予防接種が広まっても、コロナが収束しても、きっと今年いっぱいはマスクをするでしょう。
それは、コロナ感染予防のためでもあり、まわりの人に不安感を与えないためです。
ところで、帰りの電車でマスクをしないあの男に出会ったということは、行きの電車も一緒かもしれません。
明日から緊張事態宣言が解除されます。今まで以上にマスクをしない人が現れるかもしれません。
これからは、気をちょっとだけ引き締めて、電車内で寝て過ごしたり、スマホに熱中しすぎたりせず、まわりの人の様子にも気を配ろうと思います。
その男とは、降りる駅も一緒でしたが、悠然とした後ろ姿でした。
まさか、その顔にはマスクがないとは思えないくらい、堂々としていました。
まるで、マスクをしているまわりの人たちがみな間違っているのではと、錯覚するくらいに。
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