春になったら、親友と桜を観たいです|1スキ=10円が、資生堂さまから医療機関へ寄付されます(~4月14日)
毎年、親友と一緒に開花した桜を観ると
「また一年、無事に歳を重ねたんだ」
とか
「今年も一緒に観られて良かった」
とか
「あと何年、一緒に綺麗な桜が観られるんだ」
とか思って、嬉しくなったり、感慨に耽ったりしていました。
桜の名所をわざわざ観光しに行くのではなく、毎月2~4回、二人で必ずあちこちをドライブしていたので、必然的に行く先々で桜が観られたからです。
蕾、三分咲き、五分咲き、八分咲き、満開、葉桜。
長くて2週間。強い雨が降ると、更に開花期間は短くなります。桜はあっという間に散ります。
だからこそ、その僅かな時間を、毎年、親友と必ず過ごせていたことが、貴重でもあり、恒例行事でもあったのです。
「あんなに短い開花期間なのに、10年以上、毎年欠かさず親友と桜を観られていたな」
それは、親友とわたしが入院したりすることなく、健康であることの一種のバロメーターであり、親友との絆がずっと続いている証でもありました。
そんな日常の延長線上のような、健康と友情の証を確認するような、毎年、その時期になると当たり前に来ていた二人の行事が、去年、一度もありませんでした。
コロナの影響により、2月から9月まで、親友と一切会えなかったからです。
夏が終わる頃、親友とのドライブが再開されましたが、11月に会ったのを最後に、再び会えなくなりました。
もちろん、それもコロナの影響です。
今後、親友とは、いつから再び会えるようになるのかもわかりません。
できれば、今年の桜の咲く季節には会いたいです。
それは、三分咲きであっても、葉桜であってもかまいません。
親友と一緒に観る、咲いた桜を眺めることが、一年の中の大切な行事の一つなのです。
もし、今年も桜の開花する時期にまた親友と会えない。そんなことは考えたくもありませんが、 桜は、コロナに負けることはありません。一年間、根っこから水を吸収し、幹の中を流れ、枝に伝わり、葉は光合成を繰り返しています。
去年、人間がほとんど観に行かなくても、綺麗に咲いていたことでしょう。
だから、二人でよく観た、わたしの家の近所の桜の名所とも呼ばれていない名も無き桜の動画を撮って、親友に送ろうかと思います。
そこは、よく風が吹き抜けるので、満開の桜の枝数十本がうねるように揺れて、花びらが吹雪のように舞い散るのです。
普段、歓声を挙げることのほとんどない親友が、歓声を挙げた桜でもあります。
桜は、コロナから逃げたり、影響を受けたりしません。きっと、今年も綺麗に咲きほこってくれるでしょう。
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