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#0 はじめに

こちらは、私にとってインパクトの大きかった本を紹介するnoteです。 書影の出典は版元ドットコムです。 その他の画像の出典はpixabayです。 よろしくどうぞ。

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2年前
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#130 いろんなおやさいどこになる?|きのした けい

公園で母親らしき人が子どもに「あなたといてもおもしろくないからもう帰って」とものすごい剣幕でどなっている場面に遭遇してしまった。 ツッコミどころは多いが、とりあ…

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18時間前

#129 組織が変わる 行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2|宇田川 元一

気づいたら2冊目の宇田川先生の本がでていた。 本書は新たな対話の方法論について言及されている。 2on2の人選を考えていたら頭を抱えてしまったが、組織の問題であるとい…

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18時間前

#128 今日は誰にも愛されたかった|谷川 俊太郎・岡野 大嗣・木下 龍也

二人の好きな歌人とあの谷川俊太郎の作品ということで拝読。 連詩という形式は初めてで短歌と詩が交互に紡がれている。 後半は将棋のように「感想戦」が収められている。 …

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2週間前
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#127 家族と話し合いをしてますか?|斉田 栄子

ちょうど一年前に読んだ本を読書メモで復習。 本書をきっかけに家族会議を開くようになったのだった。 定期的に行いたいところだが体調不良で延期になることもしばしば。 …

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3週間前
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#126 職場の感情論|相原 孝夫

組織マネジメントへの問題意識からこういう本に手が伸びる伸びる。 「感情」も結局「認識」に依るところがおおきいようだ。

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3週間前

#125 みじかい髪も長い髪も炎|平岡 直子

これまでにいくつかの歌集を取り上げてきたけれど、 短歌に興味を持った直接のきっかけである本書はまだだった。 Podcast『いんよう』でサンキュータツオさんが紹介してい…

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4週間前
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#124 聞く技術 聞いてもらう技術|東畑 開人

最近は読書が捗らず昔の読書メモを見ながら復習がてら書いている。 売れている書き手で著作も多いがちゃんと読んだのはまだこれだけ。 コミュニケーションの本だと思ったら…

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1か月前
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#123 本当に使える症候学の話をしよう|高橋 良

2年前に読んでメモを再読。 病態生理を理解すると忘れにくいのかなと改めて。 研修医に対してアウトプットして記憶の定着をはかりたい。

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1か月前

#122 親子の手帖 増補版|鳥羽 和久

昔聞いていたポッドキャストで知って買ってもらった。 あまりにもよくて家人にも読んでもらいたくて結局買った。 最近別のポットキャストで、「大学受験は本人の受験、高…

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1か月前
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#121 0・1・2さいの のりもの100|小賀野 実

乗り物が好きなようで図書館で借りてみたら受けが良かったので購入。 中身もさることながら、コンパクトサイズにハードページにソフトカバーと3拍子そろっているのも推しポ…

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2か月前
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#120 死亡直前と看取りのエビデンス 第2版|森田 達也・白土 明美

施設職員向けに勉強会をすることになり再読中。 わかっていることとわかっていないことを噛み砕いて伝えたい。 多職種連携はお互いの立場を知るところからと自戒を込めて。

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2か月前
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#119 オールアラウンドユー|木下 龍也

そっちに着目するんだみたいな歌がちらほら。 ややふっくらした本わかる。本の読み方によってふっくらしかたが異なる。 雪とのコミュニケーション。別にペヤングは食べた…

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2か月前
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#118 3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術|伊藤 守

医師の燃え尽き症候群という本の参考文献になっていたので借りてみた。 借りては読まずを繰り返していたがようなく読めた。 実際に人の行動に影響を与えるのは、会話その…

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2か月前

#117 心理的安全性のつくりかた|石井 遼介

来年度は心理的安全性の高い職場づくりを目指したいと考えている。 ということで何年か前に読んだ本書の読書メモを読み返してみた。 心理的安全性とは、対人関係における…

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2か月前
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#116 正解を目指さない!? 意思決定⇔支援|阿部 泰之

ACPの勉強会を担当することになってある先生から借りた本。 著者は哲学とかも勉強されているようで内容が深い。 現場でのもやもやが丁寧に言語化されている感じ。 表題の…

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3か月前
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固定された記事

#0 はじめに

こちらは、私にとってインパクトの大きかった本を紹介するnoteです。 書影の出典は版元ドットコムです。 その他の画像の出典はpixabayです。 よろしくどうぞ。

#130 いろんなおやさいどこになる?|きのした けい

公園で母親らしき人が子どもに「あなたといてもおもしろくないからもう帰って」とものすごい剣幕でどなっている場面に遭遇してしまった。 ツッコミどころは多いが、とりあえず『リエゾン』でも贈りたくなった。 ときに親の激しい言動はトラウマになる。 子どもへの言葉遣いには気をつけたいものだ。 *** 少し前に買った本だけどブームがあるのか最近よく持ってくる。 地面に見えている部分から下になっている野菜を言い当てるのって難しい。 何回読んでも覚えられない。 見た目の差異を捉えにくいから

#129 組織が変わる 行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2|宇田川 元一

気づいたら2冊目の宇田川先生の本がでていた。 本書は新たな対話の方法論について言及されている。 2on2の人選を考えていたら頭を抱えてしまったが、組織の問題であるというときの組織は実体がなく、目の前の具体的な問題を一つずつ解決していくしかないこと、まずは自分自身が問題の一部であると気づくこと、などまさにまさにという感じだった。 とりあえず『他者と働く』をみんな読もうよ。

#128 今日は誰にも愛されたかった|谷川 俊太郎・岡野 大嗣・木下 龍也

二人の好きな歌人とあの谷川俊太郎の作品ということで拝読。 連詩という形式は初めてで短歌と詩が交互に紡がれている。 後半は将棋のように「感想戦」が収められている。 創作の背景がよく伝わってきて、思わずニヤけてしまった。 タイトルの引っ掛かり感が魅力的。

#127 家族と話し合いをしてますか?|斉田 栄子

ちょうど一年前に読んだ本を読書メモで復習。 本書をきっかけに家族会議を開くようになったのだった。 定期的に行いたいところだが体調不良で延期になることもしばしば。 間隔が空きすぎると意見や不満が膨張するような気がしてよくないかも。 仕事の会議もそうだけど日程相談のコストが高いので定例化してしまおう。

#126 職場の感情論|相原 孝夫

組織マネジメントへの問題意識からこういう本に手が伸びる伸びる。 「感情」も結局「認識」に依るところがおおきいようだ。

#125 みじかい髪も長い髪も炎|平岡 直子

これまでにいくつかの歌集を取り上げてきたけれど、 短歌に興味を持った直接のきっかけである本書はまだだった。 Podcast『いんよう』でサンキュータツオさんが紹介していて惹かれたのだった。 短歌そのものより、あとがきの方が素敵(失礼)なのだけど、例によって5選を。

#124 聞く技術 聞いてもらう技術|東畑 開人

最近は読書が捗らず昔の読書メモを見ながら復習がてら書いている。 売れている書き手で著作も多いがちゃんと読んだのはまだこれだけ。 コミュニケーションの本だと思ったら、ケアの本だった。 専門知と世間知の話が興味深い。 専門知が世間知の限界を補い、世間知が専門知の暴走を制御する 両者のせめぎあいで複雑な事情を複雑なまま理解しようとするのが心のケア ケアの主役は民間セクターである(アーサー・クラインマンのヘルス・ケア・システム) 家庭医療の実践で民間セクターに歩み寄っていくこ

#123 本当に使える症候学の話をしよう|高橋 良

2年前に読んでメモを再読。 病態生理を理解すると忘れにくいのかなと改めて。 研修医に対してアウトプットして記憶の定着をはかりたい。

#122 親子の手帖 増補版|鳥羽 和久

昔聞いていたポッドキャストで知って買ってもらった。 あまりにもよくて家人にも読んでもらいたくて結局買った。 最近別のポットキャストで、「大学受験は本人の受験、高校受験は本人と親の受験、中学受験は親の受験」というフレーズがでてきて本書を思い出した。 まだそんな年頃ではないけど親のエゴには自覚的でありたいなと。

#121 0・1・2さいの のりもの100|小賀野 実

乗り物が好きなようで図書館で借りてみたら受けが良かったので購入。 中身もさることながら、コンパクトサイズにハードページにソフトカバーと3拍子そろっているのも推しポイント。 ポプラ社ってかいけつゾロリの版元なのか。お世話さまでした。

#120 死亡直前と看取りのエビデンス 第2版|森田 達也・白土 明美

施設職員向けに勉強会をすることになり再読中。 わかっていることとわかっていないことを噛み砕いて伝えたい。 多職種連携はお互いの立場を知るところからと自戒を込めて。

#119 オールアラウンドユー|木下 龍也

そっちに着目するんだみたいな歌がちらほら。 ややふっくらした本わかる。本の読み方によってふっくらしかたが異なる。 雪とのコミュニケーション。別にペヤングは食べたくならない。 食卓を支えているのは母さん。いなくなるとはっきりわかるんだよね。 うん生きてみよう。

#118 3分間コーチ ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術|伊藤 守

医師の燃え尽き症候群という本の参考文献になっていたので借りてみた。 借りては読まずを繰り返していたがようなく読めた。 実際に人の行動に影響を与えるのは、会話そのものではなく、会話の後にここの内側で続くセルフトークである。一回の時間は短くても、部下の今の生の声をこまめに聞いてコミュニケーションを密にとること。それ自体が部下のためであり組織のためでもある。 今年度後半は組織について考えさせられる時間が多かったが、 結局コミュニケーションの問題にいきついてしまう。 また来年度

#117 心理的安全性のつくりかた|石井 遼介

来年度は心理的安全性の高い職場づくりを目指したいと考えている。 ということで何年か前に読んだ本書の読書メモを読み返してみた。 心理的安全性とは、対人関係におけるリスクをとっても大丈夫だと思える度合いのこと。 べき論や「正しさ」が強調されすぎると、脱線が許容されない雰囲気となり、心理的安全性の低下を招くのではないかと感じている。 「絶対的な正しさは存在せず、自分のフィルターを通してしか現実は見られないからこその協働なのではないか?」とメモってあった。 チームで診療する強

#116 正解を目指さない!? 意思決定⇔支援|阿部 泰之

ACPの勉強会を担当することになってある先生から借りた本。 著者は哲学とかも勉強されているようで内容が深い。 現場でのもやもやが丁寧に言語化されている感じ。 表題の「正解」というのがなかなか難しい。 そもそも「正解」があるのかという問いには、確固とした正解があるのではなく自分の頭で正解だと確信する行為が正解を選び取るということと答える。 正解ははじめからその人の中にあるのではなく話あいの過程で創られる。 これがACPの本質だと。 意思決定においては、「納得感」を指標にしよ