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#0 はじめに

こちらは、私にとってインパクトの大きかった本を紹介するnoteです。 書影の出典は版元ドットコムです。 その他の画像の出典はpixabayです。 よろしくどうぞ。

    • #143 成長を支援するということ|リチャード・ボヤツィス

      今年度は専攻医との一対一の振り返りに関わっている。 (そういえば1 on 1というフレーズは界隈では聞かないな。) ポジティブな点をより多く振り返ってもらうこと、感情面を深堀ること、短時間でもこまめに実施すること、過去の振り返りもすぐに参照できるようにすることなど工夫している。 これまでの経験から継ぎ接ぎしたようなこれらの工夫が理論的な裏付けとして支持されており安心した。 学習者の成長、行動変容にかかわれることは喜ばしいこと。 より質の高い振り返りができるように振り返りの振り

      • #142 セルフケアの道具箱|伊藤 絵美

        最近はポッドキャストの後で聞くリストが底をつきてしまい、もっぱら安斎さんのVoicyを聞いている。聞き取りやすくて関心領域にマッチしていて捗る。 そこで紹介されていた本のことを書こうとしたが、もうこのnoteに書いてあった。 記憶力はこんなものだ。 ということで今回はこちら。 2,3年前の読書ノートを読み返してみた。 日々のログがかなり雑になっていることに気がつく。 感情が揺さぶられたときやストレスを感じたときは丁寧な振り返りが必要。 それを繰り返さないと自分のネガティブ

        • #141 緩和ケア・コミュニケーションのエビデンス|森田 達也

          ゆる言語学ラジオの読書論の会がよかった。 読書メモをとる、他人に説明することで知識の定着を図る、全部読もうとしない。 自分も実践していることが多くてちょっとニヤける。 水野さんの影響でやたら版元に意識が向くようになってしまった。 さて今回は安定の医学書院より森田先生の著作。 緩和ケアにまつわるコミュニケーションを扱っている。 リフレーミングの話なんだが緩和ケアに限らず参考になることは多い。 先日まさにこの種の悩みを相談してきた後輩に本書を紹介。 自分の読書メモを見返そうと

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        • #143 成長を支援するということ|リチャード・ボヤツィス

        • #142 セルフケアの道具箱|伊藤 絵美

        • #141 緩和ケア・コミュニケーションのエビデンス|森田 達也

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        記事

          #140 働くということ|勅使河原 真衣

          初作は挫折してしまったがこちらは読了。 社会の前提を疑い切り崩していく論の運びが痛快。 「能力」ではなく「機能」で考える。 「選ぶ」「分ける」対象は相手ではなく自分のモードである。 組織がうまく機能するにはという視点で働くと自分自身の満足度も高くなるのではないかなと。 最新刊も楽しみだ。 関連本をただただ貼っておこう。

          #140 働くということ|勅使河原 真衣

          #139 おとどけものでーす!|間瀬 なおかた

          「にゃーにゃのたっきゅうびん」(ヤマト運輸)好きが功を奏したか、 かなりお気に入りの様子。 しかけ絵本で破損が心配なので早めに購入しよう。

          #139 おとどけものでーす!|間瀬 なおかた

          #138 あかるい花束|岡本 真帆

          第1歌集がよかったので第2歌集も。 すべてはそう、とらえかたしだいだ。 ただしくよりたのしく、力強い。 短歌に「そして」ってもったいないのかと思ったけど、 それだけ幸福な時間がゆっくり広がっていることを表しているのかな。 フジファブリック「若者のすべて」を想起させる。 さすがに落丁だと愛せないよな。

          #138 あかるい花束|岡本 真帆

          #137 POCTハンター|増井 伸高

          非専門医ハンターシリーズはどれも非常に実践的でよい。 引用文献も多く通読すると賢くなったように錯覚してしまう。 POCTに特化した本は初めてで付箋だらけになってしまった。 救急外来をする人みんなにおすすめ。

          #137 POCTハンター|増井 伸高

          #136 チ。ー地球の運動についてー|魚豊

          方方で紹介されていたので相互貸借でちまちま読んでいる。 貸出手続きをしている最中に図書館員に「これおもしろいですよね、よくぞこれを書きましたよね」と初めて絡まれた。 微笑んだだけでその場を後にしてしまったが、 もっと本の内容のやり取りが図書館でできると素敵な気がするなと。

          #136 チ。ー地球の運動についてー|魚豊

          #135 きみを嫌いな奴はクズだよ|木下 龍也

          オールアラウンドユーでファンになって過去の作品を遡っている。 しょくぱんまんは何枚切りが適正なんだ。 歌詞にでてきそう、泣いてる空。 BUMP OF CHICKENの香り。 けだものが4頭も。 スラッシュってこんな使い方あるのね。

          #135 きみを嫌いな奴はクズだよ|木下 龍也

          #134 ICU医の素|太田 啓介

          まーた病棟をやるようになったので復習。 総論を通読したら付箋だらけになってしまった。 コンパクトなマニュアル本とみせかけて著者の情熱が詰まった良書。 そういえば味の素って何十年も摂取してないな。

          #134 ICU医の素|太田 啓介

          #133 総合内科流 一歩上を行くための内科病棟診療の極意|森川 暢

          通読したら付箋だらけで恥ずかしくなった。 専攻医時代にほしかった。 周りにすすめよう。

          #133 総合内科流 一歩上を行くための内科病棟診療の極意|森川 暢

          #132 家事育児の分担にみる夫と妻の権力関係|孫 詩彧

          1年前に読んだ。 中国と日本の20組カップルを対象にした研究論文を加筆修正したものだ。 当時悩んでいた家事育児分担問題に解決策を与えてくれるわけではないものの、悩みの構造を解説してくれたおかげで楽になったのを覚えている。 結局夫婦でこまめに話しあうことが大事というありきたりな結論になったけれど、学術論文が元になっているだけに納得感が違った。 あとで読み直そう。

          #132 家事育児の分担にみる夫と妻の権力関係|孫 詩彧

          #131 ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

          「超相対性理論」で紹介されて読んだ本。 もう2年半以上前だった。 医学教育で叩き込まれるのは「ポジティブ・ケイパビリティ」だけれど、現場にでると「ネガティブ・ケイパビリティ」が求められる場面も多い。 「なんとかしているうちになんとかなる」 なんとかしようとすることがたいせつ。

          #131 ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力

          #130 いろんなおやさいどこになる?|きのした けい

          公園で母親らしき人が子どもに「あなたといてもおもしろくないからもう帰って」とものすごい剣幕でどなっている場面に遭遇してしまった。 ツッコミどころは多いが、とりあえず『リエゾン』でも贈りたくなった。 ときに親の激しい言動はトラウマになる。 子どもへの言葉遣いには気をつけたいものだ。 *** 少し前に買った本だけどブームがあるのか最近よく持ってくる。 地面に見えている部分から下になっている野菜を言い当てるのって難しい。 何回読んでも覚えられない。 見た目の差異を捉えにくいから

          #130 いろんなおやさいどこになる?|きのした けい

          #129 組織が変わる 行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2|宇田川 元一

          気づいたら2冊目の宇田川先生の本がでていた。 本書は新たな対話の方法論について言及されている。 2on2の人選を考えていたら頭を抱えてしまったが、組織の問題であるというときの組織は実体がなく、目の前の具体的な問題を一つずつ解決していくしかないこと、まずは自分自身が問題の一部であると気づくこと、などまさにまさにという感じだった。 とりあえず『他者と働く』をみんな読もうよ。

          #129 組織が変わる 行き詰まりから一歩抜け出す対話の方法 2 on 2|宇田川 元一