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「記録」は必要 2021年1月13日 VOL.3706

 おはようございます。自称「書く女」神垣です。

 ノートに手書きしています・・・

 年初から
 新聞や雑誌、本、ネット記事など
 読んで「なるほど」と思ったり、印象に残ったりした文章を
 ノートに書き留めるようにしています。

 後で読み返すと
「今の自分の関心事」が見えてきて
 興味深いです。

 気になった箇所を
 無意識に書き留めているのですが
 読み返すと、共通するキーワードが
 浮かび上がってくるのです。

最近、気になった記事を幾つか紹介します。

▼2021年1月4日 中国新聞 特集
いとうせいこう氏と伊藤亜紗氏の対談
「コミュニケーションの未来」

伊藤 聞き取りをして残すことは大事ですね。
聞く人がいると、相手も言葉を探しますし、新しい言葉も生まれます。

いとう 他者が現れることで、ようやく自分の成長や変化を認識することができる。

▼週刊文春 1月14日号
伊集院静の「悩むが花」 連載第458回


(酔っ払いに絡まれている女性を見たが、自分が絡まれたらどうしよう
 と思い、見て見ぬふりをしてしまった、という相談者の男性に対する
 伊集院氏の回答)

見て見ぬふりも、きちんとしたひとつのやり方だ。
但し、口惜しかったり、悔やみ続けるのなら、
見ないふりをした状況を、きちんと書き止めて置くんだね。
それを何度かくり返していたら、必ず見ないふり以外に、
何か別の方法がなかったかを考える機会になるから、やがて、
見ぬふりではない方法が必ず見つかるはずだ。
(中略)
相手の力が上で、かなわないと感じたら、踏み出すナ。
見ぬふりは誰もが一度ならず経験し、苦い思いをしているものだ。
その苦味を決して忘れないようにしておけば、それで十分だ。

▼2021年1月11日 中国新聞 くらし面
大人の門出に 能町みね子
「その瞬間の思い 記録して」

自分が今こう思っているという記録は何かにつけて残しておいた方が
絶対にいい。
ただの記録ではなく、こういうことがあってこう思った、
その瞬間の思いを。
それは後からでは絶対に再生できない。
人は必ず変化してしまうのである。
自分がどこから来てどうなったか、常に変化する自分を知っておくと
楽しい。


伊集院さんの文はじめ、原文のまま書き取りました。

どうやら最近のわたしの関心は
書いて残す、書き留めておくといった
「記録」にあるようです。

子どもの頃から日記を書くのも読むのも嫌いで、
苦手なことを以前、noteに書いたのですが、

そんなわたしでも、メルマガのあとがきだけは
臆せず、恥ずかしげもなく、
その時々にあったこと、思ったこと、考えたことを書けているのは、
自分のための「記録」でもあるからなのかもしれません。

noteに【しごび】過去記事を再掲し始めたのも、
2人の娘たちに育児記録らしい日記も映像も残せてやれなかったので
(母子手帳さえ満足に記録できてない!)、
せめてメルマガに書き残した彼女たちのことを、
見える形で残しておきたいと思ったことがきっかけでした
【しごび】の配信元であるまぐまぐ!でバックナンバーが閲覧できないため)。

今、読み返すと
自分で書いた文章でも
鮮明に覚えているものと
書いたことさえ忘れてしまっているものが
あります。 

だから、能町さんの言う通り
「その瞬間の思い」を書いて残しておかないと
永遠に再生できない場合もあるわけです。

そのくらい、自分ってあてにならないし
変わっていくということなんでしょうね。

#書く習慣

(2021年1月13日 VOL.3706配信 メールマガジン あとがき+
 週刊メルマガ より)

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